狙われたゼネコン幹部

~暴力団の仕業か?~
 福岡県は福岡県警を中心に官民一体となって、暴力団の壊滅作戦を展開しているが、組員が関与していると思われる発砲事件や、放火事件が後を絶たない。
2月12日午前2時頃にスーパーゼネコン、鹿島建設九州支店の副支店長自宅敷地内の、駐車していた乗用車に液体がかけられ、2人組によって火をつけられた事件が起こった。
過去に福岡県内において、放火や発砲事件が起きたケースは枚挙にいとまはないが、いずれも犯人が逮捕された例は極めて少なく、大半の事件は未だに解決されていない。
今回被害者となった副支店長は土木担当と言われ、鹿島建設が受注している土木の大型工事は、那珂川町で建設中の五ケ山ダムが思い出される。
工事は鹿島を筆頭にした建設共同体が受注し進捗しているものの、受注が噂されていた建設会社が外され、関係者を巻き込んだ事件が起きたことを思い出した。
だがこの工事に北九州の暴力団が関与している噂は聞かれず、またこれだけ暴力団取り締まりが厳しい時期だけに、手口は北九州に似てはいるものの、少し違うのではなかろうかという気がする。
自宅への放火ではなく、駐車していた個人の乗用車を燃やしたのは、何らかのトラブルが決着しておらず、解決を早める為の脅しのように思え、担当者が何らかの結論を出さない限り、事件は再発する可能性は高いだろう。 続きを読む