M資金

8月15日のポツダム宣言受諾で、日本は連合国軍最高司令官マッカーサー元帥と、その総司令部・GHQの占領下に置かれた。
日本銀行地下金庫もGHQが管理することになったが、占領下の混乱の中でここから持ち出されたといわれる膨大な資金が、今でも詐欺事件の材料として利用されている「M資金」だ。
約50年前には当時の全日空大庭社長が3000億円の融資詐欺で騙され、東急電鉄事件では兆の単位の融資申込書が出回ったこともある。
こうした資金に関しては必ずといっていいほど、皇族の末裔と呼ばれる怪しげな人物が登場し、一般庶民には縁遠い雲の上の話として煙に巻かれことが多いため、過去に一度だけだが、宮内庁儀典部に問い合わせしたこともある。
ただ最近のM資金問題は昔に比べるとひじょうに小粒化しており、元横綱の朝青龍が騙されたM資金は2億円規模だった模様。
こうした中、最近もM資金の話が出回っているようで、信用金庫の代表や地銀の役員の名前などが取り沙汰されており、今年の人事で辞任した中に、数名が含まれている噂も聞かれ、もう一度人事を見直してみると、思わぬ人名が浮上してくるのではないだろうか。
週刊誌のネタとして登場する日も近いことだろう。


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市場縮小~リストラ

先日聞いた話だが、新入社員諸君は男女を問わず、パソコン操作に慣れてないそうな。
え?、いまどきの若い衆は、スマートフォンをしょっちゅういじっているから、そういうことはないだろうと思ったのだが、わからないことやゲーム、メールなどでスマホを利用するものの、パソコンで文章を書いたり、グラフを作成するケースはほぼ皆無であることから、パソコン操作にはなれてないという。
だからというわけではないのだろうが、パソコン市場が縮小しており、東芝と富士通、それとソニーから分社したVAIOが目指した経営統合は、その後の「成長戦略」が見通せないとしてご破算となり、また“インテル入ってる”で有名な半導体最大手のインテルも、10万7300人の社員を最大で1万2000人削減する計画を発表した。

ところで先日から話題になっている「天神ビッグバン」は、天神地区のビルを建て替えれば、建物の容積率や融資利率などで優遇してくれるというもので、これを機会に天神地区の古ぼけたビルを建て替えましょうよ、そうすれば街並みがきれいになって、観光客もたくさん誘致できますよ、景気がよくなりますよ、というのが根本的な目的。

田中角栄が話題になっている。
高度成長華やかりし頃、つまり消費すること、修理せずに使い捨てること、古くなったら新しいものに買い換えること、これが美徳と思われていた頃の、景気上伸の代名詞のような人物。

タンス預金などせずに、消費しましょう。
3万円の給付金も使いましょう。
お金は天下の廻りモノだからドンドン使って、回しましょう、ということなのだろう。
そうすれば、景気がよくなる?・・・・・・・かもしれない。