議員のセミナー

今年は例年に無く国会議員や地方議員の政経セミナーが目白押しで、出席する為の時間調整や費用の捻出に頭を痛めている時に、参議院議員の東京事務所から立派な封書が届いた。

確か福岡市近郊の市長選挙決起集会で、応援に来られた際に名刺交換を1度だけした記憶があるが、それ以外でお会いしたこともない先生だけに頭を傾げながら封を切ると、12月東京で開催するセミナーの案内で2万円の振込依頼書が入っていた。

その日名刺交換をした数十人のうちの一人へのセミナー案内に、さすが自民党大臣経験者、素晴らしい集金力と敬服した次第だ。

発起人には政界から安倍総理を筆頭に20名の幹部クラスが名を連ね、産業界から普段あまり聞かない団体の代表者約20名の名前が列記してあるが、良くこんな業界の企業団体があるものと、集めた議員先生の行動力に驚くばかりである。

これだけの発起人が名を連ね、不特定多数に案内状をばら撒けば、怪しげな人物が関与してくることが往々にしてあり、次なるマスコミのターゲットになるのではと心配だ。



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政経セミナー開催~空気が読めない国会議員

 先日福岡市博多区のホテルで、2期目に入った国会議員が行った、会費2万円の政経セミナーに出席したときの感想を述べてみたい。
会場の入り口には金屏風が用意されていたが、主催者である先生が1人で出迎える有様で、後になってから2人になったが、形式にこだわらないようで、和やかに会場に入ることが出来た。
主催者である国会議員は2期目とは言え新人だったが、後見人が立派な人だけに来賓は全国から参加、5人の来賓が手みじかに祝辞を述べて会は進行し、いよいよ主催者である国会議員の先生が登壇した。
真面目な国会議員の先生だけに慣れないのだろう、大学ノートに書いた原稿を持って講演を始めたが、内容はスクリーンを使って医療福祉や年金が主体で、出席者の年齢を考えると大事な議題ではあるが、業種を考えると誰も期待した内容とは縁遠い講演で、参列者の間からは小さなブーイングが起こっていた。
椅子席の講演会とは会場の作りも違い、義理で出席している人が大半で、また話の中身はどれも中途半端で時間だけが過ぎていく状態、関係者が合図を送ったが、おそらく気付かなかったのだろう、話は止まらず、本人の熱意は窺えたものの、失敗といって良いだろう。
帰りのお土産の紙袋の中に、カラー印刷された資料が1枚入っていたが、これも盛りだくさんのデータばかりで、文字が小さく読める状態ではなく、おそらく拡大してまで読む人は無く、大半が捨てられただろうと思う。
最後に登壇した前代議士で後見人は、短い時間だったものの、平和を訴える気持ちが、参加者の中に入ってきたのはさすがだった。

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