避難民への対応

昨日 ウクライナからの避難民が政府専用機で日本に到着し、メディアも中継を交え政府の対応を好意的に報じた。
実際に戦火を逃れた人々が来日するのを見ていると、つくづく対岸の火事ではないと気づかされる。

ただ、今回の特例措置に相応の評価がある一方で、従来の難民政策とは雲泥の開きを指摘する声もある。
「避難民」と「難民」、定義が違うという理由かもしれないが、かなり手厚い。
仮定の話だが、アジアの大国が隣国に侵攻し 避難民が出た場合も、政府専用機で日本に連れてきて教育や就労の支援までするのだろうか。

スリランカ人のウィシュマさん事件に象徴されるように、これまで政府がアジア系、中東系、アフリカ系の外国人に対する扱いを思うと、将来の全ての避難民に対して こうした手厚い対応を施すことは想像できない。

政府は今回の対応が避難民に対する前例となることを覚悟しなければならない。
同時に、我が国が取ってきた移民政策にも 影響を及ぼすかもしれない。