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ラッキーランド全店閉店

福岡県内でパチンコ店「ラッキーランド」を運営する㈱新洋(福岡市博多区博多駅南3-3-12 代表者新島洋一氏)であるが、5店舗全店を11月30日で閉店することを決めた。
娯楽の多様化を始め、公営ギャンブルがネットで簡単に出来る中で、パチンコ不況は本格化している。

閉店店舗
ラッキーランド須恵
ラッキーランド和白丘
ラッキーランド和白Ⅱ
ラッキーランド宇美
ラッキーランド那珂川
※2025年11月30日(日曜日)23時閉店の予定



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プロスポーツ業界

5年前までは考えられなかったが、野茂英雄氏やイチロー、松井秀樹氏の活躍で根を張り、今や大谷翔平選手を筆頭に多数のメジャーリーガーが生まれ大活躍、野球だけでなくサッカーやテニス、ゴルフ、バレーなど多くのトッププレイヤーが海外に拠点を移し活躍している。

ネットで様々な情報が集まり海外の試合チケットも手に入る昨今、プロスポーツ業界においては少子化が進む中で子供達の人気を集め業界を盛り上げていくのも大変な時代となった。

日本のプロスポーツ業界では、1試合で3~4万人を動員する野球が頂点に君臨、現在も動員客数ではサッカーやバスケにも勝っているが、やはり観客の平均年齢は上昇してきている。

また、野球においては男子が圧倒的に多く、ソフトボールを含め女子も活躍しているが、既に高校では男女共に出来るバスケットボールの部員数が野球を上回っている状況、プロバスケ観戦の観客は圧倒的に若者が多い。

そのバスケット業界、日本バスケットボール協会会長の島田慎二氏が様々な制度改革を断行、アニメ映画なども大ヒットしバスケ人気は徐々にではあるが右肩上がりの成長を見せている。

その一つが新たな「Bリーグプレミア」の創設、昇降格制度を無くし経営面での基準を重視、収容人数も5000人以上、VIP席の設置も求めた。
その結果、全国でアリーナ建設が目白押し、ライジングゼファー福岡も香椎照葉に「福岡アリーナ(仮称)」の建設を発表、その他にも全国で14~15の新設アリーナが予定されている。

また大相撲の九州場所開催はチケットも完売の様だが、以前から指摘されている18時終了を、働いている人々が見れる時間帯となる20時前後に変更しなければ、今後は衰退する可能性も十分に考えられる。

子供が減る中でのプロスポーツ業界、どこも前途多難である。



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建築費高騰だけじゃない

福岡市では昭和52年の地下鉄空港線の建設工事から、縄文時代の土器や石器が発見され、その後も中国製の陶磁器などが次々に出土している。

これまでの調査から、JR博多駅の北西エリア一帯(東は御笠川、西は那珂川に挟まれた範囲)を「博多遺跡群」とし、「掘れば確実に何かが出る地域」とされ、建て替えを計画するも発掘調査に掛かる費用や期間で諦めたケースも数多くあった。

また、令和6年2月に旧冷泉小学校跡地で博多遺跡群の一部と考えられる「石積遺構」が発見され、これは博多が中世の国際貿易都市として栄えていた事を示す学術的な価値が認められ、「博多遺跡」という名称で国の史跡に指定されている。

元気都市福岡では、天神ビックバンや博多コネクティッドで次々に大型ビルの建設ラッシュが始まっているが、周辺地域でもホテルやビジネスビルの建設も増加している。

しかしながら既存の建物を壊した段階で、特に博多区の冷泉地区周辺では文化財が出土することが多い。

試掘調査の結果、埋蔵文化財が確認されれば、文化財保護法第93条に基づき工事の届け出を提出した事業者が、作業員の人件費や消耗品費、重機代などを負担しなければいけない。

発掘調査は2~3ヶ月、場合によっては1年以上に及び、1㎡あたり約9万円の費用が必要とのこと。

しかし、福岡市の現状では調査員の確保が難しく最低でも1年以上に亘り工事を進めることが出来ない状況にあるようだ。

民間でも発掘調査をする業者はあるが、その費用は2倍、最近では人件費の高騰で3倍程度が掛かる模様。

1年間工事がストップし、発掘調査費用や金利を計算すると、かなりの高額になり頭を抱えている事業主も出ており、福岡市も何らかの救済措置を考えるべきだろう。



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佐賀市議会議員選挙の結果

10月19日に行われた佐賀市議会議員選挙、定数36人に対し現職27人、新人18人のあわせて45人が立候補、前回の4年前は51.77%の投票率であったが、今回は44.57%と7.2ポイント下落している。

今回の佐賀市議選、注目が集まったのはこれまで都市部を中心に選挙を行ってきた参政党や国民民主党が、初めて候補者を擁立した点。

前回の令和3年市議選では、無所属の当選議員は19人であったが今回は13人と▲6人、当選者の総得票は4万9929票から2万4411票とほぼ半減している。

では、自民党は前回10人擁立で10人当選、総得票は2万5819票、今回は強気の14人擁立し12人当選、当選者のみの総得票は2万3275票であるが、落選者を含めると2万5822票となり、前回の+3票とほぼ横ばい。

立憲民主は前回3人擁立の3人当選、総得票は7968票、今回は4人擁立で3人当選、当選者の総得票は7857票ながら、落選者を含めると9042票と1074票増加している。

公明党は前回4人擁立で4人当選、総得票は1万0509票、今回も4人擁立で4人当選であるが、総得票は8311票と、▲2198票、20ポイント減少している。
一方で共産党は前回2人を擁立し2人で3188票を獲得するも共に落選、今回は1人に絞り1916票を獲得して、2期ぶりの議席獲得となった。

参政党は3166票、全体の2番手で当選、国民民主も2606票を獲得し上位当選しており、単純比較は出来ないが党勢の勢いがそのまま地方都市でも出た形となっている。

高市政権が船出となり、今後の航海が順風満帆に行く可能性は低く、地方政治にも大きな影響を及ぼすだろう。



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第11回福博おしゃべりコンサート~高橋俊伎Sax Live~

第11回を迎える福博おしゃべりコンサート。
高橋俊伎のサックスを中心に、ピアノの下村恭子、ヴァイオリンの原田陽子のサロン・ド・トリオのメンバーで構成しております。

今年は映画音楽をテーマに、皆様耳馴染みの名曲をセレクトしてお届けします。
おしゃべりと演奏の90分は秋の夜長に心地良い風を運んでくれることでしょう。

【曲目】
「オペラ座の怪人」
「ニューシネマパラダイス」
「風とともに去りぬ」
「戦場のメリークリスマス」など…

なお、曲目は都合により変更することもございます。ご了承くださいませ。

ご来場を心よりお待ちしております。



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天神ビッグバンは成功するのか?

円安による輸入資材の価格はもちろん、国内資材も様々な理由で値上げが次々に行われている中、ゼネコン業界の人手不足は常態化している。

6月頃より異常な高温が続き熱中症対策にも注力しているが、主力となる50代以上の熟練作業員は悲鳴を上げており、今後は入社数より離職者が今以上に大幅に上回り、まさに「請けたら負け」の状況が迫っている。

コロナ禍を経てインバウンドで観光客が押し寄せている東京や京都、大阪、福岡は都心部の大型再開発も目白押しだ。

かつて駅前など都心部は正立方体型の百貨店主体の再開発であったが、今や下層階に商業施設、上層階にはインバウンド向け高級ホテルが主流で、建設費もかなり高額になる。

ここ1~2年で工事価格は更に上昇する中、完成したビルはどこもお決まりのファストファッションが入店し金太郎飴の様に同質化しており、今までの様に手に取って触って購買欲が上昇する高額商品以外はネットで買える時代、既に商業ビルや新築ビルの空洞化や売上低迷も見られている。

東京都心でも「渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期」が計画変更、中野サンプラザ跡地も「NAKANOサンプラザシティ(仮称)」の建設予定であったが、白紙に撤回された。

福岡においても天神ビッグバンの名の下に次々に大型商業ビルが開業しているが、特にビジネス棟は埋まってはいない。

施主である企業は威信を掛けた大プロジェクトだけに、簡単に計画変更や中止は出来ない上、今の建築費が一番安い状況と考えれば推進するしか無いだろうが、世界情勢や新たなウイルスのパンデミックも予見不能で、一歩間違えればテナントが抜け落ち空洞化しかねない状況も十分に考えられる。

