長浜鮮魚市場の市民開放デー

長浜鮮魚市場では、毎月第二土曜日午前9時から「市民開放デー」と銘打ち、鮮魚や塩乾物などを市民に安く提供している。

12月10日は今年最後の市民開放デーが行なわれ、正月を控えているだけに多くの市民が訪れ、数の子や昆布などの日持ちのする正月用品を大量に買い込んでいた。

かつて福岡市内には柳橋連合市場を始め、各地に商店街があり、その中に鮮魚店があったものだが、スーパーや大型商業施設が出来たことで、商店街そのものがなくなってしまった。

それとともに魚離れが進み、食卓に魚が登場することが少なくなったことから、福岡鮮魚市場では先ず魚に親しんで貰うため、第二土曜日だけは一般の業務を8時で締め切り、場内を清掃して、パック入りのカット魚ではない、丸ごとの鮮魚を並べ販売するイベントを始めた。

鮮魚市場を管理する福岡市と、鮮魚市場関係者が音頭を取って、市民開放デーの中でマグロの解体ショーや、魚のプロが魚の調理方法指導などを毎回行い、時にはJAなどと共催で野菜などの販売も行なっており、人気は高くなっている。

鮮魚を販売している私が言うのだから、間違い無い。


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ホワイト企業

無理な残業やパワハラなどで、最近は自殺や退社に追い込まれる人が増え、企業名の前にブラックが付けば、人材不足の折から労務倒産に、至るケースも少なくない。
しかし仕事は深夜で内容はかなりハードで、体力に自信がある若者でないと、勤まらないのが長浜にある鮮魚市場で、中でも仲買と呼ばれているアキラ水産は、大きいだけに扱う魚も半端でなく、仕事はかなりきつい。
そんな会社に大分県から、高卒の男の子が3年前に入社したら、今年は自分の弟と従兄弟が入社する話を、私に一足早い忘年会の席で話してくれた。
確かにきついが給与は税込みで27万円支給され、税金や社会保険に健康保険が引かれ、桜坂の寮であるワンルームの家賃を引かれ、21歳の若者の手取りは19万円らしい。
忘年会の席ではあったが、21歳の若者は熱く夢を語ってくれた夜になり、暖かい気持ちで家路についた。

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長浜鮮魚市場市民感謝デー~「かぼすヒラメ」無料試食会

福岡市民はいうにおよばず、市外からも大勢の人たちが、安くて生きのいい鮮魚を求めて集まる、毎月第2土曜日の「長浜鮮魚市場 市民感謝デー」では、次回、7月11日には、恒例の「本マグロ解体ショー・即売」や「お魚さばき方実演」、「お魚さん展示コーナー」、「子どもお寿司握り体験」に加えて、特別イベントを開催する。

大分県から巨大トレーラー「すし寅」が登場、「かぼすヒラメ」のお寿司が先着300名様に無料でふるまわれる。

開催日時:平成27年7月11日(土) 午前9時から正午まで
       「かぼすヒラメ」の無料試食会は午前10時30分から

主催:福岡魚食普及推進協議会

問合せ先
農林水産局中央卸売市場鮮魚市場
担当:中山
TEL:092-711-6414
FAX:092-711-6099


 

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長浜鮮魚市場~市民開放デー

 福岡市中央区長浜には日本でも有数の鮮魚市場があり、朝から活気に満ち溢れたエリアで、市民の胃袋を賄っている。

しかし米飯中心からパン食が増え、小骨のある魚の消費量が減るに従い、水揚げされる魚の量も年々減少している。

そうした中、魚の消費を少しでも増やそうと魚市場では、毎月第二土曜日は市民に直接魚を販売するようになって久しい。

最近は包丁の無い家庭も珍しくないため、魚のさばき方教室やマグロの解体ショーなど、多くの市民に参加してもらうため、仲卸組合が中心となっていろいろな企画が実行されている。

魚市場の雰囲気が好きで、市民開放デーには数年前から仲卸のアキラ水産で、魚を売るのを手伝いながら、楽しく遊ばせてもらって4年になる。

今月は時化や休漁日の関係もあり、魚の種類も量も少なく、毎月300箱用意するトロ箱も、100箱と寂しく、また客も少なかった。

客が差し出すお金も1万円札が少なく、価格に対してもひじょうにシビアで財布のひもが固く、景気の悪化が懸念される1日だった。 続きを読む