法定は被告人の人生の岐路

「法定は被告人の人生の岐路」
有罪か無罪か、有罪なら何年か、執行猶予が付くか、裁判官の判断ひとつで被告人の人生が決まる。

今朝の地元紙朝刊の一面に、袴田事件で無罪の心証を持ちながら「死刑」と書いた元判事の記事が掲載された。
裁判官3人による合議に敗れ死刑判決を書き、自責の念から裁判官を辞し、晩年は袴田さんを支援したという。

話は変わるが、保釈中に先月取材した刑事裁判の被告に、「懲役3年の実刑判決」が下された。
ある弁護士のサイトに「法定刑の下限が懲役3年以上の罪であると、実刑判決の可能性が極めて高い。殺人罪、強盗罪、強姦罪など『重罪』と分類される罪を犯した場合に実刑判決が下されやすい」と説明があったが、そうであれば 被告の罪は それと同類と判断されたことになる。

ここで詳細は述べないが、その判決に疑問を抱くマスコミ関係者も多かった。
確かに、罪とされたその行為そのものは違法で罰せられるべきだが、万策尽き 藁をも掴む思いで被告に依頼があったもので、被告に悪意がなかったことは明らか、行為の後 問題は改善し むしろ感謝されていた。
逮捕された際も 複数の弁護士が略式起訴で終わると予想していたくらいだ。

同裁判は合議ではなく裁判官は1人、数百通の減刑を求める嘆願書が届いていたが、裁判官の判断で証拠として採用されることはなかった

1月16日には全国ニュースで、熊本地裁の特定の裁判官が結審直後や初公判で判決を言い渡す事例が相次いでいると報じられた。
1人の裁判官が被告の人生を安易に決めていると思われるケースだが、今回の判決にも問題の根っこは同じところにあるような気がする。

他人の人生を決められるだけの人格を備えた裁判官ばかりではないということを、我々は認識しなければならない様だ。


アーネスト

居酒屋などを展開していた、㈱ア-ネスト(筑紫野市永岡1021-2 代表者米山勝郎氏)は、5月7日に事業を停止、吉原俊太郎弁護士ほか2名(弁護士法人桑原法律事務所、福岡市博多区祇園町1-40 092-409-0775)に一任し、福岡地裁へ破産申請の準備に入った。

同社は主に長崎県や山口県を中心に居酒屋「ZEN」、ダ-ツカフェ「ダ-ツ&スポ-ツカフェ ZEN MOON」を運営し、ピーク時の平成20年では6業態20店舗以上を展開、約17億円の売上を誇っていた。

しかし、その後は売上が伸び悩み、平成30年9月期で年商4億5700万円まで減少、2期連続の大幅赤字となり債務超過に陥っていた。

さらに、新型コロナウイルスの影響で全店舗が休業を余儀なくされたこともあり、遂に事業継続を諦め、今回の措置となった模様。
負債総額は現在精査中。



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アーム・レポ 民事再生法申請

ファミリー型分譲マンションを企画販売している、㈱アーム・レポ(福岡市中央区 代表者田中浩和氏)が、11月28日に負債総額8億8000万円内外で、福岡地裁に民事再生法適用の申請を行なった。

当社は現代表が昭和62年に設立したもので、毎期順調な売り上げで推移していたが、中央区今泉に建設した大型プロジェクト「天神プレイス」の失敗で生じた損失が尾を引き、苦しい経営を強いられてきたが、今回の手続きで全て清算する運びとなったようだ。

小口の債権は全て支払い済みであり、大口の広成建設1社と小口の金融債権が数行あるのみで、12月3日に行われた債権者会議では、これで過去の債権整理ができたと安堵した声が噂として聞こえてきた。

同社の営業は平常通り行なわれており、債権者の姿も見当たらない静かな幕引きで、代表も師走の町を再起を期して走り廻っており、最近では珍しい倒産と言って良いだろう。



 

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「怪しげな高額手形」 ~ 50億円! ~ いよいよ結審!

