冬の味覚~ブリしゃぶ

いよいよ大相撲の九州場所も始まり、ひと雨毎に秋が深まり冬の気配を感じる季節になってきた。

寒くなれば鍋の季節で、魚の中でも寒くなると脂が乗り美味くなる出世魚の「ブリ」、福岡は玄界灘を控えており、また養殖技術も発達しているため、比較的安い価格で手に入る。

相撲が始まると「アラ」の値が上がるように、正月が近づくと高くなるブリは今からが旬で、刺身も美味しいが、若干薄く切って鍋の中で2~3度泳がして食べる、「ブリしゃぶ」もまた美味い。

好きな野菜を入れてポン酢で食べるのも良いが、博多では昔から柑橘類の「だいだい」と、醤油を小鉢であわせて食べていたものだ。

また鍋のときには、大根や人参を使うことは少ないが、我が家では皮むき機で大根や人参を削るようにして入れると、薄く切っているだけに早く食べられるので重宝している。

中央区長浜の鮮魚市場では、毎月第二土曜日を市民開放デーにして、通常のセリを8時前に終了させた9時から、一般市民に市場を開放、安く新鮮な魚や加工品が買えるため、大勢の人が子供連れで買い物を楽しみに、来場している。

魚市場の活気あふれる雰囲気も楽しく、いろいろな魚の調理方法も教えてくれるので、一度足を運んでみてはいかが。