先日の総選挙 ~ 投票 こぼれ話・その1 立会人編 [2017年10月28日06:07更新]

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先日の日曜日、衆議院選挙の投票所で立会人だったという方からおもしろい話を聞いた。

立会人曰く。
「台風の影響で、天気も良くなかったし、風も強かったから寒かったでしょうと、言われましたけど、それほどでもなかったですよ。」
「おもしろい経験をしましたので、そっちの方に頭がいって、寒さを感じなかった、といえば大げさでしょうか。」

「わたしは、小選挙区の投票箱の前に座って、投票用紙が箱に投票されるのを確認して、次の比例代表選挙はあちらですと、誘導するのが仕事でした。」
「時間帯によっては、投票される方が次々に来られることもありますが、投票は午前7時から午後8時までですので、比較的ゆっくりしていることもあります。」



「で、眺め回しているそのとき、気付いたんですよ。」
「わたしの前に投票箱があって、その先に小選挙区の立候補者の名前を記載するコーナーがあるんですよ、位置関係はわかりますよね。」

「わたしからは候補者の名前を書いている、有権者の方々の背中が見えるんですよ。」
「小選挙区は、候補者が2人だけでした。」

「なんと言ったらいいのかな。」
「手の動きというか、肘の動き、特に候補者の名前の最後の一筆で、どっちを書いたか、なんとなく察しがつきました。」

「わたしが立ち会った投票所では、本命よりも対立候補が多そうに感じましたもんで、ひょっとしたら逆転かな?、と思っていたんですよね。」
「でもあとの報道を聞いたら、やっぱり本命の勝利でした。」

「新聞で見ると、選挙区内の大まかなエリア内ではすべて、本命が勝っとりましたが、投票所ごとに細かく分けてみると、案外と違うんじゃないかと思いましたねぇ。言い訳するんじゃないですが。」

「これまで投票は欠かさず行っておりましたが、自分が裏方になって、こんなこと、初めて気付きましたんで、今度投票するときは、肘は動かさずに、手首だけで書いてみようかな、な~んて思ったりもしています。」
「アルバイト代は時間給に直したら安かったけど、いい経験をさしてもらいました。」
「あなたもやってみたら?」