米国の大統領選挙

米国では今年11月の大統領選挙に向けて、民主、共和両党候補者争いの初戦であるアイオワ州で党員集会が行われ、民主党はクリントン氏が、また共和党はクルーズ氏が制したものの、実体は引き分けだったと言って良いだろう。
だがこの予備選挙を見ていると、余りの接戦で米国が羨ましく、一方では複雑な心境だ。
日本にも自民、民主の二大政党は存在するが、それぞれの党首選挙は水面下で調整が行われ、最終的には無投票のシャンシャンで終わる、選挙という名前もふさわしくないような不思議な行事だ。
内閣の組閣では個人の能力を考慮せず、ただ単に年功序列や派閥などのバランスだけで考え、身体検査もろくにせず任命するから、数十年前の破廉恥な旧悪が暴露されることになり、それが堂々と国会で質問されるから、面白いを通り越し最悪だ。
さらに自民党内においても、安倍総理に対抗する実力者はいない状態で、万が一にも安倍総理の病気が再発し政権を投げ出した時に、次の総理は誰がなるのだろうか。


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8月30日デモ~10万人を超えるか

 安倍総理の70年談話は、当初期待していたものに比べると大幅にトーンダウン、国民も若干の不満を残したが、支持率の低下は回避された。
また強気で推し進めてきた国会運営も、安倍総理の自慢であるアベノミクスが、中国に端を発した株価の下落に連動、月末を控えて1万9000円割れが続いている。
一方で、安保関連法案の審議は、当初の計画より遅れながらも進捗はしているが、学者、文化人、主婦、学生と、反対運動の輪は拡大しており、8月30日の日曜日には国会周辺での大規模なデモが計画されて、マスコミも注目しているところから、全国で100万人の集会に発展すれば、仮に安保法案が成立しても、安倍総理の進退が問われることになるだろう。
そして世界中の株価が下落し続ければ、内閣はもちろん、日銀やNHKのトップにまで影響がおよび、それぞれの持病が悪化しかねず、日本中の大掃除が開始されることだろう。
現時点で総裁選挙には誰も名乗出ていないが、何かのキッカケで総理大臣のポストが空席になれば、一番身近なのは麻生副総理で、魑魅魍魎の住む世界だけに麻生太郎内閣が誕生しても不思議ではない。

 

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公明党に期待~特に女性学会員

 安保関連法案の成り行きが注目を集め、安倍内閣に比較的甘い読売や日経新聞での世論調査も、遂に不支持率が支持率を逆転して上回り、このままいけば支持率が30%を割り込むのも時間の問題と思われる。
一旦下がり始めた支持率を戻すのは至難の技で、新国立競技場の建設を白紙に戻しても、安倍総理が期待したような効果は無く、依然と下がり続けている。
市民の目線から平和を提唱し、いまや世界各地で活動を続けている創価学会だが、その活動を政治の世界に持ち込んだ公明党の存在が再び脚光を浴び出した。
公明党が行う政治活動の基礎は、粘り強い創価学会婦人部の活動で、その活動について男性会員は足元にも及ばず、安保関連法案に女性学会員がソッポを向けば、党首や幹部の座も危うくなってくるのは必定。
安倍総理が公明党の幹部と何らかの取引をしても、女性学会員には理路整然と説明し、充分に理解してもらわないと、活動が停止するのは目に見えており、男のメンツなどは通用しない世界だけに、非常に詳しい説明が求められる。
安倍総理が公明党幹部を納得させた手法で、公明党男性幹部が女性会員に説明しても、おそらく納得しないのではなかろうか。
安保法案の対応によっては、政権与党である公明党の真価が問われる正念場になっており、全国の注目を集め始めた。

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「薬袋」~さて読み方は?

 戦国時代に甲斐国の武将である武田信玄が、狩りの途中で薬を入れていた革袋を落とし、それを拾った農民が信玄の陣屋に届け出た。

戦時下の武将が持病を患っていることを、敵に知られたくない部下の一人が届け出た農民を切り殺すことを進言したが、信玄は確認してからでも遅くはないとして、農民に革袋を見せて中身を確認したところ、「みない」と答えたところから、安心した信玄が「薬袋」=「みない」という苗字と褒賞を与え、現在でもこの姓は代々続いており、子孫の1人はテレビ局に勤務しているようだ。

戦国時代から大将の健康は極秘事項で、最近は個人情報保護法や守秘義務と言うもので縛られているものの、安倍総理の主治医が交代したことを週刊誌が報じ話題になっている。

安倍総理は外交を重視して、過去の総理に比べると外遊の回数は非常に多く、主治医を同行して飛行機の中やホテルで治療している情報を過去に聞いたことがある。

前任の主治医に不手際があったのかどうか不明だが、今回の主治医はガンの専門医との情報もあり、過去には病気の悪化で総理の椅子を投げ出した経緯もあることから、滋賀、沖縄、佐賀県知事選で3連敗したことが、プライドの高い安倍総理に取っては大きなショックだっただろうことが想像でき、これにより病気が悪化したとも考えられ、いずれにしても関心は高まってくることだろう。 続きを読む