OMOTENASHI Selection 2017

今から4年前、東京にオリンピックを招致するためにIOC総会のスピーチで、滝川クリステルが表現した「おもてなし」は、東京が開催国に選定されたこともあって、一躍世界中に広まり、その年の新語・流行語大賞にも選ばれた。

この「おもてなし」を世界の「OMOTENASHI」にするため、日本の「おもてなし心」あふれる商品やサービスを選定し発掘、国内外に発信するプログラムとして作成されたのが、「OMOTENASHI Selection」で、貿易・流通・メディア・バイヤー・雑誌編集者など、国内外の有識者が選定している。

今回の「OMOTENASHI Selection 2017」は、商品部門で62商品が受賞、そのうち評価の高かった13商品が金賞に決定した。

福岡県から出品されて受賞したのは、
○「ほとめき笹おこわ 響シリーズ」・㈱石兆
○豆腐の味噌漬 紡4種詰め・豆腐工房ぬくもり畑
○あけたらDeli 鱈卵屋めんツブ/あけたらDeli 鱈卵屋めんツナ・㈱WASHOKU屋美味志
この中で、「ほとめき笹おこわ」が金賞を受賞した。

今回「OMOTENASHI Selection in大阪高島屋」として高島屋大阪店の地下食料品特設コーナーで、9月6日から10月3日まで、受賞作品尾販売が催される。

なお、受賞作品に関する詳細は、オフィシャルサイトにてご覧ください。
「おもてなしセレクション2017」受賞一覧、で検索。

写真は石兆亭の「ほとめき笹おこわ」

江戸しぐさ

知人がイベントの実行委員になり、縁あって「江戸しぐさ」の交流会に出席する機会に恵まれ講演を聴くと、忘れている日本人のよさを改めて知ることになった。

福岡市も155万人を超える都市に成長し、もともとが港町として発展してきただけに、外来者を受け入れる気質は十分で、今後も多くの人たちが海外から訪れることは確実だけに、講演内容を一つでも実行できれば、明日からの生活がまた一段と楽しくなるだろう。

昨年から世界の潮流が大きく変わる中で、「江戸しぐさ」は伝統美とも言えるスタイルだが、この伝統を糧にして行動すれば、現代をより一層強く生きることが出来るのではないだろうか。

譲るということが心のゆとり、余裕となって、相手を見つめなおす機会に恵まれることになり、それがビジネスに生きてくれば、新しい道が開けてくるはずで、人生は楽しくなる。

まずは話を聞いて「江戸しぐさ」を知り、実行することだろう。

事務局の電話は、092-555-8407。
 

変化する葬儀

 昔は相互扶助の精神から、葬儀などは隣近所の義務とされ、村八分と言う言葉の残りの二分の中には、火事と葬儀だけは別という意識が生きていた。
また葬儀の中には、密葬を済ませた後に、社葬や本葬などを盛大に行っていた時代もあったが、寿命が延び高齢化が進むと現役を退いて久しくなり、亡くなった本人を知らない人も増えて、義理での参列が先行する葬儀になりがちで、家族葬と言われる葬儀が増える。
そうした世相を反映して近年は通夜や葬儀を簡略化し、病院で亡くなった故人の遺体は直葬センターの冷蔵庫に運ばれ、24時間経過してから火葬する方式も現れた。
また火葬した遺骨を埋葬する場所がないとの理由で、遺骨を受け取らない遺族も現れ、火葬場で処分している話も聞く。
一方で葬儀に関しては、料金体系が不明瞭で分かりにくいと言う声が多かったが、最近は事前に料金を明示する葬儀社が増え、お寺に対する謝礼も具体的な金額を提示するところも現れたから驚きだ。
また地方では過疎化の波が押し寄せ、檀家の子供たちが都会に移り住み、両親の遺骨なども都会の寺に移す傾向にある。
当然地方の葬儀社も売上減少に歯止めが掛からず、中には本社機能だけを国内に置いて、日本特有の「おもてなし」精神をビジネスに生かし、中国などへの海外進出を目論んでいる葬儀社も現れ、時代の移り変わりとともに葬儀方法も更に変化していく事だろう。 続きを読む