清水の下請け除染廃棄物の不法投棄で警察が捜査

福島第1原発事故で発生した除染廃棄物の処理作業を請け負った、大手ゼネコンの清水建設、その下請け企業の「株式会社 相双リテック」(福島県いわき市平字4丁目18番地 いわき相双ビル 代表取締役会長 塚本泰英氏)が、同事故で出た除染廃棄物を指定地域外の土地に埋めていた。
不正に処理していた事が判明した同社は、これらの除染廃棄物処理の仕事で年間売上高は105億円に上り、一般企業の常識では全く考えられない利益を計上している。
マスコミの取材を受けた同会社の会長は「そんな事実はないと思う」としているが、今後は刑事事件に発展する可能性が高い。

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災い転じて福?・・・・大成建設

福岡市の空の玄関、福岡空港は滑走路を増設するため、空港ビルの移転工事が進められているが、当初から本命は、旧空港ビルを建築した大成建設といわれ、実際に落札したのも大成建設だった。

ところが、発注側の思惑とは異なっていたためか、設計変更などで値下げ交渉を迫る一方、水面下では清水建設と綿密な打ち合わせを行い、価格が優先することを理由に、落札した大成建設ははずされ、最終的に清水建設の受注となった。

一方、陥没事故が発生した七隈線延伸工事は、過去の実績から清水建設が本命だといわれていたにもかかわらず、公示価格が低かったため、泥水を被らないよう、清水建設は上手く逃げたようだ。

発注側の福岡市も、コンサルタントと事前に折衝して掘削工法も変更、かなり安い金額で入札を行ったが、如何なる撒き餌に踊らされたのか知らないが、3つのJVの中で、大成建設JVが落札、釣り上げられた。

大成建設にとって福岡は鬼門のようで、困ったときの神頼みではないが、何らかのお払いでもしないことには、さらなる大きなミスが大成建設を襲ってくるかもしれない。 続きを読む

麻生・古賀の戦い~同日・同時刻に政経セミナー開催

自民党元幹事長で筑後選出の古賀誠氏と、後継者である藤丸敏衆議院議員の政経パーティーが、7月6日午後6時からホテル日航福岡において、会費2万円で開催される。
一方同日同時刻には、福岡市長である高島宗一郎氏が副総理兼財務大臣、金融担当大臣の麻生太郎氏を来賓として招き、内閣総理大臣夫人の安倍昭恵氏をスペシャルゲストに、市政報告会をホテルニューオオタニにおいて、会費1万円で開催すると言うから面白い。
7区選出の衆議院議員である藤丸敏氏が一人では、集客に自信が無かったのか、後ろ盾である古賀誠氏との連名で行うのだが、今回はどれだけの人が集まるのか、多くの人が注目していると言っていいだろう。
古賀誠氏の支持者は選挙区だった、筑後大牟田地区だけに止まらず、福岡市内を始め、佐賀方面からも多くの支持者がバスを仕立て、パーティーに参加していたのをこれまで見てきただけに、非常に興味を持って参加するつもりでいる。
元幹事長であり、福岡の建築業界にも太いパイプを持っていた古賀誠氏だったが、先日入札が行われた福岡空港のビル建設入札においては、大成建設を推していたものの、最終的に清水建設JVに取られた。
どの様な力関係が作用したのか定かでないが、古賀誠氏が引退して勢力地図が変わったのは事実である。

 

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泥水建設~汚れる空港ビル

福岡の空の玄関口である福岡空港は、飛行機の離着陸が限界に来ており、新たに滑走路を1本増やすことで、効率化を考え計画が進められている。
滑走路増設の前に既存の空港ビルを移転しなければならないが、空港利用者ための駐車場の建設が終わってから、本格的な空港ビル建設が始まるが、スーパーゼネコンの大成建設と、清水建設がそれぞれ頭となってJVが組まれた。
大成建設4社JVに対し清水建設は3社JV、この2つのグループで入札したが、大成建設JVが清水建設JVより約20億円安い、450億円前後で落札したと言われている。
落札後は大型物件だけに、設計事務所を交えてVE折衝、簡単に言うと値引交渉、が始まり、10日前後の日数を要し設計事務所了承の下に、施主に対する提案書が提出された。
ところがこの提案書を叩き台にして、施主と清水建設が設計事務所を外して、別途に水面下で40日間の時間をかけて、価格交渉が行われたとの話が、漏れ聞こえて来たから問題である。
勝ち負けを決めるジャンケンで、相手が出した後に出せば絶対に勝てることから、公平さを欠く後出しジャンケンは違法とされてきた。
悪しき談合華やかりし頃でも、業界担当はルールを守り、この様な汚い手は使わなかったものだ。
スーパーゼネコン清水建設の矜持と良識は、一体何処に行ってしまったのだろうか。


 

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空港ビル~400億円の工事に異変

公共、民間を問わず大型工事には談合が付きもので、かつてはゼネコンの業界担当者が群がり、談合の腕を競ったものだが、最近は営業のルールを知らない社員が増え、何でも有りの激しい営業合戦が繰り広げられている。
かつては入札の前に談合が行われ、それまではあらゆる汚い手を使って営業するが、チャンピオンが決まり入札が行われると、負け組は潔く諦め次の獲物を求めて走り出したものだ。
福岡空港ビルは国交省の縄張り内で、数年前まで自民党の重鎮で実力者だった、福岡県筑後地区選出の古賀誠氏の独断場であったが、最近は現役を引退し勢力が弱まったのか、現在進行している空港ビルの建設では、入札後も未練たらしく清水建設が営業を続けている。
入札では大成建設が落札した情報を聞くが、清水建設は大成建設が設計事務所を交えて作成し提出したVE案の資料を入手し、施主と更に交渉している情報を聞く。
今回は新築部分だけでなく改装部分も含まれており、確か改装部分の元施工は大成建設だったはずだ。
一寸先は闇と言われる政治の世界だけに、政界も若手が力をつけ新旧の交代が進んでいるようだが、その若手を担いだ上での清水建設であれば、先見の明がある素晴らしい営業力となるのだろうが、これで契約に到るまでさらに一波乱起きそうな雲行きになって来た。


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山口銀行~未だ院政続く

地方銀行の再編が取沙汰される中、山口県下の第一地銀である山口銀行本店は山口市ではなく、同県経済を支える下関市にある。
山口県は安倍総理の出身地で、また過去には多くの総理大臣を輩出した土地柄だけに、山口銀行が何らかの縁で大手ゼネコンと密接な関係を持っていたとしてもおかしくはない。
山口銀行は支店などの工事を地元の建設会社ではなく、スーパーゼネコンの清水建設に発注しており、その関係が業界でも噂になるほどだ。
一方、地方銀行では頭取経験者などに、引退後も何らかの役職を与え、面倒を見ているケースが多いが、山口銀行も例外ではなく、10数年前に頭取を退いた田中耕三相談役が、未だ院政を振るっているとの噂を聞く。
そしてこの田中耕三相談役と清水建設の関係は、かなり長い年月にわたって培われており、引退した役員などを訪問して話を聞くと、次から次に疑惑の材料が現れ、話題は尽きないほどだ。
地元名門の下関ゴルフ倶楽部が、クラブハウスを建替えた工事にしても、清水建設が受注にいたった経緯は、かなり際どい話も伝わってくる。
福岡にまでこうした噂話が伝わってくるようでは、田中耕三相談役の力も衰えたもので、これ以上院政を続けるようであれば、晩節を汚すことになりかねないだろう。


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