約半年前に「怪しげな高額手形・再び~今度は50億円の手形」と題して報告した、今年初めての「約束手形金請求事件」裁判が、12月18日に結審、判決が下される。(前回記事はコチラから)

額面が50億円という、一般の方々が理解できる水準をはるかに超えた数字だっただけに、長期化するかなと思っていたが、案外と早く結審するようだ。

聞くところによると、原告側、つまり「裏書人は共同して50億円を払え」と提訴した人物の弁護士が、原告代理人の座を降りたという。

先日、資料を閲覧した別件の裁判でも、被告側の代理人を受任したが、弁護士として活動が無く、単なる事務連絡取次ぎだけに終始したため、受任契約を解除したと裁判所に届けを出していたが、今回の裁判でも原告と担当弁護士の意思疎通がうまくいかず、原告代理人を降りたのだろうか、それとも・・・。

前回の記事でも述べたように、どこから見ても「偽造手形」そのものというシロモノだから、判決もおそらくは、素人考えだが、原告敗訴ということになるのだろう。

結審後、結果を報告いたします。

福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

今週4月13日(木)13時10分より、約3年越しで争われてきた、事件番号平成26年・ワ・1814号、収受賃料等請求事件の判決が、第105号法廷で言渡される。

原告は㈱ビジネス・ワン賃貸管理で、被告は㈱ピーエムジャパン。

福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

今週、3月23日木曜日、13時10分から第109号法廷で、平成26年10月11日に不当利得返還請求事件として提訴されていた、民事裁判の判決が言渡される。

原告は、大分県宇佐市の㈱本多産建、被告は福岡市中央区の㈱アイランドで、別府市駅前にあった、旧・別府近鉄百貨店の敷地1342坪余りの売買を巡ってトラブルが発生、原告が被告に3000万円の支払いを求めていた裁判。


表題の写真の左奥が別府近鉄百貨店で、屋上に飛行機などの遊具があり、上の写真はその跡地。

福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

年末が押し迫ったせいではないだろうが、今週の民事裁判予定表を見ると、判決言渡の件数がいつもより多いような気がしたが、おそらくたまたまなのだろう。
そうした中、目を引いた裁判が2件。

まず1つ目。
12月21日水曜日、午前9時55分から、福岡地裁第108号法廷で、手数料支払請求事件の判決が言渡される。
この裁判は原告が明倫国際法律事務所(中央区)、そして被告が㈱CRECER(クレセア)(早良区)で、11月9日に第1回目の公判が開かれていた。

2つ目。
同じく、12月21日水曜日、午後13時10分から第110号法廷で判決が言渡されるのは、利用料金等請求事件。
原告はレンタルオフィスを経営する㈱アーバンオフィス(博多区)で、被告は福岡エコクリーン㈱(博多区)。


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福岡地裁~今週の判決言渡~和解も含めて3件

福岡地裁民事部では、今週もかなりの公判で判決が言渡されるが、目を引いた案件をいくつか紹介。

一つ目は、
原告福岡エコクリーン㈱(福岡市博多区)が、福岡県を訴えていた行政訴訟で、不許可処分取消請求。
これは原告が直方市で産業廃棄物の管理型最終処分場を作ろうとしたが、予定地の現況把握が十分ではないとして、平成26年12月16日に福岡県が処分場設置を不許可とした。
この不許可処分の取消を求め、原告が福岡県を訴えてきた裁判で、判決は12月8日に、午後13時10分から第303号法廷で言渡される。

2つ目は、和解。
同じ12月8日、15時30分から第6民事部書記官室にて和解されるのは、原告が㈲海洋作業福岡(福岡市西区)で、被告はケミテック㈱。
第1回目の公判が11月22日だったから、おそらく被告が大部分で非を認め、急ぎ折り合ったのだろう。
原告は水中構造物の調査や工事を請け負う小さな会社。
被告はおそらく東京都府中市の接着剤やシール材販売と塗装・防水工事の会社。

そして3つ目は、久しぶりに目にした裁判。
通常、地方裁判所では、民事訴訟に関して、訴訟を受付た番号順に、平成28・ワ・○○○、という形で事件番号をいうものを振り分ける。
上の2つ目の裁判は、事件番号が平成28・ワ・第3341号、だった。
一つ目は、行政訴訟だったから、事件番号は平成28・行ウ・第6号。
この9月30日に第1回目の公判が開かれた、3つ目の裁判の事件番号は、平成28・手ワ・第1号で、約束手形金請求事件。
第1号だから、今年初めての案件ということになる。
原告は個人の方、被告は個人企業のライファ城南(福岡市城南区)で、判決言渡しは12月9日、第109号法廷で、13時10分から。


