福岡県は飲酒運転による事故で、幼い子供3人が犠牲になった海の中道での事故を契機に、飲酒運転については南区選出の樋口明県議が新しく県条例を制定し、官民一体で厳しく違反を取り締まっている。車を買い替えると無事故を祈って、神社に祈願に行く人もあり大半の人が、神社で貰った「お守り」のステッカーを貼って、運転している人を見かけるだけに、今回の宗像大社の権禰宜であった佐々木容疑者が犯した罪は、多くの人に影響が及ぶだろう。
逮捕された元神職は取調べで、ジョッキで生ビールを2杯、ハイボールを5杯飲んで車を運転したことを、取り調べ担当者に話しているが、勤め先の神社でも総務課長のポストに就いて、50歳の年齢であれば家庭もあるだろうに。
50年間の間に培ってきた信用も、たった数杯の酒で全てを失うとは、実に情けない話で下世話の話になるが、新年の参拝客も減少するのではと心配しても、何処の神に祈ってよいものか迷う。
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飲酒運転で逮捕
飲酒運転の代償
福岡市職員の飲酒運転で子供が亡くなった事故を契機に、福岡県警が音頭をとって、官民一体となった飲酒運転の撲滅運動が行なわれている。
にもかかわらず、数年前には酒気帯びでミニバイクを運転した、福岡市男性職員が警察に検挙された事件で、福岡市は職員を懲戒免職としたが、男性は処分取り消しを求めて提訴し、最終的に免職処分は妥当性を欠いたとする判決が下された。
確かに事故も起こしておらず、酒気帯びでミニバイクを運転しただけで懲戒免職は重いとも思われるが、家で酒を飲みタバコを買うためにバイクを運転、老人と接触し死亡事故になった例もあり、当時の市役所の置かれた雰囲気から考えると、高島宗一郎市長も今度の判決は受け入れ難い気持ちだろう。
「喉もと過ぎれば、熱さを忘れる」の例えがあるように、もう直ぐ忘年会のシーズンがやって来る季節だけに、もう一度海の中道や粕屋郡の高校生が亡くなったことを思い出し、飲酒運転は止めてほしい。
飲酒運転による死亡事故のニュースも、時が経過すれば風化するのが常だが、裁判所の判例にあるように厳しさに欠けてきており、福岡市内の某銀行においても、酒気帯び運転で検挙されても、公表されることも無く減給処分だけで済んでいる。
飲酒運転で死亡事故を起こせば、懲役の実刑を受けることになり、今まで築き上げた人生を失い、その代償は余りにも大きく、後悔しても残りの人生では取り返すことは難しい。
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