組織ぐるみと言っても過言ではない、保険の不適切販売が明るみに出て、郵政グループは現在大規模な調査を行なっているが、善良な高齢者らを食い物にしてきたのは許し難い。
そのような中、福岡市早良区に勤務していた期間雇用社員が、顧客から預かった貯金を横領、被害は26人に及び総額約8500万円だったという報道があった。
度重なる不祥事に、今後もまだ何か出て来るのではないかと疑心暗鬼になる。
一方で、日夜業務に励んでおられる郵便局、郵便配達の皆さん、家族も含め、さぞ肩身の狭い思いではなかろうか。
一日も早く、膿を出し切きることを願いたい。
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郵便局員の横領
運賃横領疑惑 ~ 九州郵船
壱岐・対馬と博多港を結ぶ九州郵船㈱(博多区、竹林健二郎社長)が、社員の運賃横領疑惑で揺れている。
事の発端は壱岐・芦辺差出の文書がマスコミに郵送されたこと。
文書は同社壱岐支店の社員2人が、利用客からの運賃を横領していると告発するのだったが、文面からは事の詳細がはっきりせず、また関係者に取材しても内容がはっきりしない。
同様に告発を受けた壱岐新報社が、九州郵船壱岐支店の責任者に確認したところ、過去数年にわたり総額1億円余りを社員が横領していたことを認めた上で、詳細は刑事告訴中であるため、結審後に発表するとのコメントを得たようだ。
とはいえ、通しナンバー付きの乗船券が発行される運賃をどうすれば横領できるのか、なぜ会社側はわからなかったのか、ひょっとしたら対馬航路の厳原・博多間でも誰かが横領していることはないかなど、素人考えでも不明な点が多すぎる。
こうした犯罪とは別に、地元の利用客からは運賃が「割高では」との疑問が出ていたことも事実で、「高くても利用せざるを得ない」不満が、今回の投書に繋がったのでないか、との見方もある。
さて結審後、九州郵船は記者会見の席上、どういったことを話すだろうか。
反省の弁と今後の防止策は語ることだろう、当たり前のことだが。
しかし、割高な運賃に対しては、おそらく、コメントすることはないだろう。
横領事件とは関係ないからだ。
だが、マスコミ関係者が質問すれば話しは別・・・のはず。