去年7月1日の放火は否認?

今年2月2日深夜、福岡銀行薬院支店の新築工事現場周囲に置かれていた、プラスチック製フェンスに火を付けたとして、2月22日逮捕された前田宏太被告の第1回公判が、4月22日10時45分から福岡地裁第5号法廷で開かれ、前田被告はこれを認めた。
そして裁判官が被告弁護士に「弁論はありますか」と尋ねたところ、弁護士は逆に質問。
「(今回の裁判は2月2日の放火事件で起訴されたものですが、)追起訴はあるのでしょうか。また何時頃。それにより弁論が変わりますので」。
裁判官から質問を投げかけられた検察は、
「両方とも未確定です。5月末までには確定したい」。
ということで、
次の裁判は6月18日13時30分に開かれる。

つまり、昨年7月1日深夜に発生した火災の犯人は、まだ逮捕されていないと言うことだ。
前田被告は否認しているとも言われている。 続きを読む

放火~2度あることは3度ある~

昨年夏に新築開店の予定だった福岡銀行薬院支店は、引き渡し直前に工事現場で火災が発生、消火作業の影響により水と煙で内部の傷みがひどかったことから、建物はスケルトン状態に戻して内装を全面的にやり直していた。
火災そのものはボヤで済んだが、煙による匂いは消えず、窓を開放しての工事が続き、引き渡しの目途がついたのか、4月13日(月)から新店舗で営業開始する旨の通知が、1月末に取引先に送付された。
ところがその移転通知を確認したかのように、2月2日深夜2時前後、新しい建物の裏側で可燃性の油がまかれ放火されたが、幸いに通行人が発見して大事に至らず、今回もボヤで済んだようだ。
昨年夏のボヤは建物内部への放火で、犯人と思われる女性の姿が防犯カメラに残っていたようで、その後ガードマンを増やして警備していたものの、建物外部に防犯カメラは設置されてなく、最初の犯人も逮捕されていない中での今回の事件であるため、余程の恨みがあったのかという気がする。
建築は五洋建設が請け負っているが、電気工事に関しては銀行推薦の業者が敬遠されて、一次下請けや二次下請けの問題で、同業者間での調整が上手く行っていなかったようだ。
そのため昨年の火災では、電気工事のミスとの説も流れたが、今回は外部に仮設の電気設備があるにも関わらず、そこへの放火ではなかった。
2度あることは3度あるの例えがあるように、引越しの時など関係者はくれぐれも用心する事だ。