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福岡地裁~今週の判決~3件

今週の福岡地裁民事部では、3件ほど、注目を集めている裁判の判決が言渡される。

まず1件目。
これは昨日、11月28日10時15分から、第108号法廷で判決が言渡された損害賠償請求事件で、請求金額は213万円でさほど大きくはなかったのだが、原告が㈱OZ工務店(早良区)、そして被告は㈱ハウスフリーダム(大阪府松原市)。
昨年7月南区でハウスフリーダムが戸建住宅を新築中、境界付近のブロック塀が壊れ、原告が修理し、損害を被告に請求している事件だった。

2つ目。
今日、11月29日13時10分から、第305号法廷で判決が言渡される予定の売掛金請求事件で、第1回目の公判が11月22日開かれたばかり。1週間目に判決ということは、被告が全面的に非を認めたか、それとも第1回目の公判に答弁書を提出しなかった、ということ。
原告は辛子明太子製造で知られた、㈱源(新宮町)で、被告は㈱ビッグ・ママ。

3件目。
この裁判は、12月1日13時10分から、第305号法廷で判決言渡し予定の請負代金請求事件。
昨年10月9日提訴された裁判で、原告はゼネコンの㈱紀祥建設(中央区)、そして被告はホテル、飲食施設経営の㈱南栄企画(中央区)。
原告の言い分は、2年前の11月春吉3丁目でビジネスホテル建築を2億円で請け負い、引き渡したものの、追加工事代金などで、未払金3487万円があるというもの。
だが被告の反論は、ホテル建築の基本である、浴室レベルが床レベルよりも高く、水浸しになりかねなかったので床レベルを上げるよう指示しただけ、追加工事など論外というもの。
サムターン錠などのこともある模様。


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裁判費用詐取・損害賠償裁判~被告・福岡県弁護士会の勝ち

詐欺罪などで懲役14年の実刑判決を下された高橋浩文・元弁護士に、多額の裁判費用を騙し取られたのは、ただでさえ懲戒申立が増加していたにもかかわらず、福岡県弁護士会の監査が通り一遍で、指導および監督を怠ったためだとして、原告3社が福岡県弁護士会を相手取って、2億3100万円の支払いを求めた損害賠償請求裁判の判決が、昨日27日木曜日言渡された。
案の定というか、予想通りというか、原告の負けとなった。

ところで、詳しくは新聞報道を見ていただくとして、被告が福岡県弁護士会だっただけに、原告が依頼した弁護士は県外の弁護士だったが、福岡県弁護士会所属の弁護士が受任するのは厳しかっただろう。

数日前には、どっちが勝っても高裁へ控訴だろうとしていたが、よくよく考えると、いずれは弁護士になる裁判官が裁くのだから、福岡高裁でも勝てないだろう。

出世するような裁判官は、裁判制度に棹をさすような愚かなことはしないはず。

福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

今週、10月6日木曜日13時10分から、福岡地裁第109号法廷で、売買代金請求事件の判決が言渡される。

この裁判は中央区港の石油販売店が売掛金の支払いを求めている事件だが、第1回目の公判が開かれたのは、つい先日の9月29日だった。

早々と判決が下されるということは、おそらく、被告は出廷しなかったか、全面的に原告の言い分を認めたということなのだろう。


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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

今週、9月15日木曜日13時10分から、福岡地裁第303号法廷で、損害賠償請求事件の判決が言渡される。
この裁判は平成27年2月提訴されたもので、フランチャイズ勧誘に際して説明されたシミュレーションの数字は、とうてい実現不可能な虚偽の数字だとして、2266万6328円の損害賠償を請求したもの。
原告は、広告代理店の㈱リエイジアエージェンシー(福岡市博多区)で、被告が㈱フューチャーリンクネットワーク(千葉県船橋市)。
被告は、ネット上で展開する地域情報プラットフォーム「まいぷれ」のフランチャイズを全国に展開しており、原告が福岡市早良区、博多区、中央区の独占契約を平成24年8月20日に結んだ。
契約期間は5年間。
平成24年12月にサイトを開設したが、翌25年1月から同26年8月までの20ヶ月間で、黒字化の基準となる金額に達したのは僅かに5回だけ。
被告の説明は実現不可能な数字で、虚偽でしかない。
だから、契約以降の2年余りで原告が被った損害2266万6328万円を求める、という裁判。


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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡~3件

