「住みたい街ランキング」第1位の糸島市は、残念ながら「住んでよかった街ランキング」では第12位にランクを落としている。
ある証券会社がまとめた資料によれば、2035年・平成47年の糸島市の人口は8万7000人を予想、今年3月2日の糸島市役所の公式発表では10万0312人だったから、1万3000人余りが減るということだ。
同じ資料によれば、福岡都市圏で18年後まで人口が増え続けているのは、大野城市、那珂川町、志免町、粕屋町の4つの自治体だけで、福岡市も現在の155万人から147万人に減少するとなっており、糸島市が無策というわけではないのだが、「住みたい街ランキング第1位」と評価されただけに、逆に行政サイドの取り組みの拙さが表面化しているかもしれない。
以前聞いた話しの中には、福岡に比べると水道料金が高いという点があった。
いずれにしても、インフラ整備がやはり一番の問題なのだろう。
前々回でも記載したが、JR新駅舎建設に15億円を投資する計画だが、JR九州に対しては、さらなる提案を行なっているようだ。
筑前前原駅から2駅先の加布里駅まで複線化を進め、間にある美咲ヶ丘団地居住者の利便性をより高め、そして加布里駅地区の再開発を図るというものだ。
50億円を投資して、体育施設の統廃合を進めるよりも、こっちのほうが糸島市民にとってはいいような気がするのだが、どうなんだろう。