歯科矯正詐欺

福岡県には、九州大学歯学部、九州歯科大学、福岡歯科大学があり、他県と比較しても歯科医の数も非常に多い。
親が開業していれば地元に戻るケースもあるが、多くは元気都市福岡に留まり、開業する歯科医師も多く、福岡市内は非常に競合が激しくなっている。

その様な厳しい環境の中、今年はコロナウイルスの発生により、歯科医師や助手との距離も近く、口内治療や飛沫などでの感染を恐れ来院客数も激減、歯科医院の経営も厳しさを増している。

福岡市内にある歯科医院では、目立たない歯科矯正を売りに、モニター制度を設け患者の募集をしているが、どうにも怪しい匂いがする。

主にインターネットなどで宣伝し、「格安で歯科矯正が出来る」と謳っているが、先ず150万円を入金させ、その後検診を行ったうえで歯科矯正料金を60万円と決定、差し引いた90万円を3年間の分割で返すという仕組みのようだ。

毎月1回の診察が条件で、虫歯及び経過観察や矯正治療は別途料金が必要となっている。
毎月の診療を無断で休めば、返金が止まる可能性や、逆に毎月の治療費が高額になる噂もあり、どう考えても真っ当な歯科診療とは言い難く、大事な歯を人質に金を搾取する手法は詐欺とも言え、十分に注意する必要がありそうだ。



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歯科医師残酷物語

~多すぎる歯科医師~

 日本には医師会、歯科医師会、薬剤師会という、三師会なる団体がある。

数十年前まで歯科医師は全国で6万人と言われていたが、現在は10万人を超えており、特に福岡県は国立の九州大学歯学部があり、公立の九州歯科大、私立の福岡歯科大と3つの大学があり、他の県に比べ歯科医師は溢れている。

私学の場合は入学金も高く、大学によっては寄付もあり、6年間の在学中に最低でも3000万円が必要で、一般家庭の子弟ではよほど資産が無いと進学できないと言われている。

また卒業しても、研修期間を経て国家試験に合格しなければ、歯科医師として勤務することも出来ず、新たに開業するとなれば機械設備資金として数千万円が必要となるのは言うまでもない。

しかし、いざ開業しても患者が来るわけでもなく、開業資金を借りていれば返済も当然の話で、結婚していれば生活を維持する金額も必要、浪費家の妻を持てば金額も大きくなる。

東京では、ある歯科医師が1億数千万円の借入と、妻から日常的に「死ね」と罵倒され、精神的にもおかしくなり自殺、何らかの証拠があったのだろう、妻が自殺教唆で書類送検された事件が発生している。  続きを読む