寿司の名店が消える

福岡市内にある寿司の名店と言えば「河庄」、関西で修行した高木健氏が昭和22年に西中州にオープン、多くの寿司職人が巣立って行った。

暖簾分けで独立した寿司店は、店名に「玉庄」「中庄」など、「庄」の字を用いることで、高木氏から指導を受けた証としていたと聞いている。

博多区中洲の「ささだ河庄」は、本店の料理長を務めた笹田輝男氏が、昭和55年に独立した名店であるが、後継者もいないところから、年内をもって暖簾を下ろすようだ。

「河庄」本店も後継者の問題から既に経営者は変わっており、河庄の味を守ってきた「ささだ河庄」が消える事は実に寂しい思いがする。



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老舗の後継者

日常生活がスピード化した現代は、創業して30年が経過すると、早くも自ら老舗と呼ぶ店舗も出てきた。

福岡市の中でも博多は、古くから大陸との交易が盛んに行なわれ、茶や菓子など伝来の地として、記念の石碑が寺の境内などに建立されており、今でも散歩の傍ら訪れる人も多い。 続きを読む