醒めた知事選挙

~26日告示~
 統一地方選挙の口火は、3月26日の知事選挙の告示で始まるが、4月12日の投開票日を待たずして、現職小川洋知事の当選が確定している。
選挙は再選が難しいと言われているが、小川洋知事は噂になるような派手な動きもなく、地道に職務を全うしており、非難する声が聞こえない。
地元西新小学校、百道中学校、修猶舘高校を経て京都大学法学部を卒業、通産省に入省して特許庁長官に就任、内閣広報官を歴任して知事に転身したもので、「県民幸福度日本一」を旗印に掲げている。
対抗馬は共産党の弁護士後藤富和氏、自民党を始め外の会派すべてが相乗りで、争点もあるのだろうが明確ではなく、現職の落選は万に一つもないだろう。
選挙が盛り上がらない証拠に、告示当日の選挙ポスターを貼る役目の事務所は人手不足で、手配してもなかなか人が集まらない様子、対立する共産党候補には悪いが、これほどのんびりした選挙も珍しい。
本来ならであれば、一足早い知事選挙に便乗して、県議会議員も選挙運動をするのだが、県会議員そのものに魅力が無いのか、今回は無風の県議選挙区も多く、早くも政令都市の県議定数削減が話題になり始めた。 続きを読む