立憲民主福岡

国会も閉会を控え慌ただしく動いているが、立憲民主党福岡県連においては、先の総選挙で候補者を立てるも、惜しくも落選した意志堅固な候補者の次なる当選を目指し、関係幹部会において各選挙区の支部長を決定したようだ。

衆議院福岡1区の丸尾圭祐氏、3区の仁戸田元氣氏、7区の亀田晃尚氏の3名を、夫々の選挙区における候補予定者に決め、立憲民主党として全面的に支援を続ける模様。

最近は様々な政党が誕生して選挙を賑やかにしているが、歴史の浅い政党は下部組織がぜい弱で、候補者を公募しても党幹部の眼鏡にかなう応募者は現れず、各方面に声を掛けるもかなり苦慮している話はよく聞かれる。

中でも、福岡3区の仁戸田元氣氏は福岡市西区の元県議会議員で、既に失職して空席の補欠選挙が福岡知事選挙と同じ3月に予定されており、後継候補者の選定を巡り関係者が動き始めた。

福岡3区はかつての大先輩である藤田一枝氏が、現在も党内部において活躍し存在感があるだけに、立憲民主党の県議会議員は早良区の後藤香織氏、糸島市においては川崎俊丸氏の後継として嘉村薫氏の女性2人が現職で頑張っている。

総選挙後は西区から男性候補者の擁立が考えられ、議員経験者や現職市議会議員などの名前が浮上するも、最近は関係者の間で女性候補者の名前も出ている様だ。

いずれにしても立憲民主党の議席だっただけに、仁戸田元氣氏にしても今後の自分の選挙を考えるならば、当然確保しておきたい議席だけに候補者選びに苦慮している模様だが、期日が迫っており関係者は頭が痛いことだろう。



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6人が名乗り、福岡3区

早くて6月解散、遅ければ9月の総裁選後と言われる次期衆院選、福岡3区(福岡市西区・早良区・城南区の一部・糸島市)では現在6人が名乗りを上げている。
現職で5期目を目指すのは 自民党の 古賀篤内閣府副大臣(51)、前回選挙では 野党の統一候補、立憲民主党 山内康一氏との一騎打ちを制した。

◆ 令和3年10月 衆院選結果
古賀 篤 (自民) 13万5031票
山内 康一(立憲) 9万8304票

立憲民主党からは党県連幹事長の 仁戸田元氣県議(44)が立候補を表明、松下政経塾出身で県議会副議長などを歴任、地域活動にも熱心で県議選では立憲ながら農政連の推薦を得ている。

日本維新の会が擁立する 瀬尾英昇司氏(48)は元外交官、昨年4月の統一地方選において福岡市議選(城南区)で戦うも次点に終わり、衆院選候補の公募に手を挙げた。
参政党の 重松雄子氏(65)は2年前の参院選、昨年の福岡市議選に続く3年連続の選挙となる。

共産党の 山口湧人氏(44)は元福岡市議、昨年の市議選(西区)で敗れた。
れいわ新選組の 奥田芙美代氏(46)は、2年前の参院選以来2度目の国政挑戦となる。

迎え撃つ自民古賀氏であるが、維新と参政党に票を食われる上、岸田自民のお灸を据えようという空気が蔓延しており、7~8万票まで減らす可能性もある。
立憲・共産・れいわ、或いは 立憲・維新で1つにまとまれば逆転の目も出てくるが、現時点でその気配はなく、票を減らしても自民の優位は変わらなさそうだ。