カンボジア遊学生募集? [2023年6月1日09:24更新]

今日の朝刊に、在福岡カンボジア王国名誉領事館が主催し、地元新聞社が後援する短期遊学の参加者を募集する広告が掲載されている。
「半田スカラシップ~カンボジア遊学生~」第12期生募集、審査で合格した遊学生には1人あたり最高30万円が支給され、30日間のカンボジア遊学ということで、高校生の子を持つ親として興味が湧く。

審査員は半田晴久氏、在福岡カンボジア王国名誉領事、カンボジア政府上級大臣級顧問、カンボジア大学総長という肩書が付いているが、複数のペンネームを持ち執筆活動や芸術・スポーツイベントの後援を行っている。
また、深見東洲という名前で自らも芸能活動を行い、世界的に有名なオペラ歌手や 米の元大統領らとのイベントの告知で 新聞広告が出ていたこともあり、なぜ こうした人脈があるのか以前から気になっていた。

この深見氏、実は宗教団体「ワールドメイト」の教祖として知られる。
あまり馴染みのない団体だが公式ウェブサイトには、神道系の宗教で総本部は静岡県の伊豆の国市、会員は 8万2千人と紹介されている。
昨年統一教会が問題になった際は、複数の国会議員に献金している宗教団体として名前が上がっていた。

半田氏がカンボジア遊学を重ねてこれたのは、これまで 同国に対し幅広く金銭的・人的支援を行い、政府との信頼関係も構築してきた結果だろう。

ただ、遊学が どういうものなのか?
その先はどうなるのか?
それが気になる。

ワールドメイトの公式ウェブサイト