元気都市福岡がいつまで続くか、不動産関係者は危惧し始めた。



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福岡1区の丸尾圭祐衆院議員が初登院

立憲民主党の丸尾圭祐(まるおけいすけ)氏(43)が21日、衆議院議員として初登院した。
昨年の衆議院選挙で福岡1区(福岡市東区<一部は4区>、博多区)と比例代表に重複立候補し落選していたが、党所属の堤かなめ氏の辞職に伴い、繰り上げ当選が決まった。

丸尾氏は、福岡県能古島の漁師の長男として生まれ、幼くして母を亡くし父子家庭で育った。その誠実な人柄と確固たる政治理念で、国政に新風を吹き込むと期待される。
幼少期から社会の縮図に触れ、海外留学費用のため徹夜バイトに励むなど、強靭な精神力と責任感を培った。
実父の介護を両立させ、家族を大切にする覚悟も示す。

政治家を志すきっかけは、中学で男子丸刈り校則を廃止した経験、「議論しルールを変える可能性」を体感した。
12年間の政策秘書時代には、再審無罪者への年金支給立法を実現し、政治が人々の人生を救う力になることを確信した。

丸尾氏の政策は「一人ひとりの能力を最大限引き出す社会」が根幹にある。
国民の生活が苦しい現状を憂い、「日常の思いと希望を国政につなげ、真っ当な政治を実現する」と表明。
物価高対策としての「給付付き税額控除」導入など、国民生活に寄り添う「真っ当な政治」を掲げる。

自身も「ひとりの有権者」と意識し、3児の父として子育て世代の苦労も知る。
その謙虚さと国民に寄り添う姿勢は、「一度会ったらファンになる」と評される彼の魅力の源泉だ。
政治不信の中、丸尾氏に「信頼される政治」への貢献が強く期待される。



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外国人労働者

日本の文化や和食、アニメ、芸能が好きになり観光で訪れる外国人は多いが、「日本で学びたい」、「働きたい」との思いで来日する方も多く、その大半は真面目に勉強し働いている。

今から20年程前、中国から多くの留学生や技能実習生が来日していたが、日本における物価の高さ(中国に比べて)やアルバイト時給の低さを感じる様になり、日本を知れば知るほど働く意欲は失せ、彼らは在留中国人や先輩など独自のルートを使い、貿易などで稼げる手段を構築するようになった。

一方で日本人を騙して金を得ようとする輩もおり、全国の繁華街には中国人ネットワークが完成されている状況、また犯罪集団としての中国系マフィアも存在感を増している。

15年程前から、中国人に変わって増えているのがベトナム人だが、来日に関するブローカーなどへの借金返済を含め、日本では就労制限もあって生活は非常に厳しく、一部の技能実習生はオーバーステイし、特殊詐欺や薬物、強盗など犯罪に走るケースも割合ではかなり少ないが増えている一面もある。

先月26日に佐賀県伊万里市の閑静な住宅街で起こった強盗殺人事件、70代の母親も首にケガをする中、40歳の娘さんは死亡、とても痛ましい事件が起こった。

家のインターホンに犯人の顔が映っていたため、佐賀県警は約50メートルしか離れていないアパートに住むベトナム国籍の技能実習生(24)を逮捕、背後関係などは今後の捜査で判明すると思うが、余りに稚拙な犯行に被害に遭われた方はもちろん、ご遺族の悲しみは計り知れない。

一部の外国人による犯罪で、他の外国人も排除するという乱暴な意見も増えているが、少子高齢化で建設や農業、飲食アルバイトなどは本当に人手不足が大変な問題になっている。

今後の日本が前進するためには、難しさはあるが法整備を含めた何らかの軌道修正が必要となるだろう。



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福岡の労働災害

福岡県内の労働災害により死亡者数が急増している。

これにより、福岡労働局は「死亡災害根絶非常事態宣言」を初めて発令、特に建設現場での死亡事故が増えている。

先月にも、久留米市の建物解体現場で倒壊が起こり、作業員2人が死亡する事故が発生、昨年を大きく上回る事故が相次いでおり、特に注意が必要としている。

建設会社などは熱中症対策を行い事故防止に努めているが、やはり今年は梅雨も短く、早くから猛暑が続いていることで肉体的疲労も大きく、注意力が低下していることもあるだろう。

地場建設業界は現場作業員の暑さ対策のため、ファン付きの空調作業服などの体調管理はもちろん、こまめな休憩や水分、塩分補給なども最大限に行っており、これ以上何をすれば良いのか、との声も漏れ聞かれる。



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次期総裁は?

参院選から間もなく2週間、石破総理は惨敗を分析しつつも、頭の片隅では、「トランプ関税の決着が1週間早ければ」と思っていることだろう。

しかし、今においても合意文書は無く、トランプ氏の気持ちが変わるなど、新たに問題が発生すれば石破総理の命運にも大きな影響を及ぼすことになる。

先ずもって総裁に意欲を示したのが岸田前総理であるが、岸田氏では自民党が変わったイメージはゼロで、党勢回復には無理があると自民党幹部は言う。

昨年の総裁選に出馬した中で、俄然ヤル気なのが茂木敏充元幹事長、早くから旧茂木派の若手を焚き付け動き出し、ユーチューブではいち早く石破総理に退陣を要求するなど、火中の栗を拾おうとしているが、党内からは速攻で駄目出しを食らう始末、「石破からの茂木じゃ、屍の山が増えるだけ、勘弁してくれ」との声も聞かれる。

また、頭脳明晰で政治手腕も高く評価されている林芳正官房長官、自民党支持層や国会議員からも待望論も聞かれるが、「短命になることは明白、今じゃないだろう」と言われている。

また、女性初の総理総裁として呼び声高い高市早苗氏、インパクトもあり多数の応援議員もすでに駆け付けている。
歯に衣着せぬ発言力の高さも評価される一方、過去の政党を渡り歩いた経緯、高市氏の政治信条を良しとしない自民党国会議員も一定程度おり難しさはあるが、十分に可能性は残っている。

現時点で最有力な総理候補は、1ヶ月前までコメ大臣として連日、テレビに取り上げられていた小泉進次郎農林水産大臣、まだ44歳と若くインパクトはある。

ただ過去の発言や勉強不足な面もあり、「まだ10年早い」の声も聞かれるが、ここ1年程は官僚の下で一生懸命に勉強していたことも踏まえ、「現在の自民党の状況を考え、先ずは衆議院で過半数を取り返さないと自民党は潰れる」との声も多く、重鎮を含め小泉待望論の声は大きい。

選挙を行った上で過半数を取れば、その後の失言や多少のミスリードがあろうと、若い小泉氏であれば安倍元総理の例もある様に2度目の登板も十分に考えられ、問題は無かろうとの意見も多く聞かれる。

石破総理は現段階で辞めるつもりは全くないが、魑魅魍魎の住む政治の世界、どこまでマインドが持つか判らない。
石破総理が、どのタイミングで、どの様に動くかは不明だが、党内はかなりヒートアップしている。

現状、麻生派以外の派閥は無い状況であるが、やはり過去の派閥を中心に情報交換が行われている状況下において、自民党国会議員らは大きく揺れており、キーパーソンは森山幹事長の去就を含めた動向が鍵となるだろう。



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正調自民党

戦後の日本政治をリードして来た自民党、そのトップとなる総理総裁のポジションは非常に重い。

代議士バッジを付けた国会議員の多くは大臣を目指し、その後には更に自民党内で力を付け、総理総裁の椅子を目指す。

これまで自民党総裁には、真っすぐに自民党と向き合い政治を行ってきた者だけがなれるポジション、その時々の政局で政党を渡り歩くような輩には任せられないとの不文律があった。

そして総理総裁に就任した暁には、地位も名誉も手に入れた中、選挙で勝ち続ける事を常に念頭に置き、最終目的地はテーマが何であれ「歴史に名を残す」こと。

心から安心して何でも話せる議員仲間が少ない石破総理、就任1年目だけに「歴史に名を残す」ことは全く考えられないと思うが、やはり5度目の挑戦で辿り着いたトップの座、簡単に手放すことは頭も心も出来ない状況、7月20日の参院選惨敗を分析しながら、トランプ関税の決着が「あと1週間早ければ・・・」くらいだろう。

早くも麻生最高顧問や岸田前総理、菅元総理から駄目出しを受けるも、言葉の違いを自分流に解釈し「進退に関する話は無かった」と記者団に話したことで、3人の中の一人は激怒したとの話も伝わっている。

トランプ関税15%の裏が表に出始め、お盆休みに熟慮すれば盆明けにどういう形になるかは不透明だが退陣もあるだろう。

そうなれば新しい自民党の顔を決めなければいけないが、そこで出て来るのが昨年、石破総理と総裁選を戦った8人と、総理経験者に絞られる。

その中でも、「火中の栗を拾う馬鹿にはなりたくない」という人がいるのも事実だが、俄然やる気マンマンなのが茂木敏充元幹事長、早くも旧茂木派の若手を焚き付け動き出している。

