1000枚の名刺 [2009年12月1日15:21更新]

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政権交代などで揺れた2009年も12月を残すのみとなり、街には早くもクリスマスソングが流れている。だが景気低迷の影響で多くの企業でボーナスが減っていることを反映してか、年末商戦にも今一つ活気がない。



特に建設関連業界は仕事量の確保に苦慮し、受注確保を優先するあまりに価格競争は一段と激しくなっているのが実情。下請け企業の営業社員は、懸命な受注活動を強いられている。

そんな業界にあって日頃からの営業活動が功を奏し、年度内の工事は満杯状態で受注を見合わせている電気工事会社が福岡市内にある。来年度の受注工事はさらなるアップを目指しているようで、トップから営業担当社員に対し1000枚の名刺を準備するよう指令が出たという。

同社は民間工事を主力に公共工事も行っている。12月に入ると年末の挨拶回りに、トップを先頭に東京以西の得意先を営業社員が手分けして訪問するスケジュールを、現在社内で作成しているそうだ。

 

昔から「先手必勝」と言う言葉があり、常日頃から即断即決を心がけ、自分で決めたら即実行に移すようにしているが、躊躇し遅くなると、仕事に追っかけられることになる。当然依頼された人から催促を受け、時間に追われ仕事も雑になるのは自然の理で、自分で仕事をし終わっても、決して満足できない結果で喜びは味わえないことが多い。

最近は携帯電話やパソコンなどの普及で、昔に比べると相互の連絡が格段に早くなって、処理する件数も増えているだけに、少し遅れると取り返しのつかないミスも発生する。自分1人で考え思い悩むより、その道のベテランに相談すると、的確なアドバイスを得ることが出来、短時間で処理することが可能で、満足できる結果となり喜ばれることも多い。

昔から「ものを頼むなら、忙しい人に頼め」の例えがあるが、実に言い得て妙である。