~福岡市長選挙は麻生対古賀の覇権争い~
福岡市が整備する公共工事は、予算獲得などの問題に関して、前回選挙で引退した自民党の古賀誠代議士に、諸々の相談を行っていた形跡がうかがえる。
特に福岡市が発注するインフラなどの土木工事は、古賀誠代議士の影響力の恩恵に浴していたと言って過言ではないが、新しく就任した高島宗一郎市長は常に中央に目が向き、副総理である麻生太郎代議士への相談件数が増えたことで、従来のラインだった局長や部長クラスの利権が減ったのは事実だ。
当然こうした新旧ラインは市役所人事にも影響し、日の当たる新ラインを横目に、旧ラインは北別館グループとして追いやられたことで反高島となり、今度の福岡市長選挙では前市長だった吉田宏陣営に走っている。
また高島宗一郎市長と麻生太郎副総理の間に、北九州市を地盤とする中村昭彦県議の思惑が入ることから、自民党福岡市議団の反発は強い。
北九州グループが高島陣営の応援に入り当選すれば、論功行賞を求めるのは当然で、前回の選挙と同じ様に副市長ポストなどを要求することもありそうだ。
そして今回は福岡県警が工藤会壊滅作戦を実施中だけに、難を逃れるため暴力団の企業舎弟やフロント企業が、一緒に進出してくる可能性がある。
今回の代理戦争は既に始まっており、取材のために週刊誌記者が来福するとの連絡が複数入っている。
短期決戦だけに何かが起きるのは間違いない。
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