しかし、党内からは速攻で駄目出しを食らう始末、「石破からの茂木じゃ、屍の山が増えるだけ、勘弁してくれ」との声も。

またトランプ大統領とも交流があり、この急場を凌げるのは自分しかいないとして岸田総理もやる気はある模様だが、前総理では自民党が変わったイメージはゼロ、絶対に無理と自民党幹部は言う。

頭脳明晰で政治手腕も高く評価されている林芳正官房長官だが、女房役ということもあり現状は静観、ただ林待望論は多いのも事実であるが、「今じゃないだろう」「短命になるのは必至、もったいない」との声も。

また、女性初の総理総裁として呼び声高い高市早苗前経済安全保障担当相、確かにインパクトもあり早くも応援議員も駆け付けている。

歯に衣着せぬ発言力の高さも評価される一方、過去の自由党や自由改革連合、新進党などの経緯、政治信条を良しとしない自民党議員も一定程度おり難しさはあるが、可能性は十分に残っている。

現時点で最有力な総理候補は、1ヶ月前までコメ大臣として連日、テレビに取り上げられていた小泉進次郎農林水産大臣、まだ44歳と若くインパクトは十分にある。

過去の発言や勉強不足な面もあるが、その後は官僚レクチャーを受け真摯に政治に向き合っている模様、「まだ10年早い」などの声も聞かれるが、「現在の自民党の状況を考え、先ずは衆議院で過半数を取り返さないと自民党は潰れる、埋没する」との声も多く、重鎮を含め小泉待望論の声は多い。

選挙を行った上で過半数を取れれば、その後の失言やミスリードがあろうと、若い小泉氏であれば2度目、3度目も必ずあり、問題はなかろうとの意見もある。

石破総理が、いつ頃どう動くかは判らないが、自民党内はかなりヒートアップしており、8月中には何らかの動きが必ず起こるだろう。



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参院選の結果を経て

7月20日投開票の参議院選挙は、自民・公明の与党が大敗、立憲も横ばいの中で、参政と国民民主が急伸した。

これで、石破政権においては、昨年秋からの衆院選、都議選、参院選と大型選挙は3連敗となり、石破総理は続投の意思を示すも、早くも党内からは退陣論が噴出、今後の政局を含め自民は極めて厳しい状況下にある。

それにしても、最後の1週間においては、各メディアや解説者、コメンテーター、ユーチューブが更に参政党を取り上げたことで、存在さえ知らない地方の有権者を始め、一般の学生や主婦、これまで選挙に行かなかった層にも一気に浸透し大躍進に繋がったのではないだろうか。

福岡選挙区では、従来の自民・立憲・公明で固まっていた構図に、今回は参政党が2番手に躍進する驚きの結果となった。

トップ当選を果たした自民参議院幹事長の松山政司氏は、今回41.9万票、2番手の参政・中田優子氏が38万票、3番手で公明・下野六太氏が32万票で当選した。

もちろん投票率が55.66%と大きく伸びた影響もあるが、次点の国民・川元健一氏と立憲・野田国義氏も30万票を超えており、約2万票の差で落選となっている。
国民民主の玉木代表も、103万円問題などSNSを中心に発信するも、やはり自身の不倫や山尾問題が無ければ、川元氏が届いていた可能性もある。

また、立憲・野田国義氏は危機感を持ってスタートダッシュを果たし序盤はリードしていたが、この選挙期間中においては野田代表の発信力は国民や参政と比較すれば非常に弱く、残り1週間で埋没させられた感は拭えない。

現時点で石破総理は続投を表明しているが、それも8月に入れば難しくなるのは必至、早ければお盆前にも何らかの動きが出る可能性もある。

新たに誰が総理総裁になるか判らないが、仮に秋頃の衆院選ともなれば再び自民党の代議士たちには、今回同様かなり厳しい結果になる可能性も否定できない。

参政と国民を中心に、1週間でひっくり返す力を持つSNS選挙、炎上はするも話題になることで浮動票を掘り起こし票に繋げる戦略は、今後の選挙のやり方そのものを変えてしまう可能性もある。

自民党の1強時代は遥か昔に終わり連立政権となって25年、2大政党論を唱えた時期もあったが、今後は自民党も他党の中に埋没し、ドイツやフランスの様に選挙ごとに連立を組み替える時代が直ぐ近くまで来ている気がしてならない、今回の参院選だった。



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参院選・終盤情勢

7月20日投開票の参議院選挙、各党・各候補者は懸命な選挙活動を行っているが、その思いが有権者には伝わり辛い政党もあり混迷している。

3人区である福岡選挙区は、前回同様に自民・松山政司氏と公明・下野六太氏、立憲・野田国義氏もかなり追い込められた厳しい選挙戦となっており最終盤まで情勢は混迷、必死の闘いを行っている。

小泉米で一時は下げ止まっていた石破内閣の支持率も今週に入り再び下落、前回58万票でトップ当選の松山氏であるが、アンチ自民は増えるばかりで決して安心できる状況下にはない。

当然の事ながら立憲・野田氏と公明・下野氏にも、黄色信号が灯り始め、相次いで党代表の来福や首長支援を取り付けるも、過去にないほどの激しい選挙戦になっている。

国民から立候補している川元健一氏は、45歳と若く立派な経歴を持っていることから台風の目、一旦は玉木代表の不倫や山尾志桜里ドタバタ劇で上昇気流は収まるも、相応の支持率を保ち3番手に入り込む可能性はある。

今や国民を凌ぐ勢いで急上昇したのが参政・中田氏、神谷代表が来福した際には数千人を集め、その勢いは恐ろしくも感じる。

SNS戦略においては、他党とは比較にならぬほどズバ抜けておりお祭り騒ぎ状態であるが、その中でどれくらいの有権者が投票行動に移るかが焦点になってくる。

選挙期間の残り2日だが、ここに来ても各政党や報道機関の調査にバラつきがあり、自民・松山氏は組織戦でまとまりつつあるも安心は出来ず、立憲・野田氏は官公労系労働組合の支援で相応の基盤を形成するも票田である県南を責められている。

公明・下野氏は公明支持層の9割を固めるも、それ以外での浸透が思わしくなく、学会も相当な力を入れて支援しているが、厳しい状況に変わりはない。

台風の目となっている国民・川元氏と参政・中田氏、大番狂わせを予想する関係者もいるが、どちらか一方に票が集まれば可能性が高いも、国民も相応の支持を維持しており、反自民票を分け合う形であれば3位以内は難しくなる。

今回、期日前投票は伸びているが、そのまま全体の投票率を55%以上に押し上げれば大逆転も有り得るかも知れない。

しかし、3連休の中日、夏休み最初の週末で45%前後と伸び悩めば現職3人に吉報が届く予測もある、今回の参院選は最後の最後までガチンコ勝負になりそうだ。



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訃報

株式会社福岡県民新聞社
有限会社福岡経営企画  創業者 池田俊一 儀が永眠いたしました。

ここに生前のご厚誼に深く感謝いたしますとともに謹んでご連絡申し上げます。
つきましては通夜ならびに葬儀を下記日程にて執り行いますので合わせてお知らせ申
し上げます。

1.日時
通夜 2025年7月9日 17時00分 より
葬儀 2025年7月10日 13時30分 より
出棺 2025年7月10日 15時00分 予定

2.場所
天国社 油山会館
〒811-1355
福岡市南区桧原7丁目42番1号
TEL 092-565-4949 FAX 092-566-3314

3.喪主
池田 和子 (続柄:妻)

4.担当連絡先
㈲福岡経営企画 TEL 092-714-2306



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参院選全国比例、福岡出身の薬師寺氏が出馬予定

夏の参院選が7月3日に公示される。今回、国民民主党の全国比例候補として、福岡県久留米市出身の薬師寺道代氏(61)が立候補を予定している。

薬師寺氏は福岡県立修猷館高等学校を卒業後、東京女子医科大学医学部を卒業、医師として医療現場で長年活躍し、愛知みずほ大学大学院の特任教授も務めた。

2013年の参院選では「みんなの党」から初当選を果たし、一期を務めた。
その後、自由民主党に入党したが、2021年には新型コロナウイルス感染拡大を受け、本業である医業に専念するため衆院選への立候補を取りやめた経緯がある。当時、薬師寺氏は「医療は科学的根拠を持たねば、ただの占いです。国民の命を守る。これまでも、これからも私の信念は変わらない」と、その揺るぎない決意を語っている。

