5月27日代替わり

福岡県警が指定暴力団と認定しているのは県内に5団体が存在するが、それぞれが今でも凌ぎを削っている。

最も凶暴性を発揮していたのは、北九市を本拠地とする工藤会であったが、一般市民を巻き込んでの暴力事件などが多発し、福岡県警は特定危険指定暴力団に認定し、以降はトップを含め幹部組員を次々に逮捕、組織はかなり弱体化、ギリギリのところまで追い込まれているのが実状だ。

福岡県警が次なるターゲットに定めたのは、久留米市に本拠地を置く道仁会で、これまでも慎重な調査をする傍ら、事件が起これば逮捕してきた。

道仁会はそれらの動きを察知し、今後は工藤会同様に特定危険指定暴力団に認定される恐れもあって、二代目松尾誠次郎会長は道仁会そのものの生き残りを図るため、次期会長に福田組福田憲一組長を就任させる代替わりを決めた様だ。

現在の四代目小林哲治会長を総裁にし、五代目福田憲一会長誕生の代替わりを行うことで、福岡県警の組織観察資料は一から作成することになり、当然ながら慎重な仕事になるだけに、数年は掛かるのではなかろうか。

水面下で流れている代替わり儀式は、現時点では5月27日、場所は道仁会が所有している久留米市のホールと言われており、当日は暴力団の黒服と機動隊の出動服姿が多数周辺に溢れ混雑することが予測されるも、今後福岡県警の動きによっては日時が変更されることも考えられる。

また、今回の代替わりで理事長に就任する前田一家水上強総長は、隣県の佐賀市に組織本部があり組員は100名前後と多く、最近は玄海町周辺に足を運んでいる噂も耳にする。

佐賀県で暴力団が介入し甘い汁を吸っているのは、有明海のクラゲと唐津湾の海砂と言われているが、これに玄海町の原発も絡めばかなりの現金が動くことも予想され、県警の動きも更に活発になるだろう。



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噂に時効なし

年が明けて久留米市や糸島市の市長選挙が行われ、これから行橋市長選挙、宮若市長選挙、宮若市議会議員選挙が控えている。

県内には指定暴力団、五代目工藤会、道仁会、太州会、四代目福博会、浪川会の5団体が存在するが、過去にはその人脈が かなり首長や地方議員に複雑に浸透し、裏での集票活動も目が離せない時期もあった。

一昔前までは政治家や支援者の中に、フロント企業への関わりや 汚点の処理を暴力団を利用し解決したという過去を持つ者も少なくない。
だが、噂に時効はなく、世間には記憶力が優れている人がいて、一度口に出すとあっと言う間に広がり、長年に亘って築き上げた地位が崩れることもある。

上昇志向が強い人ほど周囲が見えなくなる傾向があるが もう時代は変わった。
一度過去を振り返って、おとなしく静かに暮らすことだ。

元暴力団の地方議員

福岡県宮若市の国道沿いにひときわ目を引く店舗がある。
龍にサイコロの絵、それにTATOO STUDIO、刺青師などの文字が書かれている。
それを見て先輩から聞いた話を思い出した。

昔の市町村議会、特に県の北東部には 元暴力団で背中に彫り物を背負っている議員も珍しくなかったという。
議員はある意味 調整役、行政と有権者が土地の問題などで揉めた時などに、上手に話をまとめていた側面もある様だ。

上は議員そのものが元暴力団というケースだが、現職議員が指定暴力団のフロント企業の役員だったという例もある。
県警の活躍で議員は逮捕、数年後 20億円以上の負債を抱え企業は倒産に追い込まれたが、今のご時勢、政治家と暴力団の関係が1ミリでもあったらアウトだ。



 

 

談合復活疑惑

談合と言う言葉は、日本国内では既に死語になったと思っていたら、地方では未だに生きているようで、筑後地方から風の便りで噂が伝わってきたから面白い。

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