高島市長の集い

 投開票日まで残り少なくなった10月最後の日曜日、26日の18時から、高島市長の資金集めパーティーが中央区のホテルで開催された。

1万円のチケットは、現職の福岡市長が主催しているだけに、あらゆる業界を通じて販売したようだが、用意された椅子席は空席が目立ち、満員御礼の状態には至らなかった。

このパーティーは、選挙戦終盤で急に計画されたようで、式次第はマンネリで新鮮味がなく、若い高島市長だけに多くの若者が手伝っていたが、なぜだかわからないけれども、福岡の若者とはちょっと違う印象を、訪れた人たちは感じたようだ。

若い男性を中心に全員がお洒落をして、会場の世話をしながら大きな声で挨拶をするのは好感が持てるものの、居酒屋で挨拶を受けている雰囲気で、従来の政治家のパーティーとは一味違った集まりだった。

予想はしていたものの、若干品の無い口調の麻生副総理と高島市長のトークショーが中心で、閉会挨拶は女性問題でヒンシュクを買っている市議会議員だった。

人柄が良く、義理で出席している自民党県議会議員は2人の姿を見たものの、市長選挙のための市長主催のパーティーであるにもかかわらず、市議会議員の姿はほとんど見られず、噂のある市議だけが出席していた。

福岡で生まれ育ち、福岡を愛する、郷土愛に燃えた人物を、福岡市長として選ぶことが、福岡市に住む市民の務めでもあり、恩恵を受ける自分の為でもある。

お粗末~福岡市議

~来年の統一選挙が面白くなって来た~

 福岡市長選挙は現職の高島宗一郎候補が、優位な立場で選挙戦をリードしていると思い、支援者の誰もが当選を疑わない。

ところが推薦した会派の市議会議員の先生方は、当選した暁に何かが起こることを予測して、誰も選挙事務所には顔を出さないように努めているかのようだ。

また市長選挙のトバッチリを受けて、高島宗一郎市長の良き理解者で、強力な支援者である市議会議長の森英鷹議員について、議会内である噂が流れ出しており、議長職を続けるのが危うくなっているようだ。

2年で議長職を後輩に譲っていれば、今回のようなことは起きず、来年4月の統一選挙でも、議長経験者として上位で当選していたことは確実だったはずなのだが。

しかし先輩議員の忠告を聞かず議長職に拘ったため、先輩議員はサジを投げて役職を辞任、後輩議員も一人二人と離れて行き、今では孤立状態で他の会派からも非難の声が聞かれ、自民党離党の噂さえ流れ始めた。

この他にも、市長のお友達と言われている若手議員の中には、危険ドラッグから最近は大麻に手を出しているとの話に発展し、議員活動において遅刻や欠席が相次ぎ、地元行事にもあまり顔を出していないようで、噂は噂を呼んで広がり、来年の選挙が危ぶまれている。

特に地元の評判は最低で失格の烙印を押され、逆に遊び友達と目されている市長の評判にも影響が出始めている。


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代理戦争

~福岡市長選挙は麻生対古賀の覇権争い~

 福岡市が整備する公共工事は、予算獲得などの問題に関して、前回選挙で引退した自民党の古賀誠代議士に、諸々の相談を行っていた形跡がうかがえる。

特に福岡市が発注するインフラなどの土木工事は、古賀誠代議士の影響力の恩恵に浴していたと言って過言ではないが、新しく就任した高島宗一郎市長は常に中央に目が向き、副総理である麻生太郎代議士への相談件数が増えたことで、従来のラインだった局長や部長クラスの利権が減ったのは事実だ。

当然こうした新旧ラインは市役所人事にも影響し、日の当たる新ラインを横目に、旧ラインは北別館グループとして追いやられたことで反高島となり、今度の福岡市長選挙では前市長だった吉田宏陣営に走っている。

