JR九州住宅・決算書再提出

JR九州住宅が、監督官庁に提出した平成31年3月期の決算書類に空欄箇所や計算が合わない等の不備があり、再提出を命じられている。

JR九州グループは連結決算で、内部監査に加え監査法人が子会社の書類をチェックしており、官庁に提出する書類にはその内容を転記するだけで済むはずだ。

このような初歩的なミスを犯すことは通常考えられないのだが。



続きを読む

監査法人の体をなしてない?~金融庁が処分!

かつて、弁護士と公認会計士の資格試験は難しい試験の代名詞のように扱われていたが、弁護士はご存知の通り、門が広がった。公認会計士は別だろうと思っていたが、そうでもないのかもしれない。

7月2日、金融庁は公認会計士・監査審査会が今年1月30日検査し、行政処分を講じるよう勧告を受けていた、監査法人セントラル(東京都千代田区)に業務改善命令を下した。

処分を下された理由をみると、びっくりするほどレベルが低過ぎる。

公認会計士・監査審査会の勧告書を抜粋すると、
① 監査法人セントラルの社員は、担当する監査業務の報酬や費用を担当者が管理し、また他の社員が行う監査業務にはまったく関与しない。さらに統括代表は持ち回りでリーダーシップを発揮出来ていない。
② 監査実施者のレベルアップのため、必要な研修受講を行っておらず、品質管理のシステムが機能していないため、品質管理体制が極めて不十分。
③ 各社員は前年通りの監査を実施していれば、大きな問題は発生しないと考えており、提供された財務諸表は無批判に受け入れ、言うがままに処理するだけで、監査の基準に満たないものが広範囲に多数存在する。

簡単に言うと、監査法人としてのレベルではない、ということだ。
まだ営業しているのだろうか。


 

続きを読む