国民民主党は、6月の東京都議選で9議席を獲得したものの、先頃の勢いを失っているのも否めない。選挙期間中に巻き返しができるか注目だ。
玉木雄一郎代表は、福岡を「最重点地域の一つ」と位置づけている。
福岡選挙区での初議席獲得と同時に、福岡を拠点として活動予定の薬師寺氏の議席獲得にも期待を寄せている。

有権者には、候補者一人ひとりの背景や政策に目を向け、この国の未来のために貴重な一票を投じていただきたい。



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日産再建の波紋、揺れる行橋の夜

経営不振に直面し、再建の道を模索する日産自動車だが、その動向には、工場を構える福岡県苅田町に隣接する行橋市の繁華街にも影を落としている。

苅田町には飲食店が少ないこともあり、行橋市のJR行橋駅前は京築エリア随一の繁華街として知られ、日産の関係者らは、取引先の懇談や同僚の親睦の場として行橋市の店を利用し、地域経済に潤いをもたらしてきた。

しかし今回の経営不振問題で、スナック経営者らは日産の行く末を「死活問題」と捉え、固唾を呑んで見守っている。

日産自動車九州の幹部が常連だったというスナックの経営者によれば、昨年までしばしば開かれた日産や自動車部品メーカーの会合が、経営問題が深刻化した今年初め頃からめっきり減り、「この繁華街は日産を中心とした自動車関連のお客さんに支えられてきた。近頃は人もまばらで街がさみしくなった」と語る。

日産の再建計画は依然として全容が明らかになっていない中、苅田町の生産拠点(日産自動車九州、日産車体九州)は閉鎖されず、維持される見通しだが、日産は2万人に及ぶ人員削減を発表しており、九州の工場も「無傷ではいられない」(地場の自動車部品メーカー幹部)との見方が大勢。

日産の再建計画によっては取引がある部品メーカーも仕事が減り、人員整理に乗り出す恐れもあり、地域経済にさらなる打撃が及ぶのは想像に難くない。

どの業種でもリストラ実施時に対象として挙がるのは40~50歳代、あるラウンジ経営者は「最も足を運んでくださる世代。彼らが少なくなれば売上に大きな影響が出る」と憂慮する。

日産が今後どんな再建計画を発表するのか。
地元の自動車産業で働く人々だけでなく、飲食店を含め夜の街の住民も成り行きを注視している。



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第30回「きままに音楽の夕べ」御礼

当日は入梅にも関わらず天候にも恵まれ、「第30回 きままに音楽の夕べ チャリティコンサート」を開催することが出来、約1000名の方々がアクロス福岡シンフォニーホールに御来場頂き、無事に終了することが出来ました。

小さな事務所でありますが、「継続は力なり」をモットーに、会員皆様の御支援の下、30回目となる記念公演が出来ましたこと、心より御礼を申し上げます。

今年も、九州交響楽団など九州で活躍する若きソリスト達に集結して頂き、特別ゲストとしてソプラノ白川憂里亜さんの歌を交え、若手演奏家が奏でる爽やかな、音楽の都ウィーンの風を無事に皆様にお届けすることが出来ました。

今年も皆様にご購入頂きました収益の一部を、「夢みるこども基金」様、「社会福祉法人福岡愛心の丘」様に、寄付をさせて頂きました。

最後になりましたが、改めて感謝申し上げますとともに、貴社の今後益々のご繁栄を祈念致しております。

有限会社福岡経営企画
代表取締役 池田浩一



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第30回 きままに音楽の夕べ チャリティコンサート

弊社主催の「第30回 きままに音楽の夕べ~チャリティコンサート~」ですが、 いよいよ今週11日(水曜)の開催が迫って参りました。

弊社の池田俊一が胡弓奏者 趙国良氏と知り合い、繊細な胡弓の音色を皆様にお届けしたいと、平成6年4月に会場は福岡市立中央市民センターから始まったのが、「第1回 中国音楽の夕べ」でした。

その後も、メルパルクFUKUOKAに会場を移し、趙国良氏の友人でもある北京中央音楽学院の教授らをお招きしてのコンサートも5回行いました。

平成19年5月の第15回より会場は全国でも有数の音響を誇るアクロス福岡シンフォニーホールに移し、趙国良氏は第20回目まで一生懸命に胡弓の音色をお届け頂きました。

第21回目からは、「きままに音楽の夕べ」として、地元でご活躍の田中美江先生を中心に、中川淳一先生とともに、ゲストには元N響コンサートマスター篠崎史紀さんをお迎えし、他では出来ない音楽と絵画の融合など楽しいコンサートを目指しました。

コロナ禍でコンサートの開催が出来ない時期もありましたが、30回目という節目のコンサートを迎えられたことは本当に嬉しく、お支え頂いた皆様に感謝の気持ちで一杯です。

今回は、初の試みとしてソプラノ白川憂里亜さんをお迎えし、音楽の都ウィーンの風をお届けしたいと思っておりますので、是非とも会場に足を運んで頂けましたら幸いです。



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ゴミ処理施設の費用、納得のいく説明を(後編)

―前編の続き―

そもそも、ゴミ処理施設や消防、水道など複数の自治体が共同で運営している一部事務組合の事業は、構成している自治体の議会や住民から見えにくいという問題がある。

特にプラント建設など大規模な施設整備事業は、費用が大きいにも関わらずそのプロセスが不透明と言われており、最近では田川地区(大任町)のゴミ処理施設の情報開示が不十分として報じられた。

とにかく数百億円規模、20年先を見据えた事業である。
その内容や金額の適正性については直接住民負担になる問題であるが、ふくおか県央が公表している資料だけ見てもそれが適正かどうかは判断するのは難しい。
それを組合議会の過半数(8人)が賛成すれば決定、というのにも違和感がある。

ところで、弊社において、最近九州の自治体が計画してきたゴミ焼却施設の概要を比較してみた(下図)。
今年4月より稼働している北九州市の日明工場、2028年10月稼働予定の久留米市の新上津クリーンセンター、2030年7月稼働予定の大村市のゴミ処理施設、そして、ふくおか県央のゴミ処理施設。

こうして見ると、確かにふくおか県央の設計・建設費(445億円)や運営管理費(20年間で299億円)は高い。
資材価格や人件費等建設コストが高騰しているのも事実だが、本当にそれだけでここまで高くなるのかは疑問である。
また、北九州市の日明工場は、日鉄エンジニアリングが受注しているというのも興味深い。

域内人口が減少傾向にある中、今後これだけの維持費が住民の負担となり、身の丈に合った施設規模でいいのではないかという意見ももっともだ。
この費用に関する疑問が解けない限り、推進派の考えには賛同しにくい。
住民の理解と信頼を得るためには、徹底した情報公開と説明が不可欠である。

そこで提案したいのが、推進派と慎重派を交えた公開ディスカッションである。
ゴミ処理施設の処理方式、建設費、運営費を他自治体の計画と比較し、ふくおか県央の現計画がいかに優れているか、住民に対して分かりやすく示す必要があるのではないか。

事業の推進にあたっては、単に法令や要求水準を満たすだけでなく、住民に開かれ、地域から信頼される施設を目指すという基本理念を具現化することが求められる。
今回の議会の混乱を教訓とし、事業の透明性を高め、住民が納得できる形で進められるよう、関係者は真摯な努力を尽くすべきである。

―了―



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ゴミ処理施設の費用、納得のいく説明を(前編)

15日の飯塚市議会において、江口徹議長に対する不信任決議が可決されるという異例の事態が発生した。

2年交代で合意されていた議長職を、辞職しないとしたことが直接的な理由だが、ゴミ処理施設の利権が関係しているという話も出ており ただ事ではなさそうだ。

臨時議会の質疑や討論、江口議長のSNS等によると、某議員が議長を2年交代とするために交わした合意の内容を破棄したため、交代する前提が崩れて辞める理由が無くなったということらしい。
いずれにしても、議会内部のことで分かりづらく、市民からは説明を求める声が上がっている。

飯塚市を含む4市町(飯塚市、嘉麻市、桂川町、小竹町)で構成される一部事務組合「ふくおか県央環境広域施設組合(以下 ふくおか県央)」は、飯塚市、嘉麻市、桂川町にある既存のごみ処理施設の老朽化を受け、新たなごみ処理施設(エネルギー回収型廃棄物処理施設及びマテリアルリサイクル推進施設)を整備することとしている。

