県議会議員・なかしま玲子

4月に行なわれた県議会議員選挙・朝倉市・朝倉郡選挙区(定数2)は、昨年4月に林裕二県議が辞職し朝倉市長に転身したため、現職での立候補は栗原渉氏1人であった。

他に新人男性3名が立候補する中、朝倉市と合併した旧把木町の元町長の中島玲子氏(65)が無所属で立候補し、見事に当選し周囲を驚かせた。

現在、民主県政クラブ県議団に所属し、朝倉市や東峰村の災害復旧復興にも尽力している。

何事にも不屈の精神で取り組む中島氏、農家と女性の代弁者として、また、人権問題の専門化として地元有権者は大きな期待を寄せている。



 

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復興のシンボル 朝倉の三連水車が稼働

昨年の7月5日の集中豪雨で、流木や土砂で一帯が埋め尽くされた朝倉市菱野にある日本最古の(国史跡)三連水車が6月17日より今年も稼働し始めた。
水の供給を受ける水田(35ヘクタール)は、ほぼ全域が土砂に埋まったが、農家の方々やボランティアの手伝いなど懸命な復旧作業で、22.5ヘクタールが田植えできるまでに回復した。
同水車は、地域の「復興のシンボル」として、被災地の住民の心も潤す。
近くには「道の駅三連水車の里あさくら」もあり、朝倉の新鮮な野菜や果物などが安価で販売されており、休日には観光客が多数、訪れ、賑わいを増している。
三連水車の稼働は10月中旬頃まで行われ、8月10日~13日まで夜はライトアップもされ、お盆で帰省する人や朝倉を訪れる観光客の目を楽しませる。
完全復旧を同じ福岡県民として切に目願うと同時にボランティアはもちろん、同地域を再度訪問し、買い物などを楽しんで貢献したいと思う。

朝倉地域の復興はいつになるか

先日、昨年7月5日の集中豪雨で甚大な被害を受けた朝倉市杷木松末地域を訪れた。
市の復興計画では、(1)すまいとコミュニティの再生(2)安全な地域づくり(3)産業・経済の復興、を柱にしており、地区別に今後の工程表を記している。
松末地区の場合、2018年度から生活基盤の本格復旧や安全性を高める整備をすること、19年度までに被災住宅の解体・撤去、18年度までに松末小学校の跡地活用を検討することなど29項目に亘り、スケジュールが予定されているようだ。
自宅が全壊したり流出したりした住民のための住宅は、松末地区から離れた杷木小学校跡地に54戸が建設される予定で、松末地区への建設計画は今のところない。
しかし、地元住民の思いは元の場所に住みたいとの事。
だが市都市計画課は、地元の思いには理解しつつ、「現時点では、松末地区には安全に建てられる場所がない」と対応に苦慮している。
1年近くが経過しているが現地を歩いてみて、改めて被害の甚大さを感じ、同じ福岡県民として一日でも早い復興を願うばかりである。



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