伊都キャンパス南口~「国際村」と商業施設

平成30年度で全面移転が完了する九州大学伊都キャンパス周辺では、学生向け賃貸マンションなどの建築が相次いでいる。

ただ、これまで工学部や農学部、理学部がある伊都キャンパスウエストエリアには糸島市側から直結するルートが無く、泊地区に居住する学生や職員は、福岡市側にある正門まで遠回りして、センターエリアを経由してウエストエリアに通わなければならなかったが、昨年10月に泊地区からウエストエリアまでを結ぶ道路が完成、南ゲートが開通した。

これで通学時間は、遠回りの約30分から、わずか10分程度に短縮され、これを受けて、泊地区では新たな不動産開発が始まった。

泊地区は福岡市西区元岡から志摩町へ向う道路沿いにあり、地ビールで有名な浜地酒造・杉能舎を経て、元岡幼稚園を過ぎると直ぐに南ゲートがあり、そこから西側が泊地区になる。

この一帯、泊桂木地区24ヘクタールに民間主導で「国際村」、文字通り、留学生向け150戸の住宅と、外国からの研究者向けゲストハウス50戸の建築が開始されており、また新しく商業施設も建設される。

現在は水田が広がっているが、数年後は新しい街並みに変身していることだろう。