アーム・レポ 民事再生法申請

ファミリー型分譲マンションを企画販売している、㈱アーム・レポ(福岡市中央区 代表者田中浩和氏)が、11月28日に負債総額8億8000万円内外で、福岡地裁に民事再生法適用の申請を行なった。

当社は現代表が昭和62年に設立したもので、毎期順調な売り上げで推移していたが、中央区今泉に建設した大型プロジェクト「天神プレイス」の失敗で生じた損失が尾を引き、苦しい経営を強いられてきたが、今回の手続きで全て清算する運びとなったようだ。

小口の債権は全て支払い済みであり、大口の広成建設1社と小口の金融債権が数行あるのみで、12月3日に行われた債権者会議では、これで過去の債権整理ができたと安堵した声が噂として聞こえてきた。

同社の営業は平常通り行なわれており、債権者の姿も見当たらない静かな幕引きで、代表も師走の町を再起を期して走り廻っており、最近では珍しい倒産と言って良いだろう。



 

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春日警察署を設計の「日総建」~民事再生法申請

福岡市都市景観賞を受賞した福岡市の新葬祭場(刻の森葬斎場)や、福岡県警春日警察署、小倉北署の設計監理を行った、㈱日総建(東京都渋谷区)が6月29日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。
申請代理人は西村賢弁護士(成和明哲法律事務所、港区)、監督委員には幸村俊哉弁護士(東京丸の内法律事務所、千代田区)が選任された。
負債総額は約17億3300万円(平成26年3月期決算時点)。
もともと旧日本電信電話公社の建築部門から、日本総合建築事務所として発足したもので、福岡市博多区にも事務所を置いている。
借入依存度の高い財務体質で、売上低下の中、外注費増加も加わり資金繰りがひっ迫、今回の措置になった模様。
7月3日(金)午後2時から情報オアシス神田・オアシス4(千代田区神田多町2-4)で債権者説明会を開催予定。



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