早速難題抱える新福岡市長  [2010年11月24日10:23更新]

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現職を大差で破り当選した新福岡市長・高島宗一郎氏はこの10日間、休むひまもないような過密スケジュールで、三原・木村という2人の秘書みたいな人間を連れ、関係先へのお礼回りに追われている。



その合間に自民、公明、みらい福岡の市議団との会合を持ち、新しい政策などの打ち合わせを行なっているようだ。12月7日には市職員の出迎えセレモニー、同14日からは市議会も控えるが、最初の大仕事は副市長の選任人事であろう。

 

すでに高田洋征、靍川洋両副市長は吉田宏市長に辞表を提出している状態で、この辞表を受け取りクビを切るのか、あるいは留任を認めるのか。両氏は何もしなかった吉田市長の下で副市長を務めていたが、役所内の評判は決して芳しくなかった。

副市長の椅子は3人の枠があるのだが、高島氏サイドの意向としては1人は女性を副市長を据えたい模様。中央とのパイプを考えると中央官庁出身者も必要だし、市役所内からの登用も・・と諸々の要件を考慮すると、かなり難しい人事になりそうだ。

 

選挙期間中から北九州市選出の県議会議員が、高島氏の選挙事務所に常駐していた。それだけに、その筋からの人事東欧への圧力も当然起こってきそうであるが、これには多くの市議会議員が反発することもあり得るだろう。

現在、福岡市部(衆院1~3区)においては現職自民党衆院議員はいない状態である。今回の福岡市長選では前衆議院議員・太田誠一氏が頑張っていたが、「現職時代とは違い迫力に欠けていた」と地元市議も嘆くほど。それだけに、様々な連中が外から口を挟む状況が展開されそうで、新市長も頭が痛いところだ。