薬袋(見ない)と呼ぶ

時代は戦国時代に遡るが、甲州の武将である武田信玄公が戦のために行軍中、薬を入れた鹿の皮袋を落とした際、たまたまその薬袋を拾った農民が陣中に届ける一幕があった。
武将の一人は袋の中に入っている薬によって、武田信玄公の病気が敵に知れる事を恐れ、直ちに処刑することを進言する。
しかし、それを聞いた武田信玄公が、薬袋の中身を見たかと農民に問うと、一言「見ない」と答えたので、命を助け名字帯刀を許した由来から、珍しい苗字である「薬袋(みない)」姓が今も存在し、子孫が国内に数件あると聞いている。

安倍総理の病気に関しても、7月に安倍、麻生会談が行われた際に、8月の病気による引退は決まっていた様だ。
この2人にとって過去の様々な経緯から、石破氏には絶対に政権を渡したくない思いがあり、一方で譲りたい岸田氏の人気が余りにも低いところから、菅氏の株が急上昇した模様。

既にマスコミは二階派からのリークでもって菅氏の出馬を報じ、自民党の挙党態勢で大勢が菅氏に傾けば、石破、岸田両氏の総理大臣の目は遠のくだろう。

ご祝儀相場で自民党の支持率が回復すれば、早期の総選挙になる可能性が高く、既にスケジュールの最終調整に入ったとも言われている。

9月15日 自民党両院総会~新総裁決定
9月18日 臨時国会召集~首班指名・組閣
9月25日 衆参本会議 所信表明
9月28日 衆院本会議 代表質問 衆議院解散
10月13日 衆院選公示
10月25日 衆院選投開票



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先日の総選挙 ~ 投票こぼれ話・その2 出口調査員編

今から20年ほど前、初めての小選挙区選挙で、子どもが通っていた小学校の体育館にしつらえてあった投票所から出てくると、左腕にNHKの腕章をつけたお兄さんから呼び止められ、出口調査というものを初めて経験したことがある。

今でこそ選挙のたびに、出口調査が期日前投票所の玄関前で行なわれており、当落予想の重要な資料となっているが、当時はまだそれほど重要視されてなかった様な気がする。

その重要な出口調査は、TV各局が独自でやっているはずで、県内選挙区の投票所は数が多いから、アルバイトした人はいないかな~と思いながら探したところ、身近におられました。

で、お話を伺いましたところ、某民放TV局の仕事で、4つの小学校区、つまり投票所4ヶ所を担当された様子。

20年近く前に取材された出口調査は、担当者から質問された回答を、担当者が自分で用紙に書き込む形だったと記憶しているが、某民放局のやり方は、①アンケート用紙に自分で記入した貰う方法で、また②アンケートをお願いする際は、必ず3人から4人、間を空けてお願いする、そして③1つの投票所で45名以上の方々に書いて貰い、数時間おきの定時に、放送局に直接報告するというのが責務だったようだ。

お願いして断られるケースもありましたけど、それこそ出口調査という言葉がニュースでよく流れていましたので、声を掛けられるのを待っておられた方々も多かったという。

ちなみに、アルバイト料は、前回の立会人の方よりも、2割ほど高かったようだ。