九州産交バスが起こした事故

粕屋町に本社を置く観光バス会社、㈲美風交通の大型バスと、九州産交バス㈱(熊本市)の大型バスの接触事故を巡り、不可解な裁判が行われている。

事故が起こったのは平成29年12月1日午前9時頃、JR博多駅筑紫口の貸切バス有料駐車場内において、停車中だった美風バスの右隣にいた九州産交バスが発進し、左折する際に美風バスのフロント右側に接触した。

美風バスは約200万円の修理費用が掛かり、一方の九州産交バスは左側面中央部のトランクルームが破損し、約120万円の修理費が掛かったという。

事故直後の警察の調書には、九州産交の運転手が「左側を確認していなかった」と証言していることが明記されている。

また、美風バスのドライブレコーダーに事故発生時の動画も残っており、Youtubeでも確認することができるが、動画を見る限りにおいて、美風交通のバスは完全に停車していて過失があるようには見えない。

https://www.youtube.com/watch?v=MMerSljPZBU

ところが、九州産交バスは保険会社と連名で、同30年6月、熊本地裁に120万円の損害賠償請求の訴えを起こし、現在係争中である。

H.I.S傘下の九州産交バスに取材を申し込んだが、全て保険会社に任せてあるということだった。

お互いに大型バスを所有するバス会社同士の小さな交通事故、裁判に発展するのは何か別の理由があるのだろうか。



続きを読む

福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

今週18日の木曜日、13時10分から福岡地裁の第105号法廷で、原告㈱グット・リンク(博多区)、被告㈱エヴァ(東区)との間で2年半ほど前から争われていた、損害賠償請求事件の判決が言渡される。

シルバー産業の市場規模は年々増加しているため、新規参入業者も多い。

競合を生き抜くため、被告の㈱エヴァ(東区)は、従来の介護用品レンタルから、住宅リフォーム分野に事業を拡大しようとしたが、共同経営者との間で意見の食い違いが生じた。

そこで朝倉や伊万里、諫早などの営業所と顧客を、共同経営者が新しく設立した㈱グット・リンク(博多区)に譲渡したが、佐賀営業所社員がエヴァからグット・リンクへの転籍を拒否したことでこじれてきたもの。

福岡地裁~今日の民事裁判~判決

~損害賠償請求事件~

本日1月19日午後13時10分から、福岡地方裁判所第107号法廷で、昨年秋から争われていた損害賠償事件の判決が言い渡される。
原告は医療法人福岡桜十字会、被告医療法人誠心会。


続きを読む