月末の週になったからではないのだろうが、今週も判決がたくさん言渡される。
しかし、個人の方々が被告ないし原告に立っておられる裁判は省略。
BtoBのものだけを、本日は3件ほど掲載いたします。
まず1件目。
本日、8月30日火曜日、13時10分から、5年前に損害賠償事件として提訴された、原告は日本リソース㈱、被告三和産業㈱の判決が、第303号法廷で言渡される。
そして2件目。
9月2日金曜日、13時10分から、今年初めと今月に2度も提訴された請求意義事件、原告が㈲藤康エンタープライズほか、被告㈲ケンズエステーとほかの判決が、第109号法廷で言渡される。
3件目。
同じ9月2日金曜日、13時10分から、福岡県信用保証協会が原告となり、被告山共エンヂニア㈲で、所有権移転登記抹消登記手続請求事件の判決が、第109号法廷で言渡される。

よく見てみると、2件目と3件目は同じ時間、同じ法廷での判決言渡し。

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福岡地裁~今日の民事裁判~判決言渡

本日、8月23日火曜日13時10分から、少々特異な損害賠償請求事件の裁判判決が、福岡地裁第303法廷で言渡される。
原告は平成21年2月事業を停止し、6月破産を申し立てた企業の元代表で、被告は同社の顧問弁護士であり、破産申立代理人だった法律事務所代表。

提訴されたのは平成26年5月30日で、請求金額は1億円。
原告の訴えは、被告の職務怠慢で免責が受けられなかったため180億円余りの損害を被ったというものだった。
ところが、被告の答弁によれば、原告が破産管財人に断りなしに預金口座から1億4000万円を引き出して融資を受けた個人に返済、なおかつ誰に返したかを明らかにしなかったため、財産隠匿が疑われたのが原因としている。


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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

今年の初め提訴された、売掛金請求事件の判決が、今週、8月19日金曜日13時10分から、福岡地裁第105号法廷で言い渡される。
原告は、南区那の川2丁目の蔵田工業㈱。
被告は平成20年12月民事再生法を申請した経緯のある、早良区次郎丸のエスティエンジニアリング㈱。


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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

昨日、8月8日13時10分から、福岡地裁第108号法廷で、「役員登記の変更登記請求事件」の判決が言渡された。
原告は、個人の方だが、被告はかつての上場企業で、不動産投資では一時期よく知られていた、㈱ダヴィンチホールディングス(粕谷英行社長、東京都千代田区有楽町1-7-1)。
ただ、第一回目の弁論がつい先日の、8月4日に行われたばかり。
被告が全面的に非を認めたのだろうか。

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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

昨日、7月19日13時10分から、福岡地裁第110号法廷で、貸金請求事件の判決が言渡された。

ところがこの裁判、第1回目の弁論がつい1週間余り前の7月14日に行われたばかり。

たぶん、被告である株バンディッツが、期日までに答弁書を提出しなかったのか、それとも全面的に恭順の意を表したのか、どちらかだろう。

勝ったのは原告である、コーア・テクノ㈱。


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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

今日、7月12日13時10分から福岡地裁第304号法廷で、サービス利用代金請求事件の判決が言い渡される。
だがこの裁判は、先月の7月5日第1回目の裁判が行われたばかり。
原告はグルービーモバイル㈱で、被告は㈱Up the Mark。

おそらく原告の100%勝訴だろう。


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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

今週木曜日の7月7日、13時10分から福岡地裁第110号法廷で請負代金請求事件の判決が言い渡される。
ただしこの裁判、第1回目の審理が、先月6月30日に始まったばかり。
おそらく、被告が全面的に原告の言い分を認めたのか、もしくは被告が期日内に答弁書を提出しなかったかのいずれかであろう。
いずれにしろ、原告の完全勝訴。
なお、原告㈱レイメイ藤井、被告㈱エステート赤坂。

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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

~一級建築士免許取消処分取消請求~

表題の事件名だけを見ると、取消という文字が2つも連続して現れるため、つい二度見してしまうかもしれないが、簡単に言うと、一級建築士の免許を取り消した処分は無効だから、処分そのものを取り消せ、早い話が、一級建築士免許を復活させろ、という訴訟。
これは10年余り前の、かの有名な姉歯元一級建築士が引き起こした、構造計算書偽造事件に端を発する行政訴訟で、原告は仲盛昭二氏、そして被告が国。
平成25年に提訴されていたこの裁判の判決が、6月2日13時10分から、福岡地裁第303号法廷で、言い渡される。


