九州工業大学とIDCフロンティア~包括協力協定を締結 [2016年7月1日03:21更新]

~スマートライフケア社会の実現に向けて、実証実験開始~

国立大学法人九州工業大学(北九州市、尾家祐二学長)と㈱IDCフロンティア(東京都新宿区、石田誠司代表)は、先週6月24日(金)、スマートライフケア社会の実現に向けた、産学連携に関わる包括協力協定書に調印した。
この協定を通じて両者は高齢者の自立支援や介護従事者などの負担軽減を行うライフケア基盤システムの構築と実証に取り組む。


九州工業大学では過去において、九州大学病院循環器内科病棟で2年間にわたり、看護師60名から延べ1655日間の看護行動データを収集、また整形外科病棟フロア全体で、看護師35名の位置情報と行動情報、患者の属性情報を40日間記録したこともあり、これらを分析することで、看護師の行動がかなりの精度で予測できるようになり、業務割り当てなどに活用できることがわかった。
また九州工業大学では、限られた人員をカバーするための介助ロボットや、ビッグデータ解析で最適な予防医療や介護予防を進めるため、いくつモノチームスタッフが研究を重ねており、スマートライフケア社会の実現に向け様々な取り組みが進められている。


一方、IDCフロンティアはYAHOO!JAPANグループのITインフラ事業者として国内9ヶ所に自社データセンターを運営、北九州市の八幡製鉄所跡地にも大型のデータセンター群を構え、クラウド事業jの拡大を推進している。
今回の協定締結により、限られた人員で最適な医療や介護が受けられる、スマートライフケア社会の実現が早急に訪れることが期待されている。