また高島宗一郎市長と麻生太郎副総理の間に、北九州市を地盤とする中村昭彦県議の思惑が入ることから、自民党福岡市議団の反発は強い。

北九州グループが高島陣営の応援に入り当選すれば、論功行賞を求めるのは当然で、前回の選挙と同じ様に副市長ポストなどを要求することもありそうだ。

そして今回は福岡県警が工藤会壊滅作戦を実施中だけに、難を逃れるため暴力団の企業舎弟やフロント企業が、一緒に進出してくる可能性がある。

今回の代理戦争は既に始まっており、取材のために週刊誌記者が来福するとの連絡が複数入っている。

短期決戦だけに何かが起きるのは間違いない。

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福岡市長選挙~1人脱落

~頭山晋太郎氏が立候補を断念~

 11月2日公示、16日投開票の福岡市長選挙で、いち早く出馬を表明していた頭山晋太郎氏(37歳)が、関係者と協議の結果、立候補を断念したことが判明した。

福岡市長選挙は投開票日まで残り25日と、既に1ヶ月を切っているにもかかわらず、福岡市議会が会期中であることも手伝ってか、市議会議員の先生方の動きは鈍く、盛り上がりに欠けていると言っても過言ではない。

高島宗一郎市長は当選してから、福岡市議会を軽視した言動が目立ち、今回推薦した市議会議員の中には、踏み絵を踏まされた感覚を引きずっている議員も多く、真剣に選挙運動を行っているとは言い難い状況が続いている。

大濠公園近くの選挙事務所を訪ねても、本来事務所に常駐しているべきOB議員も不在、空回りの状態で時間だけが経過している。

一方で高島宗一郎市長を取り巻く相関図が出回っており、真偽のほどは定かでないものの、危険ドラッグの使用を噂されている市議会議員の話が面白おかしく広がっているため、自民党市議団会長が問いただしたところ否定したと聞いているが、噂が沈静化する気配は無く、逆に広がる一方だ。

前回市長当選直後に離婚した高島宗一郎市長は、若いだけに飲食を共にして遊ぶ取り巻きのメンバーも若く、また言動が軽いことから、さまざまな噂の根源になっているようだ。

危険ドラッグ

~なぜ?今頃になって逮捕?~

 天神暴走事件は2月の発生だったが、11月に福岡市長選挙がおこなわれる10月になった今頃になって、なぜ運転手が逮捕されたのか、首を傾げる市民が多い。

福岡市長選挙に立候補した、自民党推薦の高島宗一郎候補の選挙事務所では、18日土曜日の午前8時から、福岡市を地盤とする国会議員を筆頭に、関係議員が集まって選対会議が開かれた。

選対本部長には自民党福岡県連会長である松山政司参議院議員が就任し、エリアや業務分担を明記した上で、支援する議員が名前を連ねた組織図が完成した。

ところが出席した全議員の心の片隅には、以前からくすぶっていた危険ドラッグに関する候補者の噂が消えず、当選した後の警察の動きを心配する不安感が、どこかにあるのを打ち消すことは出来なかったようだ。

選対事務所に入った福岡市議会議員の中には、反高島派を公言する議員も含まれており、決して一枚がんとは言い難い組織になっている。

福岡市幹部に対して、福岡県警は一切の情報提供を禁じる通達を口頭で指示したことを、多くの議員が気にかけており、さらに8ヶ月が経過した今頃になって天神暴走事件の被疑者逮捕が、噂に拍車を掛けて広がっているのは確かだ。

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福岡市長選挙・五番目の候補者現わる

~自民党福岡市議団~再び分裂か~ 

 

福岡市の自民党市議団は与党第一党の会派として、現職の高島宗一郎市長を結束して推薦する事を決定したものの、森議員の議長選出を巡って生じたしこりが未だに尾を引き、すっきりしていなかったことも事実である。

9日の本会議において、共産党の中山いくみ議員の質問に対し明確な回答が出来ず、100条委員会の提案も出されたことから、与党会派の中にも風が吹き始めた。

今期限りで引退する噂が流れている自民党ベテラン議員から、「文句があるなら、出て行く覚悟でものを言え」との強気の発言が聞かれたものの、身内である自民党議員が近く離党して、5番目の候補者として福岡市長選挙に出馬する噂が漏れ聞こえてきたが、どうなるのだろう。

五番目の候補者は、福岡市生まれで地元有名高校出身だけに、ОBを中心に強力な布陣を敷かれることが予想され、今度の市長選挙は現市長と前市長を交えた三つ巴の戦いになり、真実と嘘が入り混じって混沌としてきたのも事実だ。

今回の新たな立候補者の出現で、漁夫の利を得るのは誰なのか、推理小説を読むよりもますます面白くなって来た。

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