福岡銀行と西日本シティ銀行が合併!~根も葉もない話?

 ギリシャ問題と上海株の乱高下、またかつては日本の家電業界を代表していた東芝が、内部告発で不正経理が発覚し、企業の存在価値すら危ぶまれており、何が起きてもおかしくない、暑い毎日が続いている。
金融業界でも都銀の再編成が一段落したものの、今後は日本の人口が減少に転じて地域経済低迷が必至ということで、九州においても鹿児島銀行と肥後銀行が合併するという、地銀の再編成が始まった。
地域に密着すればするほど、本来の金融業務における収益は悪化し、保険や証券に加えてリース分野にも進出しても、辛うじて収益性が確保できる程度で、苦労した経営が続いている
九州各県においても地銀、第二地銀が、地域に根付いた営業を行っているが、生き残りを賭けて激しい戦いを演じているのが実情で、今後は勝ち組と負け組の、色が鮮明になるだろう。
元気都市である福岡市には地銀の雄である、福岡銀行と西日本シティ銀行の両行が、本店を構えて凌ぎを削っている。
福岡銀行は次々に大型の中核店舗を建設しているが、西日本シティ銀行は会長の蔵書を行員が利用できるように、図書室を兼ねた福利厚生施設を、70億円内外投じて中央区鳥飼に建設しており、両行共に余裕を持った経営振りである。
ところが誰が発信元か定かでないものの、両行の合併話が水面下で流れ始めており、一般行員は噂の真偽を確かめている。

 

 

第一ゼネラルサービス

~東京で業績拡大~
 北九州市が発祥での地で、全国各地のタクシ―会社を吸収合併し、保有台数日本一の第一交通産業が経営母体となって発足した会社である。
24時間年中無休で働くタクシーが稼ぎ出す日銭は、金融機関にとって非常に魅力的で、第一ゼネラルサービスはそうした資金を背景に昭和50年4月、事業資金の融資を目的に発足した金融業者だ。
メイン銀行は西日本シティ銀行で、代表取締役吉田邦宏氏も同行の出身、不動産デベロッパーへの融資が多く、設立当初は不良債権の発生もあったようだが、最近はかなり手堅い経営を行っていると言われている。
将来の株式公開を目標に業容を拡大、最近は東京での営業開拓が功を奏しているようで、かなり収益率もアップして業績も向上、今期はさらに利益が見込まれているようだ。
このように企業業績は順調で問題は無いと思われているのだが、最近良く聞かれるのが代表の評判で、今まで聞かれなかった個人の情報が余りにも多方面から入ってくるため、何かあるのではと逆に勘繰りたくもなる。 続きを読む

久保田文庫~西日本シティ銀行10周年記念館

旧西日本銀行と旧福岡シティ銀行の合併で、西日本シティ銀行(福岡市博多区)が誕生、今年10月1日で10周年を迎えることから、中央区鳥飼2丁目の大濠研修所・独身寮・体育館で、新たに10周年記念館を建築するため、解体工事の真っ最中で、平成29年2月の竣工を予定している。 続きを読む

ある銀行幹部の「不正乗車」

子ども用の切符で地下鉄の改札を通り抜けようとした女子高生が、東京交通局の若い職員に呼び止められ、そのまま休憩室に連れ込まれ暴行を受けるという事件が起きた。女子高生は抵抗して逃げ、職員はその場で暴行未遂で逮捕されたのだが、駅員への信頼を逆手に取り、不正乗車の弱みに付け込んで乱暴を働くとは、常識では考えられないことである。


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インベスト破綻の舞台裏(1)

6月30日月曜日の朝一番、地元デベロッパー「インベスト」(福岡市中央区)の社長が交代した―とのニュースが飛び込んできた。同社はこの日のうちに会社更生法を申請し破産、負債総額は100億円近くに上るという。

マンション業界受難の時期だけに、業況が悪いであろうことは想像に難くないが、なぜ創業者である社長の交代なのか、興味よりも疑問のほうが先に頭の中をよぎり、さっそく関係者の間を取材に走り回った。


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