若い力に期待・県議補選(八女市・八女郡選挙区)

4月2日告示、4月11日投開票の 県議補選(八女市・八女郡選挙区)に出馬を表明している新人の栗原悠次氏(44)にお会いしたが、たいへん好感の持てる青年だった。

今から25年ほど前、八女農業高校在学中には「(矢部村の)村長になりたい」と語っていたと聞く。
卒業後は東京農業大学へ進学し、農学博士の学位を取得、その後 八女市に戻り、実家の製茶業に励む傍ら、商工会やJA、消防団、観光協会等 地域活動に積極的に取り組んできた。

ここ数年で地元の矢部村は過疎化が進行し、地域の担い手が急減、危機感を 強く肌で感じるようになった。
また、緑茶消費の減少による茶価の低迷で、離農者が増えており、八女地区の農業を何とかしていかなければならないと思ったという。
このチャンスを生かして、県政に対し、自らの言葉で 中山間地域の危機、農業の現状、災害対策等を訴えていきたいと、熱く意気込みを語ってくれた。

思いの強い人こそ政治家になるべき、必ず県政に新しい風を起こしてくれると思った。 

選挙は戦争だ

東京都知事選は自民党公認ではなかった、小池百合子氏が当選したが、知名度などに欠けた自民党公認候補が劣勢だったことから、小池百合子候補を自民党議員が応援するのを阻止するため、東京都連は自民党関係者にかなり厳しい通達文書を配布し話題になった。
だが流れを読むことが出来なかった、都連の幹部は石原会長を筆頭に辞任の憂き目に会い、一方で小池百合子氏を応援した若狭勝衆議院議員は、「厳重注意」という口頭での軽い処分を受けただけで済み、その上で東京10区補選の公募にも応じる考えを表明した。
それに比べると福岡6区は不透明だ。
鳩山二郎氏と蔵内謙氏ともに事務所開きを既に終え、まだ投開票日までに1ヶ月余りを残してはいるが、世論調査の数字は鳩山二郎46.1%に対して、蔵内謙氏は17.5%。
この差をどうやって埋めるのだろうか。
9月17日・土曜日に、福岡で政経パーティを開く麻生太郎副総理は、翌18日・日曜日に久留米市へ乗り込み、現在は引退しているものの、7区選出の古賀誠氏と二人揃って、地元議員から陳情を受け付ける会を開催するようだ。
蔵内謙氏の選挙事務所では国会議員の秘書を招集し、企業団体の推薦状集めを指示したものの、肝心の事務局長は議会が忙しいのか不在だったと、不平の声も聞かれるから面白い。
福岡県連推薦候補者の父親で実力者の蔵内勇夫氏に対し、義理で顔を出している地方議員も多く、誰も真剣に選挙活動をしていないとまで言われており、改めて「面従腹背」という言葉の意味を認識させられた。
トップダウンでここまでゴリ押ししたにも関わらず、万が一にでも蔵内謙氏が落選することになれば、いったい誰が責任を取るのか、早くも魔女狩りが始まったという話も聞く。


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世論調査~鳩山二郎46.1%

福岡6区衆院補選で自民党福岡県連が、党本部に公認申請している蔵内謙氏の支持率があまりにも低い為、党本部は9月3日と4日に3度目の世論調査を行なった。
結果は
鳩山二郎  46.1%
蔵内謙   17.5%
新井富美子 14.6%
小林解子   4.6%
だった。
1回目および2回目と変わらない数字が出て、関係者も発表を躊躇しており、今日7日に急遽、麻生副総理と自民党選挙責任者の古屋氏との会談が行なわれるようだ。


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福岡6区・最新情報~3度目の世論調査

鳩山邦夫氏の死去に伴う福岡6区の補欠選挙で、自民党福岡県連の選考委員会は県連会長である蔵内勇夫氏の子息、参議院議員秘書の蔵内謙氏を候補者に決定、自民党本部に公認申請を行なった後、選挙事務所を開設したにもかかわらず、何の音沙汰も無いため、地元の関係者は苛立っている。
自民党本部が行なった過去2回の世論調査では、トップが鳩山邦夫氏の次男である鳩山二郎氏、県連が推薦してきた蔵内謙氏との差が余りにも大きいところから、本部で協議が重ねられ、都知事選の二の舞は避けたい考えから、決定が遅れているのが事実だ。
だが地元福岡県連の意向を無視できない自民党本部は、補欠選挙にしては珍しく、3度目の世論調査を9月の3日と4日に行ったが、結果はまたしても鳩山二郎氏のトップに変わりがなく、正式な発表をためらっているようだ。
内部から漏れ聞こえてきた情報によると、この世論調査でも鳩山二郎氏は半数近い数字をキープしており、今回は蔵内謙氏が2位につけたものの、4位の共産党候補が立候補を辞退し野党統一候補が誕生すれば、最下位になる可能性が出てきた。
明日、7日になればマスコミ各社も情報を入手し、正確な数字を発表するだろうことは間違いなく、鳩山二郎氏の「弔い合戦」の勢いに拍車が掛かり、選挙事務所にも弾みがつくだろう。
その一方で久留米市の自民党県議会議員は、市議会議員と有権者から恩を忘れた議員とまで言われる始末で、立場が大きく揺れ始めてきたようだ。


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福岡6区補選~自民党本部の考えが変わった?

小池百合子東京都知事の後任を選ぶ東京第10区の衆議院補選以上に、大手マスコミが注目している福岡第6区の補選は、自民党公認を福岡県連が公募の上で推薦を決定した国会議員秘書の蔵内謙氏と、大川市長の鳩山二郎氏が争っているが、自民党本部が独自に収集したデータによれば、鳩山二郎氏の評価が蔵内謙氏を大きく上回ったようで、昨日8月23日から党本部の大勢は鳩山二郎氏に傾いているという。

福岡6区について、以前の記事は以下の通り。
「過熱する福岡6区~鳩山二郎氏の立場」
「福岡6区の補欠選挙」
「福岡県第6区」


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