海上自衛隊・一等海佐

今月2日、海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が日本の国益を守るため、心配顔の家族に見送られ、絶対安全という保証のない中東に向けて出航した。

命懸けの自衛官がいる一方で、副業で女性向けデリヘルを十数年間営業していた海上自衛隊の幹部がいることが週刊誌で報じられた。

防衛省は慌てて対応し、記者発表をしたようだ。

既に氏名も公表され、階級も一佐、艦長経験のエリートであり、数ヵ月後には定年を控えていたという。

法令違反が認められれば懲戒免職も考えられ、地位も名誉も一瞬にして失う教科書のような一例である。

だが、これは一自衛官の私的な問題に留まらない。

勤務で乗船していた艦船の航路や日程などの情報が、関係した女性を通じて外部に漏れていた可能性もあるようで、自衛隊の監察組織の緩さを露呈しまった事件とも言える。

ネットの怖さ~稲田防衛大臣

お盆の終戦記念日を迎える時期の、恒例行事となった感があるのだが、国会議員、特に国務大臣の靖国神社参拝が国内外の耳目を集めており、今年は安倍内閣の女性大臣で、後継候補の一人でもある稲田朋美防衛相を、マスコミはターゲットにしていた。
だがそこは十分に認識していた首相官邸は、トラブルが起こる前に、ソマリア沖海賊対策のためアデン湾に派遣されている、自衛隊員を激励するためとの名目で、8月13日から16日まで、稲田朋美防衛相のジブチ訪問を企画し発表したが、その日程表は実にお粗末だったと、マスコミ関係者は笑っている。
国内に居て、8月15日の靖国参拝で過激な発言をされても困るし、参拝を見送るにしても本人の面子があるだろうと考え、急遽決定した海外出張というのが真相。
海外に派遣されている自衛隊員を、稲田防衛相が激励する公務であるが、ニュースで伝えられた成田空港での出発時の大臣の服装は、海外へ遊びに行ってくる民間人女性の服装と変わりはなく、あの格好では受け入れる側もさぞ戸惑ったことだろう。
芸能人が慰問に行くのとは違うのだから、それなりの常識ある服装で行動して貰いたいもので、テレビを見た人の多くが批判の声を上げているようだ。
おそらくこの様子では、竹島や尖閣諸島の中国船舶、北朝鮮のミサイルなど、問題が山積みしている時期だけに、いずれ何らかの失言ないしは暴言で、辞表を出すことになることだろう。


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