九州沖縄発・知名度のない新人 [2022年6月13日19:18更新]

タグで検索→ | / / /

参議院比例区では、当選順位が「個人名での得票数の多さ」で決まる非拘束名簿式が採用され、知名度の高い芸能人やスポーツ選手などが当選しやすい。
過去には、大橋巨泉氏(民主党)や田嶋陽子氏(社民党)のように、当選しても長続きしなかった例もあり、知名度が政治家としての資質、実力に結びつくとは言えない。

現時点で 現職新人含め、九州発の立候補予定者6名の名前が上がっているが、そのうち知名度のない公明党の新人と話す機会があったので紹介したい。

窪田哲也氏(56)、愛媛県松山市生まれ。
新聞奨学生として朝刊・夕刊を配り、苦学をしながら明治大学法学部を卒業後、公明新聞に入社、沖縄支局、本社政治部国会担当を経て、現在九州支局長を務める。

記者生活32年のうち、のべ15年を沖縄で過ごした窪田氏は、客観的に日本という国を見ることができるようになったという。
そして、この地で 久米島出身の奥様と出会い、一男一女をもうける。

現場主義をモットーに駆け回ってきたが、中でも 記憶に残るのは 雲仙普賢岳の噴火や熊本地震などの自然災害の脅威だ。
家族を失った方や、避難所での生活を余儀なくされる住民の声を拾い、支援に繋がるよう発信をしてきた。
こうした経験から、南海トラフ巨大地震が想定される東九州においては「命の道路」として、東九州自動車道の早期4車線化の必要性を訴える。

窪田氏は話す。
「庶民の心を自分が感じ取って記事にすることで 国や政治を少しでも動したいと思ってきました。
国会議員になれば、直接総理や大臣に 問題解決を訴えることができます。
決意したのは、新聞記者以上に国民の声を届けることができるところに魅力を感じたからです。」

取材して、まとめて、発信する力。
そこに 行動力を兼ね備えた窪田氏が 、国会の「即戦力」として働いてくれることを確信した次第である。

くぼた哲也 公式ウェブサイト