古今東西、儲け話は数多けれど、大部分が詐欺話で、特に多いのが未公開株や出資話。
つい最近話題に上っているのは、太陽光発電システム販売会社や塗装工事グループ企業の上場話。
このように、まだ無名の企業を題材にして行なわれる詐欺話は、少々鼻が伸びかけている投資家が相手だが、一般人を相手にするにはそこそこ名前の知られた企業で、また仕事内容もわかりやすくなければうまく行かない。
今、話題を集めている投資話は、老舗としてブランド名が知られている、東京本社の未上場ハムメーカーだが、日本ハムやプリマハムのように1つの企業が独占的に使用している銘柄名ではなく、複数の企業、6社か7社が製造販売している銘柄のハムメーカー、もちろんそれぞれ別個の企業で、出資や縁籍関係なども無い。
謳い文句は、ハムを製造する際に発生する酵素が体に良い影響を与え、いろいろな製品に活用できる、というものらしい。
この程度の具体性に欠ける話しで騙される人がいるのかどうか大いに疑問だが、このハムメーカーの新しく就任した社長は、かつて九州で倒産歴があるのではとの噂もあるほど。
皆さん、新年早々くれぐれも一見すると、うまそうなお話しには乗らないようにお気をつけください。
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今、どこにでもある儲け話は、・・・詐欺話。 よ~く考えよう。
未公開株
起業した経営者は、大部分が株式を公開し富を得る夢をかなえるため頑張っている。
最近は通販などが普及しており、開発した商品が一発当たれば、瞬く間に100億円企業に成長するのも夢ではなく、株式公開で大きな現金を手にする事が出来る。
またオリンピックなどの大きなイベントがあれば、必ずと言っていいほど、関連する企業の儲け話が出てくるのが世の常で、必ずと言って良いほどに、未公開株の売買話が登場するから面白い。
そうした舞台と小道具を準備して、周到な脚本を書き相手を騙すのが詐欺師で、最近のビジネスは非常に複雑になっているが、詐欺師の描く脚本は意外と簡単明瞭な筋書きで、老人にも納得できるわかり易い話になっている。
逆に法律や条例も複雑になっており、弁護士や司法書士、社会保険労務士など、士が付く侍商売で、活動できる事業分野の境が一般人には判断しかねるケースもあり、その辺を巧みに利用した新しいビジネスも生まれているので、騙されないためには幅広い人脈を持つのも一つの方法だ。
特に株券を利用した犯罪では、ビジネスと詐欺は紙一重といわれており、その分別は非常に難しいようだ。
円と株の乱高下が激しい時期だけに、それを巧みに利用した新しい手口の、詐欺話が生まれてもおかしくはない。
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