公明党票の行方

地方組織から出発した公明党は、自公連立が始まって久しく、これまでの自民党にとって公明党の学会票は欠かせない存在だった。

ところが今年の東京都議会議員選挙から異変が見られ、今回の総選挙に影響が出ており、選挙上手な公明党も、「上手の手から水が漏れる」の言葉通り、35の議席を29に減らし話題になっている。

これまで公明党に投票してきた有権者は、暴走する自民党の歯止めとして、公明党を認めていたのだが、長年の自公連立で、公明党は「平和」の二文字を忘れたかのようだ。

これに気付いた公明党支持者の一部が投票を敬遠したようで、比例区投票数の減少となり、700万票の大台を割り込む697票にとどまった。