豆腐屋商売~M資金

企業が海外進出、グローバル化を夢見れば、必要となってくるのは大きな資金で、詐欺師にとってM資金は格好のネタとなる。

過去にはわが国を代表する大企業経営者が、何名も被害に合い、永年にわたって築き上げたポストを去っており、最近ではローソンや大林組の経営責任者が実に不名誉な被害者に名を連ねた。

資金量は数兆円とも数十兆円とも言われるほどだが、実際にその資金を見た人は無く、また本当にあるのかどうかさえ疑問となるだけに、兆の言葉を丁に読み換え、M資金を扱う詐欺師軍団を「豆腐屋」と呼ぶこともあるようだ。

ところでこのM資金、余りにも有名になりすぎ、かもとなる経営者の警戒心が強くなったため、詐欺師軍団、つまり豆腐屋グループは、農協の解体をエサに、M資金ならぬ、全農資金に名前を買えて、融資単位も3000億円となって、怪しげな人物が、いろいろなところに話しを持って回っているようだ。

私は絶対に騙されない、と公言している人でも、普段使っているお金の単位とケタが2つも3つも異なると、簡単にダマされる場合が良くあると聞かれるだけに、十分にご注意を。

ゆめゆめ後で泣きを見ないように。