沖縄選挙区

第24回参議院選挙は7月10日の投開票日に向けて、出馬した候補者は当選の栄冠を手にする為に、最後の力を振り絞って懸命に走っている。
九州地区の福岡は1議席増えて3人区となり、予定通り自民、民進、公明の候補者が当選する票数を確保したようで、1人区の佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島県選挙区においても、自民党候補者が圧倒的強さで、議席を確保する情勢になってきた。
問題は米軍基地を抱える沖縄県で、特に今年に入って米軍関係者が引き起こす事件が相次いで発生、県民の怒りを買って政権与党にとっては強い逆風が吹き荒れ、一進一退の戦いを繰り広げてきたが、まだ数日間は残ってはいるものの、自民党候補である島尻安伊子氏の落選が濃厚になっている。
安倍総理においても沖縄県を選挙区にしている、島尻安伊子氏を沖縄・北方担当相に任命するなど、配慮をしたものの本人の資質にも若干問題があったようで、就任当初より物議を醸し、マスコミの格好の餌食になっていたのも事実だ。
辺野古基地問題も解決しておらず、次々に起きる米軍基地関係者による事件を、地元紙が報じれば格好の宣伝材料になって、対抗馬である伊波洋一候補の票を増やすことになり、苦しい選挙戦を強いられているのも事実だ。
残る数日で62対35を逆転するには、よほどの神風が吹かない限りは無理、これで現職の沖縄担当大臣を落選させることになり、沖縄野党の面子も少しは立つだろう。


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