苅田町議会議員選挙

24日、苅田町と大刀洗町で町議会議員選挙の結果が公表された。
苅田町では定数16人に20人が立候補、有権者数2万9756人、投票率49.57%、1万4750人が投票したことになる。

トップで当選したのが2期目となる末石伸二氏(52)、1915票という得票は投票した人のうち 約13%が末石氏に投じたことになり、ここまで1人に集中するのは地方議員の選挙では珍しい。
実は、末石氏は地元に工場を構える日産自動車の労組出身、さらには社会人野球の日産自動車九州の投手だったと知り納得。

それから、参政党の角崎明美氏(53)が5位で当選した。
角崎氏は飲食店経営で知名度があったほか、食の安全を訴え母親からの支持を集めた。
公明党と共産党以外の政党所属の議員が無所属で立候補している中、党名を掲げて上位当選したところが興味深い。

また、その共産党は過去には2議席を持っていたが、 2015年の選挙以降は1議席を死守するも今回議席を失った。
現職の梶原弘子議員(76)が不出馬となったため、立候補したのが2015年の選挙で落選した元職の木原洋征氏(79)、しかし519票で次点に終わった。
党員数の減少と高齢化で衰退の一途を辿っているが、党中央があの調子では今後もこの傾向は続くだろう。