福岡1、2、3区の民進党 [2018年2月14日06:00更新]

昨年11月に行われた総選挙において、福岡1区山本剛正氏、2区稲富修二氏、3区山内康一氏らの、民進党候補者は本部の動きに同調し、全員が民進党から希望の党に移った。
しかし小池百合子党首(当時)の意向で、希望の党として認められたのは稲富修二氏のみで、総選挙に突入したのは周知の事実だ。
希望の党から出馬した稲富修二氏は、5年にわたる浪人中の努力が実り、希望の党の支持率低下にも関わらず、小選挙区では自民党の鬼木誠氏との接戦の末に落選したが、比例復活で見事にカムバックし、代議士バッチを手にしている。
3区の山内康一氏は立憲民主党に、即入党し見事に比例復活しているが、1区の山本剛正氏は立憲民主党から立候補したものの、熟慮した1日半のロスが、最後まで響いて落選した。
福岡1区から3区までの選挙区事情が夫々異なるために、県議会議員クラスの下部組織においては、現時点では民進党として存在はしている。
しかし来年4月の統一選挙が近まるにつれ、党の事情で新たな新人が立候補する可能性もあり、年内もしくは選挙ギリギリまで民進、希望、立憲民主の候補者選定は揉める可能性が予測される。