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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

昨年の末頃だったろうか、裁判所担当記者の話を聞いて思わず笑ってしまったことがある。
お断りしておきますが、彼は差別主義者ではありません。
良識のある優秀な記者です。
記者いわく、「公判予定をチェックして、記事になりそうな事件があったら取材するのですが、最近は外国人同士の裁判が増えているんですよ、それも同じ国の人と。そんなもん、自分たちの国でやってくれって、いつも思うんですけどねぇ」。


明日、6月1日13時10分から、福岡地裁第105号法廷で言い渡される、売買代金請求事件の判決も、似たようなケースかもしれない。
原告は安丘市慧食品有限公司、被告㈲ルミナスほか。
原告は中国山東省にある食品加工メーカーだというのは、大方のお察しの通りで、ホームページを見ると、どうやら生姜の加工食品がメインなのでしょう。
それでは被告の㈲ルミナスといったいなんぞや?
本社は福岡市早良区野芥で、平成16年設立、資本金300万円の輸入商社。
そして代表は、劉 敏 氏


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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

~債務不存在確認請求~

今週、5月26日日木曜日、13時10分から、福岡地裁第303号法廷で、債務、つまり売掛債権などはありませんよ、と原告が訴えていた裁判の判決が言い渡される。
事件番号は27・レ・96であることから、もともとは簡易裁判所に提訴された事件で、いったんは判決が下されたのだが、どちらかが、もしくはどちらも、判決に不服があり、地方裁判所に控訴していたもの。
原告は、直方市の㈱ケイ・アール・ジー。LPガス販売会社。
また被告は、ENEOSグローブエナジー㈱で、元売のLPガス販売会社。


写真はイメージであり、本文とは関係ありません。

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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

~預金支払請求事件~

今日、5月17日火曜日、13時10分から、福岡地裁第110号法廷で、個人の方が銀行を訴えていた、預金支払請求事件の判決が言い渡される。
事件番号28・ワ・1063号から察するに、提訴されたのは、4月中旬から下旬にかけたものと思われるが、早々と判決が言い渡されるのはいかなる具合なのだろう。

ちなみに、被告は福岡銀行。

福岡地裁~今週の民事裁判~本人および証人尋問

~損害賠償請求事件~

先々月、3月25日の金曜日、13時10分から、個人の方が野村證券を相手取り、デリバティブ取引で損害を被ったのは、この取引がハイリスクであることを野村證券が十分に説明しなかったからだとして、訴えていた裁判の判決が下された。
今日、5月10日の火曜日、13時10分から、福岡地裁第301号法廷で、3年前から争われているデリバティブ損失の損害賠償請求裁判で、本人および証人尋問が行われる。
原告は上内電気㈱。
結審は次回、来月か。

ただし、上内電気は既にこの損失は決算処理済みであり、仮に敗訴したとしても、企業経営に全く問題は無い。


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福岡地裁~今日の判決言渡

~預け金返還請求~

今日、4月26日火曜日の13時10分から、福岡地方裁判所民事部第105号法廷で、預け金返還請求裁判の判決が言い渡される。
原告は㈱川上、そして被告は㈱西日本ファミリーランド。
訴状が提出されたのは今年2月下旬ころで、第1回目公判が4月12日だったが、早々と結審したようだ。

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福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

~貸付金等支払事件~

今週、4月22日金曜日午前9時55分から、福岡地方裁判所民事部第107号法廷で、昨年末頃から争われていた、貸付金等支払請求裁判の判決が、言い渡される。
原告は㈱村元工作所、そして被告は㈱テムザック。
意外と早く結審したようだ。


