佐賀市議会議員選挙の結果 [2025年10月24日09:00更新]

10月19日に行われた佐賀市議会議員選挙、定数36人に対し現職27人、新人18人のあわせて45人が立候補、前回の4年前は51.77%の投票率であったが、今回は44.57%と7.2ポイント下落している。

今回の佐賀市議選、注目が集まったのはこれまで都市部を中心に選挙を行ってきた参政党や国民民主党が、初めて候補者を擁立した点。

前回の令和3年市議選では、無所属の当選議員は19人であったが今回は13人と▲6人、当選者の総得票は4万9929票から2万4411票とほぼ半減している。

では、自民党は前回10人擁立で10人当選、総得票は2万5819票、今回は強気の14人擁立し12人当選、当選者のみの総得票は2万3275票であるが、落選者を含めると2万5822票となり、前回の+3票とほぼ横ばい。

立憲民主は前回3人擁立の3人当選、総得票は7968票、今回は4人擁立で3人当選、当選者の総得票は7857票ながら、落選者を含めると9042票と1074票増加している。

公明党は前回4人擁立で4人当選、総得票は1万0509票、今回も4人擁立で4人当選であるが、総得票は8311票と、▲2198票、20ポイント減少している。
一方で共産党は前回2人を擁立し2人で3188票を獲得するも共に落選、今回は1人に絞り1916票を獲得して、2期ぶりの議席獲得となった。

参政党は3166票、全体の2番手で当選、国民民主も2606票を獲得し上位当選しており、単純比較は出来ないが党勢の勢いがそのまま地方都市でも出た形となっている。

高市政権が船出となり、今後の航海が順風満帆に行く可能性は低く、地方政治にも大きな影響を及ぼすだろう。