夢よもう一度
7人の候補者が名乗りを上げている、福岡市長選挙の投開票日は11月16日の予定で、短期決戦だけに各候補はラストスパートをかけ、最後の力を振り絞っている。
前回の市長選挙では当時の吉田宏市長と、自民党市議団が推していた新人の高島宗一郎氏が、激しい選挙戦を戦っていた。
だが吉田市政が任期中の4年間に行った、評価されそうな実績と言えば、地下鉄七隈線を博多駅まで延伸、途中にキャナル駅を新設した程度ではないだろうか。
過去において新しいことに何も手を付けず、現状維持のまま時だけが経過し、流れの中に取り残されていく悲哀を、福岡の市民は奥田県政で充分味わったはずだ。
この4年の間で福岡市は大きく変わっており、過去に何も出来ず、またしなかった人が、今更「再起動ふくおか」を旗印に出馬しても、福岡市民の共感を得ることが出来るだろうか。
かつて銀行関係者から、支店長として現場を2年離れると、新しいシステムを理解するのが難しく、ついて行けないとこぼしていたのを思い出す。
考えるだけでは物事が進まず、行動を起こし仮に失敗しても、反省して改めるべきところを改め再度挑戦すれば、必ず成功するとは限らないものの、前に進むことだけは間違いないように思うのだが。
続きを読む