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野村證券~デリバティブ裁判被告

先月25日、福岡地裁民事部第305号法廷で、ハイリスクのデリバティブ取引を勧誘して契約させたのは、重大な説明不足で違法行為だとして、3年前に個人の方が野村證券を損害賠償で訴えていた裁判の判決が言渡された。
一方で本日、4月14日16時からは、福岡地裁民事部第313号法廷で、福岡市の電気工事会社が野村證券を、同じくハイリスクのデリバティブ取引を素人相手に勧め、契約させたのは違法だとして2年前に訴えている裁判が行われる。
野村證券の営業担当が同じ人物か、異なる人物かは知らないが、担当者は提訴前のクレーム発生の時点で、既に早々と転勤させられている模様。
ところで一昨日、4月12日の日経朝刊の一面に、年明けから続く株安で海外部門の赤字が拡大しかねないとして、野村證券が欧米で最大1000人を削減するとの記事が出ていた。
話は戻るが、この担当者、証券マンとしてはやはり良い腕だったのだろうか、それとも裁判沙汰を引き起こしたというペナルティで、もう退社させられているのだろうか。
バブルの頃にはメガバンクの行員たちが、数々の違法行為を行い、巨額の資金が闇の社会に消えていったが、証券マンも同じようなことをやっていた、特に野村證券で。


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福岡地裁~今週の民事裁判~証人尋問

~損害賠償請求事件~

今週、3月17日木曜日午前10時30分から、福岡地方裁判所第303号法廷でひじょうに興味深い、損害賠償請求裁判の証人尋問が予定されている。
被告はなんと、福岡県弁護士会。
原告は、㈱オフィスプロフィットインターナショナルおよび1社と1個人。

どういう事件かというと、福岡県弁護士会に所属していた高橋浩文元弁護士が、いろいろな名目を付けて複数の依頼人から多額の保証金などを詐取しているとして、懲戒請求申し立てが増加していたにもかかわらず、福岡県弁護士会は高橋浩文元弁護士の大学の同級生や司法修習同期の仲間内のような弁護士で、おざなりな監査しか行わなかったため、弁護士資格を停止されること無く、業務が続けられ被害が拡大した。
原告には加わっていないが、久留米の工務店は2200万円、東区の工事店も500万円を詐取された。
だから、原告2社と1個人は福岡県弁護士会に2億3100万円の損害賠償を請求する、というもの。
さて、17日の証人尋問では、どういった人物が証言台に立つのだろうか。

ちなみに、高橋元弁護士は、平成24年2月弁護士事務所が破綻、3月29日破産開始決定となり、5月17日弁護士資格喪失、7月5日に懲役14年の実刑判決が下された。


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福岡地裁~明日の民事裁判~判決言渡

~債務不存在確認請求事件~

明日、2月25日13時10分から、㈱J・アセットが原告として、㈱アーウェイ・ミュウコーポレーションを平成25年11月に訴えていた、1000万円の債務不存在確認請求裁判と、逆に㈱アーウェイ・ミュウコーポレーションが㈱J・アセットを翌26年2月訴えていた反訴、貸金返還請求事件の判決が、福岡地方裁判所第105号法廷で言渡される。

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福岡地裁~今日の民事裁判~判決

~請負代金請求~

本日11月27日午後13時10分から福岡地方裁判所105号法廷で、平成26年4月11日に訴状が提出された、請負代金請求事件(請求額315万円)の判決が言い渡される。
原告はクレアプランニング㈱(中央区)、被告がトマト建設㈱(博多区)。
この裁判は、クレアプランニングがトマト建設から受注した店舗内装工事で、追加工事代金315万円が支払われていないとして支払を求めていた裁判。
なお、この問題が発生する原因ともなった、原告トマト建設、被告ユースピリット(博多区)の請負代金請求事件(請求額753万0138円)裁判は、10月27日に証人尋問が行われており、近々判決が下されるものと思われる。 続きを読む

福岡地裁~民事裁判~今日の判決

本日11月25日午後13時10分から福岡地方裁判所110号法廷で、平成26年7月1日に訴状が提出された、損害賠償請求事件(請求額4807万2724円)、および、同26年7月7日に今度は被告が原告を逆に訴えた、請負工事残代金請求事件(請求額4115万1162円)の、判決が言い渡される。
原告は㈱ダックス(福岡市)、被告が㈱松原工務店(宮崎市)。
この裁判は、ダックスが松原工務店に発注して鹿児島市で開発した、12階建分譲マンション「パレストステージ城南」77戸の竣工遅れに関して、それぞれが損害を受けたとして裁判に訴えていたもの。


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今日の福岡地裁~判決言渡

本日7月30日、13時10分から、福岡地方裁判所第110号法廷で、約2ヶ月ほど前に提訴され、6月25日と7月23日に審議された、売買代金返還請求事件の判決が言い渡される。
原告はオーネスター㈱で、被告はユース㈱ 続きを読む