合併前から稼働している複数の施設を集約することでコスト削減を図り、2030年4月の運転開始を目指し、事業者がプラント設備や建築物の設計(Design)・建設(Build)を行いその後の管理運営(Operate)も担う、いわゆるDBO方式で実施される計画だ。

ふくおか県央が公表している資料はこちら→

現在、事業者の選定がプロポーザル方式で進められているが、応募したのは1者のみ、事業者名は非公表ながら大手の日鉄エンジニアリングが確実視されている。
しかし、一昨年から一部の政治家が利権を巡り暗躍しているとの噂が広がったことで、地元ではコンプライアンス上、本当に大丈夫かと案ずる声も聞かれる。

ふくおか県央の議会は15名、構成団体である4市町(飯塚市、嘉麻市、桂川町、小竹町)の各議会から自治体の人口比率で選出されている。
飯塚市の議長、副議長は組合議会に行くことになっており、域内で飯塚市の人口が最も多いことから、これまで飯塚市議会の議長が選挙で組合議長に選出されてきた経緯がある。

この組合議会の中で、現計画で事業を進めたい勢力(推進派)と、事業費が高過ぎるのでゼロから見直しを求める勢力(慎重派)が拮抗している状況だ。
1月に行われた組合の臨時議会では、桂川町のゴミ処理施設用地の購入議案が提出されたが、議案に賛成と反対が同数で、江口議長が反対票を投じたことで否決されるということがあった。

つまり、現在は慎重派がわずかに優勢な状況だが、議長が推進派に変われば形勢が逆転するのである。

― 後編に続く ―



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IT犯罪の若年化

今年2月、岐阜県の高校1年生(16歳)と東京都と滋賀県の中学3年生(15歳と14歳)の3人を不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺で警視庁が逮捕した。

昭和生まれの世代には中々理解できない事件だが、そもそも遠く離れた3人が、どうやって知り合い、いつから犯罪に走り、多額の金銭をどうしていたか、分からないだろう。

先ずもってITに詳しい関係者は、この3人が映画に出て来るような凄腕のハッカーではないことを断言している。

誰でも入手可能なプログラムや対話型生成AI(人工知能)と、一般的なハッカーの間で使い回されているツールを使えばできる犯罪、もっと言えば狙われた楽天モバイルのセキュリティの低さを指摘している。

この3人、元々はオンラインゲーム等で知り合い、チャットで親交を深め、中高生だけに面白半分で「金が欲しい」や「ハッキング技術」の話がきっかけで、暴走が始まったのではなかろうか。

彼らは個人のIDとパスワード33億アカウント分を仮想通貨で購入、そしてセキュリティも緩い上に、追加で本人確認書類無しで15個の携帯番号を取得できる楽天モバイルに着目した。

これで70件近いアカウントの不正アクセスに成功、約2500件の携帯番号を手に入れ、テレグラムを使い1件3000円ほどで販売、中高生では考えられない約750万円の仮想通貨を手に入れていた。

事件で使われたチャットGPTは不正プログラムなどの作成を実行しない設定になっている模様であるが、これもネット上には特殊な指示を出してAIを騙し、悪意のある指示に従わせる手法が開示されており高い技術や知識は必要ない。

小中高生のITリテラシーを止める必要はないが、モラルや犯罪意識の教育を徹底しなければ、今後はとんでも無い日本になるような気がしてならない。



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野党の言いたい放題

関税で世界中を大混乱に巻き込んでいる米国トランプ大統領、あまりの暴走に米国民からも批判が殺到、ワシントン・ポスト紙の調査では支持率は39%、不支持率は55%、その内の44%は強い不支持となっている。

一方で、こちらも低迷が続く石破内閣だが、総理を筆頭に多くの閣僚が後手の対応しか出来ず、難しい政権運営は当面の間、続くだろう。

参院選を前に先に打ち出したのは国民の玉木代表、期間限定ながら「消費税率を一律5%引き下げ」とし財源は赤字国債の発行で賄うとしている。

消費税率を5%に引き下げれば年間約10兆円の税収減となる模様だが、これが国民支持率にどう影響するかは見ものだ。

国民民主の影に隠れ、政党支持率も伸び悩む立憲・野田代表は参院選の公約に玉木氏を意識したかどうかは判らないが、期間は原則1年として「食料品の消費税0%」を盛り込むことを決定、「1人あたり年間2万円強の負担減」とし財源は赤字国債以外で確保するとしている。

いづれにしても参院選を前に、票の獲得を狙う野党の好き勝手言いたい放題の状況だ。

もし仮に実現したとしても、一旦下げたものを1~2年で元に戻すことは国民感情を考えても全く容易ではなく、自民党も同調できないことは明白。

だからと言って石破総理が無策のままだとは考え難く、参院選前に何らかの対応策を捻り出してくるのではなかろうか。

実現せずとも同意しない自民党を批判する野党の戦略、やはりこれでは平成21年から約3年間続いた民主党政権の迷走を思い出してしまう。

参院選までは各政党の公約をこまめにチェックして頂きたい。



 

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GWが終われば参院選

ゴールデンウィークは好天に恵まれ、博多どんたく港まつりには主催者発表によると、全国から235万人の人出で賑わい無事に終了した。

その祭りの最中でも、参院選候補者においては全県下が選挙区であるため少しでも効率的に動いていかなければ間に合わず、天神地区を車で走りながら必死に名前と政党名を売り込んでいた。

今年7月の参院選福岡選挙区においては、改選3議席を与野党9人が争う大混戦になっており、自民・公明・立憲民主の3党は現職が議席を死守できるのか、政党支持率が急上昇している国民民主が割って入るのか注目が集まっている。

自民の参院幹事長でもある松山政司氏(66)は前回58万票を獲得しトップ当選しているが、今回は立場もあって中々地元入りが厳しいことが予想される中、組織力を生かし何が何でもトップ当選に全力を尽くすと思われる。

公明の下野六太氏(61)は前回40万票を獲得し2番手当選、しかし今回は支援団体である創価学会の婦人部隊などの高齢化の影響もあり厳しい闘いになる予想、それでも自民の推薦もあって再選を目指している。

前回3番手であった立憲民主の野田国義氏(66)は、前回36万票の獲得で連合を含めた組織力及び地方議員の力を結集し再選を目指すが、国民民主の候補者が強敵だけに相当厳しい選挙となるだろう。

前回は女性弁護士を擁立し14万票を獲得していた国民民主は、今回45歳という若い川元健一氏(45)を擁立、優秀な経歴を持ち爽やかな好青年で女性票も狙えると言われ、3倍程度の票を獲得する予想もあり台風の目になる可能性は高い。

その他にも、維新で元議員秘書の伊藤博文氏(56)、共産は元福岡市議の山口湧人氏(35)、社民は元県立高校教諭の那須敬子氏(65)、参政は不動産会社員の中田優子氏(35)、保守はITエンジニアの森健太郎氏(47)などが立候補を予定、現時点で3議席を9人の候補者で争う構図、相当な激しい選挙戦になるだろう。



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老害

ラジオに始まりテレビからパソコン、今やスマートフォンを駆使し全ての情報が瞬時に世界中を駆け巡り、朝令暮改を繰り返すトランプ関税で大混乱となっている中、石破内閣においては振り回されていると言っても過言ではない。

令和の時代に入ってから新型コロナでパンデミックとなり、日本はもちろん世界的なサプライチェーンが寸断、福岡でも便器や温水器などが入荷せず奪い合いになったのは記憶に新しい。

令和3年には、これまで右肩上がりの急成長をしていた中国の不動産バブルが崩壊、習近平国家主席の下でどうにか表面上は平穏無事を装っているが、一向に好転する気配はない。

同4年にはロシアによるウクライナ侵攻が始まり、小麦から始まった強烈な物価上昇が全世界で発生、更に同5年にはイスラエルのガザ侵攻で、今の時代では予測もしなかった女性や子供の大量虐殺が繰り広げられるなど、想定の出来無い予測不可能な事態が世界で発生している。

今年1月、再びトランプ政権が誕生、基本はビジネスマンである大統領だけに戦争は回避する傾向にあるものの、国家間の関係も全てディール(取引)と捉えている。
世界各国の貿易ルールを無視した関税を仕掛け、更には関税率増減や猶予期間の延長、「全てが自分の思い通りになる」と頭の凝り固まった高齢爺の老害が発生している。

中国政府も反発し徹底抗戦の構えを見せるものの、この関税戦争は簡単に終わりそうもなく、長期化すれば日本においても相応に経済被害が発生し追い込まれるだろう。

低空飛行が続く石破政権、参院選を目前に様々な減税案などを考えているが、もうちょっと先を見据えた動き、特にトランプ大統領に対し媚びを売るのではなく、きっちりとした政策論議で突破口を見出してほしいと思うのは筆者だけだろうか。



