枕営業~妻の請求棄却

会社を経営している社長が、東京銀座のクラブママと7年間に渡って交際し、その間の度重なる性交渉を社長夫人が怒り、クラブママに慰謝料400万円を請求した裁判で、東京地裁の裁判官は妻の請求を退ける判決を下した。
昭和33年4月から売春禁止法が完全施行され、日本国内から赤線の灯りが消え、表向きはセックスを生業とするプロの女性がいなくなったと言われているが、素人女性がセミプロ化して稼いでいるもの事実だ。
福岡でも数年前に、よく名前の知られた病院院長がクラブママに月15万円での愛人契約を交渉したが、断られたニュースが漏れ聞こえ、中洲雀の話題となったことがある。
裁判所の下す判決は通常、常識の範囲を超えることはないものの、水商売の女性が行う枕営業を認めたこの東京地裁の判決は、社会通念からかけ離れた感が強い。
とは言いながら、去年の4月に下された判決を、なぜ1年後に、誤報で落ち目になったとは言え、マスコミを代表する新聞社が取り上げたのだろうか。
この点もひじょうに気になる。 続きを読む