福岡市中央区の大手門では、坪単価・・・万円、白金では・・・万円だそうな。

福岡市の中心部では不動産の動きが鈍くなっている。
これは価格が上がり過ぎ、また建築費も高止まりしているため、仮にマンションを開発しても、採算が取り難くなったことが挙げられている。

中央区の大手門に73坪のコインパーキングがある。
奥行きよりも道路沿いが長い、長方形の敷地。
デベロッパーには人気あるエリアだが、売りに出た価格は坪364万円。
事情通によれば、250万円が相場で、かなり高いということで関心を寄せる向きはなかったようだ。

個人的な印象だが、このコインパーキング、昭和通りと長浜通りを結ぶ筋の途中にあり、周辺よりもかなり高い駐車料金だったはずで、以前駐車しようとして、値段を見てビックリしたので、そのままバックして、魚市場西側に西武ハウスが持っている有料駐車場に入りなおした記憶がある。

不動産オーナーは、関東あたりの不在地主で相場がわからないのか、土地が無い今だからまだ売れると高をくくっているのか、それとも売る気はないのか、ひょっとしたら応相談というシロモノなのだろうか。

また同じ中央区で、西鉄薬院駅の東、城南線の南側の白金に、100坪未満の土地がある。
売りに出ている価格は2億3000万円というから、坪単価は230万円。
この物件は通りをはさんだ向かい側が商業地区で、該当物件は300%の住居地区だという。

だが建っている木造アパート、無人ではない。
1階では店舗が営業しており、2階には一人暮らしの高齢者。
立ち退き費用を考えると、金額がどこまで膨らむかわからず、手を挙げる業者はいないようだ。

不動産業界は売買する物件がないと成り立たない業界。
こうしたイワクつきの物件が噂になるということは、いよいよ不動産バブルが縮小し始めたということだろうか。