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大阪万博と暴力団抗争

4月13日、大阪・夢洲を会場として大阪・関西万博が開幕、10月13日までの184日間、世界中から多くの観光客を含め2820万人の来場者を見込む。

国を挙げての一大イベント、海外メディアも多数訪日している中で、暴力団の抗争などがあれば格好のニュースになるのは目に見えており、3月頃から水面下では様々な動きがあった。

今や完全優位に立つ六代目山口組は、今年8月に司忍組長体制発足から20年目を迎え、神戸山口組との分裂抗争に入っては10年目の節目となる。

司忍組長は満83歳になっており、六代目体制の一区切り、世代交代も考えられる時期、その状況の中で分裂抗争終結を果たせば任侠の世界で、もう一つ名を残せる大功績になる。

最近は沈静化しているものの、万博開催中での抗争再発は警察庁としても大変遺憾、そこで抗争終結に向けた動きに協力こそしていないが、相応の後押しがあった節も伺える。

力の差はあるものの、そこは任侠の世界だけに互いのメンツを重んじ、仲裁役には稲川会の内堀和也会長が立ち、更に全国の主要任侠団体が署名し連判状を作成、4月7日に六代目山口組幹部が兵庫県警本部を訪問し、抗争終結を伝え宣誓書も提出、抗争は事実上終結したものと思われる。

しかし一方で、神戸山口組は井上邦雄組長の引退と組の解散が条件、受け入れれば生命・財産は保証する内容だった模様だが、井上組長は内堀会長との面会を拒否しており、今回は圧倒的な力の差と警察の後押しもあって、六代目山口組の一方的な宣誓書となった模様。

絶対的な勢力を保持する六代目山口組、連判状に名を連ねた全国の暴力団、万博終了後には七代目を中心とした新たな暴力団勢力図が生まれる可能性もあると関係者は語っている。



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商売のやり方が変わる

福岡市の中心部で2店舗営業している人気パン屋さん、美味しいパンを求め多くのお客さんが毎日訪れ人気を誇っているが、経営者は早朝から遅くまで働き詰めの状態。

ロシアのウクライナ侵攻が始まり、直ぐに小麦の値段が上がり、その後もバターなど様々な原材料が高騰、そして今一番の悩みの種は人手不足、朝早い仕事のため早出社員やパートを募集するも中々集まらない状況で悲鳴を上げている。

天神の2つの百貨店で鮮魚を販売している魚屋さん、こちらも早朝から仕入れがある中、販売時間は百貨店に合わせた午後8時までになっており、限界まで給与を上げても人は集まらず、遂に百貨店からの撤退を決意した。

近年は地球温暖化の影響から真夏の外気温は35度を超え40度近い日もある中で、小学校から冷暖房の効いた教室で学んだ若い世代に、ゼネコン業界は職場環境から中々受け入れて貰えず、電気や設備、造園などを含め地場中小企業に入社を決意する人は稀、どこも人手不足で頭を抱えている。

東京商工リサーチが7日発表した九州・沖縄の倒産件数(負債総額1000万円以上)は、前年度比20%増の908件、3年連続で前年を上回り、負債総額は35%増の1299億円。

理由としてコロナ対策の「ゼロゼロ融資」の返済や、燃料や光熱費、人件費の高騰や原材料の値上がりなどに伴う物価高、更には人手不足が挙げられている。

特に人手不足は深刻で、元気都市福岡でのゼネコンにおいては、仕事はあるが受注できない状況、少子化の中で多くの人材は大手上場企業に吸い上げられており、少子化に歯止めが掛けられない中で解消は難しいだろう。

トランプ関税で株価も乱高下の状況にあり、一寸先は闇とまでは言わないが、今後の拡大路線は極めて慎重に行うべきだ。



 

 

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新年度

新年度が始まり新入社員も新しいスーツに身をまとい、決意新たに仕事に邁進すると思いたいが、やはり学生生活の中で教師や先輩から怒られることも少なかっただけに、一部には我々や世間一般とはかなり考え方が違う様だ。

人手不足から新卒者の初任給も大きく上がり、就職氷河期を経験した大先輩からすれば羨ましい限りだが、彼らにとってはその時代を知らず今が当たり前の状況、自身の思い描いていた仕事や人間関係と違えば即座に退社を決意、「退職代行サービス」に依頼する。

中間管理職を含め中小企業では、「やっと入社してくれた大事な新入社員」という位置付けは理解するが、新人を想い厳しく指導した上で辞めるのは致し方ない事、早いか遅いかの話であり、最終的には自社と縁が無かったと、経営者を含めサッパリ諦めるしかない。

常に仕事を考え、昭和の時代には「仕事をしながら遊び、遊びながら仕事をする」などと多少の余裕があったものの、バブルが弾け業績も厳しいところから平成では、「24時間365日働け」となり、令和となった今では人手不足で立場は逆転、仕事とプライベートは完全に分ける時代となった。

フジテレビのセクハラ・パワハラ問題が多く報じられており、中小企業でもあってはならないことだが、誰もがナーバスになり過ぎている感もある。

新入社員の中には、自身の成長のため厳しく教育してほしい社員も多くいると思われるが、その割合が減少しているのも事実、本当に難しい時代になったものである。

最近の企業経営者から良く聞くのは、「人を雇うのが怖い」という言葉だ。



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祝当選・服部誠太郎福岡県知事

3月23日に投開票された福岡県知事選挙、投票率は31.58%と過去最低だった前回(29.61%)を上回る中で、現職の服部誠太郎氏(70)が、103万6280票を獲得し他の候補を圧倒的大差で打ち破り、見事に2期目の当選を果たした。

生え抜きの県職員から副知事を経て県知事となった服部誠太郎氏、コロナ禍においても素早い陣頭指揮が高く評価され、自民・公明・立憲民主・国民民主・社民が推薦していただけに、人物的にも高く評価された証だろう。

最近では小学生からも「お米のおじちゃん」として認知されており、服部知事の屈託のない笑顔が県民を安心させているのではなかろうか。

企業誘致など経済対策にも注力される中、今後は世界の中でも福岡県がトップランナーとして「ワンヘルス」を推進させ、「FUKUOKA」の更なる飛躍が期待される。



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大阪万博とゼネコン

4月13日開幕の大阪・関西万博まで残り3週間となるも、チケットの売れ行きにも暗雲が漂う中で、各パビリオン建設も大きく遅れている。

チケット販売状況は目標の1400万枚を大きく下回る800万枚、日本国際博覧会協会は2820万人の来場者を見込み、運営費1160億円の大半は入場料収入で賄うとしていたが、状況はかなり厳しい気配が漂っている。

インフルエンサーなどを使い開幕後に人気が急上昇し、当日チケットなどの販売が好調に推移すれば、収益面もプラスになる可能性もなくはない。

しかし、建設費同様に赤字幅も膨らみ税金投入の可能性も十分に考えられ、そうなれば吉村洋文大阪府知事の責任問題はもちろん、ひいては日本維新の会の支持率低下にも繋がりかねない。

開幕が近付いても、「目玉がわからない」「価格が高すぎる」「交通アクセスが悪い」「パビリオン建設が遅れ、内容が見えて来ない」などの理由から、万博に行きたい人の数字も低下、特に地元京阪神圏の人気が落ち込んでいる。

47ヵ国が独自に建設する海外パビリオンも、先月までに完成したのは6ヵ国のみ、これまで夜間や祭日の工事は行っていなかったが、24時間フル稼働体制に移行、4月5日、6日には大阪在住の4万人を集めプレオープンが予定されており、実質的な工期を今月末と考えると厳しさはかなり高いと見る関係者もいる。

パビリオン建設においては、各国のこだわりが非常に高く、各国産の建材などを求めており、材料が間に合わない話や工程のやり直しなどもあるようだ。

主要道路が1ルート、地下鉄が1路線、駐車スペースから現場までが非常に遠いなどの声もあり、体調が悪くなった場合などの労災も心配され、万が一にも事故が起これば全ての責任を負わされるだろう。

しかし、日本のゼネコンの技術力の高さは評価されており、また意地でも無事故で全ての工期を間に合わせると思うが、兎にも角にも無事に完成させ、日本のゼネコンの底力を見せつけて欲しいと思うばかりだ。



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豊前市長選挙

3月16日告示、23日投開票となっている豊前市長選挙、小さな市であるが既に激しい選挙戦が繰り広げられている。

現職で4期目を目指す後藤元秀氏(74歳)に真っ向から勝負を挑んでいるのは、
西元健氏(45歳)で、武田良太前衆議院議員の秘書を経て、地元築上郡・豊前市選挙区で県議会議員として4期務めて来た人物。

人口2万2659人、有権者数は2万人前後であるが、前回市長選挙では顔ぶれは違うものの投票率は70.83%という数字、今回も1万4000票の奪い合いが始まっている。

また、西元氏が県議を辞職したため県議補欠選挙も同日に行われる模様で、元市議で後藤氏が推す尾澤満治氏(62歳)と、西元氏と共に選挙戦をしている自民党公認の戸成祥平氏(40歳)も激突しており、豊前市が真っ二つに割れている様相。

現時点では後藤氏に少しだけ風が吹いているようだが、追い掛ける陣営には武田良太氏が付いており、更に激しい選挙戦になるだろう。



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2025年参院選・福岡選挙区・国民民主党 候補者決定

7月に行われる参議院選挙、福岡選挙区が3議席となってからは自民党と公明党、立憲民主党がそれぞれ議席を分け合い、公認を得られた時点でプラチナチケットと呼ばれている。

その後も、順当に選挙が行われ何ら問題はなかったが、令和4年に行われた参院選では、N党が3人の候補者を擁立したこともあり過去最多の16人が立候補、選挙の乱れが生じ始めた。

その後、衆院選や東京都知事選挙など、あらゆる選挙が荒れ始めたと言っても過言ではなく、他候補の誹謗中傷から選挙妨害、選挙ポスターの猥褻写真や広告としての販売化など、かつては思いも付かない選挙が行われているのが実情だ。

参議院選挙に立候補を予定している自民の松山政司氏は現幹事長など要職を歴任、存在感は大きく前回選挙もトップ当選しており何ら問題は無いだろう。

一方で、現在「103万円の壁」で支持率が一部のメディアにおいて立憲民主を超えた国民民主が候補者を決定した模様。

その候補者は早良区出身の川元健一氏(45歳)、久留米附設出身で一橋大学を卒業、ソニーなど大手企業で実績を残し、現在は宇宙開発事業を手掛ける企業の取締役に名を連ねる。

発表は3月初旬になる模様であるが、玉木雄一郎氏も代表に復帰するタイミングであり、かなりの強敵になるだろう。

自民は支持率が回復したとしても、相応の票が国民民主に流れる可能性もある上に、高齢化が進む公明は組織票を固めた上で自民の票を奪いに来ると思われる。

一番厳しいと予想されるのが立憲民主、組織力を背景に総力を傾けた闘いを挑むと思われるが、現時点で国民・維新の陰に隠れた形となっており、全県下で組織力の弱い国民民主に相対し、どの様な選挙態勢と戦略を組むかが重要となってくるだろう。



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山積みされたコメ

「令和の米不足」に対し、日本政府が備蓄米の放出を決めるも、市場に出回るのが3月後半ということもあり、依然として全国のスーパーでは米不足と価格の高騰が続いている。

九州産の米は5キロ2000円台前半であったものが、今では4000円を超えているのが実情、日頃から米研ぎが体力的にも難しいため無洗米を購入している高齢者も、数が少ない上に価格は更に高騰しており、唯一の楽しみでもある白米(食事)を制限せざるを得ない事態にもなっている。

そんな中、「道の駅 おおとう桜街道」では、米5キロが山積みされており「安ければ購入したい」と思い価格を見るも表示はなし。

その傍には、「大任町住民 家計支援事業」とあり、「非販売品です」の文字。
来月3月31日までに商品引換券を持参した大任町民だけがお米やその他の商品と交換できる模様。

余りにも太っ腹な大任町の支援事業、一部では悪名高き永原譲二町長だが地元住民には寄り添い、米5キロや現金5万円を、物価高騰による経済対策として支援している。

大任町の財政調整基金は令和6年10月末で残高は51億円もあり何ら問題はない。
平成17年の初当選以来5期を務める永原町長、3月30日には6期目を目指して町長選挙が行われるが、町民の圧倒的支持があり万全な態勢で勝利を収めるだろう。



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玉木雄一郎代表復帰?

新年度の予算編成で揺れる国会では、過半数割れした自民党の石破茂総理大臣を筆頭に、連日野党の要求を検討しながら、年度内の成立を目指し奮闘している。

衆議院は定数465議席、過半数は233議席であるが、政権与党である自民党と無所属議員合計は196名で、公明党の24名を加えても220名と過半数には届かず、野田佳彦氏率いる立憲民主党の攻撃論戦を受けて、連日苦しい議会運営が続いているのが現状だ。

前回の総選挙で「103万円の壁」を旗印に玉木雄一郎氏が代表を務める国民民主党が、思わぬ追い風が吹き始め、昨年の衆院選では議席数を28議席に伸ばし大躍進、最近の世論調査でも支持率を伸ばしている。

玉木代表は更なる拡大を目指していた矢先に、元グラビアアイドルとの不倫問題が発覚し、カメラの前で潔く男女の関係を認めて夫人にも謝罪し、役職停止3ヶ月の処分を受けた。

いとも簡単な記者会見で事無きを得ているが、国民民主党内や家庭内の問題は完全に解決したのだろうかと、他人事ながら心配していたら、月日が経つのは早いもので3月4日には喪が明ける予定となっている。

国民民主党の玉木代表の身から出た錆とはいえ、一兵卒で国民民主党の為に頑張る姿をニュースやユーチューブでも見たが、この約3カ月の間に日本維新の会(38議席)が自民党に擦り寄っており、イニシアティブを握る政党問題を含め、取り巻く環境は大きく変わった様にも思える。

国民民主党の顔は名実ともに玉木氏であったが、不倫事件発覚から脱玉木を口にする国会議員も現れ、果たしてすんなり3月4日が迎えられるのか、政治の世界だけに水面下では国民には見えない戦いが行われているように思える。

7月に予定されている参議院福岡選挙区は3議席であり、これまでは自民党、立憲民主党、公明党が議席を分け合い、公認の決定時点で当選が確定するプラチナチケットと揶揄されていたのも事実。

しかし今回は、福岡市早良区出身で一橋大学卒業の川元健一氏(45)が、国民民主党公認での出馬が噂されており、どこの票を喰うのか分からないが、当選ラインに浮上するとの予測もあり、他の候補者もピリピリし始めるだろう。



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罪を憎んで人を憎まず

今年に入って初めての大型選挙で、夏の参議院選挙の前哨戦として注目を集めていた北九州市議会議員選挙も終わった。

大方の予想通り各政党候補者や前回の選挙で落選した実力議員も返り咲き、低投票率が幸いしたのか波風立たぬ結果になった気がする。

中でも、公明党は支持者や婦人部の高齢化や弱体化が懸念されていたが、13人の候補者が全員当選し喜びに沸いていた。

しかし1月末に、参議院議員秋野公造氏の公設秘書である前田洋氏(47)が横断歩道の一時停止しなかった違反で免停中が発覚、現行犯逮捕されたことをマスコミが報じていた。

国会議員は多忙であるため、常日頃は先生よりも秘書と接することの方が多く、その中でも特に頑張っている印象が強い前田秘書とは親交も深く何事も電話で連絡をする仲だっただけに、直ぐに関係者に問い合わせを行った。

人身事故や衝突事故ではなかったが、2日間の留置が10日間延長された情報が入り、心配していたら罰金の略式命令で収まったようで一応は安堵した。

しかし、道交法違反で秘書の仕事を失うことになり、馬鹿な事をしたと思う反面、これまでの努力を見ているだけに前田秘書に同情したのは言うまでもない。

諺に「罪を憎んで人を憎まず」というのがあるが、秋野公造議員は自ら公明党九州トップの役職から引くことでケジメを付け、学会や公明党の様々な関係者が、前田秘書を励まし慰めていた話も伝わってきた。

今回の事件が他の政党で起こった場合、国会議員の秘書は自ら身を引き大半が表舞台から消えるのが普通とされる。

しかしそこは支持母体が学会だけに、周囲が温かい支援の手を差し伸べた後日談を楽しみにしている。



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夏の参議院選挙

令和に改元されて初めての国政選挙となった2019年の参議院選挙の福岡選挙区では、自民党で現在は幹事長を務めている松山政司氏が58.3万票でトップ当選、公明党の下野六太氏は40.1万票を獲得、立憲民主党の野田国義氏が36.5万票となり3人が無事に当選した。

因みに次点には共産党の河野祥子氏17.1万票、その次に国民民主党の春田久美子氏が14.3万票であった。

これまでは参議院選挙において福岡選挙区は自民党と公明党、立憲民主党が1議席ずつ分け合い、立憲民主党においては、公認が出れば「プラチナチケット」と揶揄されてきた。

当初は立憲の野田代表が1人区において野党統一候補の擁立が出来れば29勝3敗で勝てると言い出し、また日本維新の会においては野党候補の一本化に向けた予備選実施案が飛び出すなど昨年の衆院選を鑑み様々な意見が飛び交っていた。

1月の北九州市議会議員選挙では野党の明暗がはっきりと分かれ、国民民主は獲得票を含め躍進が目立つも、立憲と維新は議席も減らし埋没感が否めずの状態、これでは統一候補一本化の足並みは揃わないだろう。

国民民主の榛葉幹事長は参院選において、「複数人区の重視は変わらないが、1人区でも積極的に擁立していく方針」と発言、他の野党に対しての揺さぶりもあると思うが、党代表の玉木代表が不倫問題で「党役職停止3ヶ月」の処分中のため、解除される3月4日以降に何らかの動きが出てくるだろう。

松山参院幹事長は揺るぎないが、組織力が弱いとは言え支持率が上昇している国民は、候補者を選定中で現在は4人にまで絞られている模様。

票を喰われる立憲と都議選が近い公明は議席喪失の可能性もあるだけに、7月の参院選はかなり熱くなりそうだ。



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寿司の名店「河庄」が建て替えで長期休業に

福岡は博多湾に面して姪浜や伊崎などの漁港があり、その先には魚種が豊富な玄界灘に繋がっており、昔から新鮮な魚介類に恵まれたことで寿司文化が成長してきた。

その福岡を代表する寿司の名店「河庄」(福岡市中央区西中洲5-13)だが、今年3月から長期休業に入る。

昭和22年創業の同店だが、建物の老朽化などもあって2月末までは通常営業を行うが、3月から休業し解体に入り、新たに建て直す予定、リニューアルオープンは令和8年夏頃が計画されている。



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吉松もとあき新春の集い

1月23日午後6時から須恵町のアザレアホールにて、「吉松もとあき新春の集い」が開催された。

吉松県議においては、昨年10月の衆議院議員選挙に立候補し落選、その後の県議補欠選挙にて見事に返り咲きを果たした。

約1ヶ月という短期間に2度の選挙を行い、地元支援者に感謝の言葉を述べると共に、県議21年の実績と今後も私利私欲なく地元のために頑張る決意を述べた。

特に糟屋郡地区の交通インフラ整備に注力するとして、博多駅から長者原駅までの地下鉄延伸、都市高速の香椎インターから新宮方面への大型車を除く自動車専用道路構想など、今後の県政への取り組みを表明し、地元支援者からの大きな拍手を受け終了した。

自らが空けた県議の補欠選挙で、かなり厳しい選挙であったのは事実であるが、見事に完勝したことで地元支援者の温かな笑顔が印象的な「新春の集い」だった。



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御礼

今年のお正月は9連休の方も多かったと聞いておりますが、天候にも恵まれ、皆様におかれましては家族で楽しく過ごされたのではないでしょうか。

さて、1月16日に福岡経営企画主催の「第33回新春賀詞交歓会」を開催致しましたところ、多くの皆様にご参加頂き盛会のうちに無事終えることができました、心より感謝申し上げます。

20年間勤務した東京経済㈱を退社し、1人で始めた福岡経営企画の「第1回 新春賀詞交歓会」は、昨年取り壊されたタカクラホテル福岡で行い約80名のお客様を、中国から帰国されたばかりの胡弓奏者趙国良氏の演奏で迎えたことが昨日のように蘇って参ります。

これをご縁に当時福岡では無名だった趙国良氏をメイン奏者に迎え、小さな事務所ですが「中国音楽の夕べ」として毎年開催し20年間続けることが出来ました。

21回目からは「気ままに音楽の夕べ」と名を変え、チャリティコンサートとして今年も6月11日にアクロス福岡シンフォニーホールにて開催する予定で準備を進めております。

これまで賀詞交歓会では、多くの来賓の方々に挨拶を頂きましたが、福岡銀行元専務であった今は亡き杉浦博夫氏にご縁を結んで頂いた創価学会元副会長の佐藤正春氏に今年も中締めの挨拶を頂戴しました。

「継続は力なり」をモットーに、激動となるであろう今年も頑張りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

池田 俊一



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注目の北九州市議選

昨年行われた衆議院選挙において少数与党に落ち込んだ自民党だが、その後における石破総理の言動では、世論調査においても自民党支持率の低迷は回復しておらず、最近は夫人の着る衣服でさえ厳しい批判の対象になっている。

年が変わり新年を迎えると人の気持ちも若干上向くのではと、儚い小さな希望を持ってはいたものの、短い期間でも総理の心労は計り知れず、新年度の予算が成立すれば、総理自ら辞任の意向を表明する噂さえ流れ始めた。

そんな政局の世論調査よりも国民の真意を問う恰好な題材として、政令都市の北九州市議会議員選挙の告示が迫っており、定数57の議席に対して現職45人、元職6人、新人44人が、立候補の準備を進めている。

特に公明党は、創価学会のトップであった池田大作氏が亡くなられ、選挙の主力部隊であった婦人部の高齢化、若い学会員らは夫婦共働きで従来の活動人員が大幅に減少するなど、選挙の弱体化を多くの人が認めており、今回の市議選を新たな出発点として組織の強化を図っているようだ。

共産党も若返りを目指すも新たな動きは見られず、苦しい戦いを今回も強いられる状況にある。

中でも前回最下位の得票と僅かな票差で落選した自民党市議のドンは、元市のОB幹部などが選対本部に入り、万全の態勢で臨んでいるようだが、選挙は一瞬の油断が命取りになる可能性もあるだけに、周囲の関係者は成り行きに注目している。

今回行われる北九州市議会選挙の後には、3月に福岡県知事選挙、その後に東京都議会議員選挙、7月には参議院議員選挙もあり、それぞれの選挙結果によって総選挙の日程が変わる可能性も十分にあり、各々の先生方にとっては頭の痛い慌ただしい選挙の年になりそうな雲行きになってきた。



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神話の里・高千穂で「棚田夜神楽」初開催!伝統と自然が織りなす特別な夜

宮崎県高千穂町は、八百万の神々の神話が息づく地として知られています。高千穂峡や高千穂神社、天岩戸神社といった名所を有し、神話の舞台として多くの人々を魅了してきました。そんな高千穂で、800年もの間受け継がれている伝統行事が「夜神楽(よかぐら)」です。

天照大神が天岩戸に隠れた際、神々が宴を催し、天鈿女命が舞ったことを起源とする夜神楽は、五穀豊穣の感謝と来年の祈願を込めた神事として、毎年11月から2月にかけて行われています。今年、新たな試みとして、夜神楽を高千穂の棚田で披露する「棚田夜神楽」が12月1日に開催されました。会場となった「タカチホ棚田キャンプ」は農閑期に棚田をキャンプ場として活用する場所で、美しい景観と地域文化を融合させる場となっています。

棚田に立つ神庭の神秘的な光景
当日は、棚田の一角に夜神楽を舞う舞台の神庭(こうにわ)が設置され、急峻な山々と深い渓谷を背景に、その荘厳な姿が際立ちました。会場には定員100名の観客が集まり、宮崎や熊本をはじめ、遠く岡山、京都、神奈川、新潟からも訪れるなど、大変な賑わいを見せました。さらに、福岡からは(株)ハルク様の往復バスツアーが企画され、多くの方が参加されました。

地産の野菜やお米の直売、猪汁や棚田米のおむすび、鹿の竜田揚げのふるまいなど、高千穂の味覚も楽しめる内容で来場者をもてなしました。




圧巻の夜神楽

夜神楽は「舞い込み」と呼ばれる神事から始まり、「神迎え」「お祓い」を経て、番付の演目が次々と披露されました。今回は「杉登」「山森」「手力雄」「鈿女」「戸取」「舞開き」の6番が舞われ、ライトアップされた神庭と舞手が幻想的に浮かび上がる様子に、観客は息を飲みました。



新たな挑戦「棚田夜神楽」の未来
高千穂の伝統文化「夜神楽」と、地域の暮らしを象徴する「棚田」が交わる「棚田夜神楽」。この取り組みは、高千穂の魅力を多角的に楽しむ新たな形として注目を集めています。来場者の皆様にとって、特別な夜となったこのイベントが、地域文化の継承と発展に寄与するものとして、今後も続けていきたいと思います。

次回の「棚田夜神楽」にもぜひご期待ください!

 

合同会社Trailhead 代表 福島優
https://tanacam.kntf.jp/

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