代議士は新人優先? 立憲民主党

知らない番号から電話が掛かってきて、出ると立憲民主党の代議士事務所からだった。

電話の女性「こちらは衆議院議員の稲富修二事務所でございます。いつもご支援頂きありがとうございます。市議会議員の選挙が始まっております。今回の選挙で新人の市議候補 Aを稲富は信頼して応援しております。新人ですから大変厳しい選挙を戦っております。どうかご支援をお願い致します。

私「そうですか。稲富さんは、Bさんは応援していないんですか?

実は、私の住む選挙区では、立憲から現職のBさんと新人のAさんという2人の公認候補と無所属で労組が支援するCさんという現職が市議選に立候補している。
選挙の半年程前から 稲富代議士は Aさんと県議予定候補、Cさんと県議予定候補の3連ポスターをそれぞれ作成し、区内に張り巡らしていた。

しかし、Bさんとの3連ポスターがない。
無所属のCさんとの3連ポスターがあるのにBさんとのポスターが1枚もないことから、かねがね不思議に思っていた。

電話の女性「新人が出てますので、稲富がそちらを応援するということで、2期目だと そちらはそちらでやって下さいということです。

私「稲富さんは新人しか応援しないということですか?

電話の女性「いえ、新人が出てきたので、そちらを優先的に応援するということです。

私「優先的に? 電話を受けた人は1票しかないので、稲富さんがこちらに入れてくれとお願いすればそうしますよね。立憲から2人出ているのに、稲富さんがAさんに入れてくれと言ってるということですね。

電話の女性「申し訳ありません。私がAの応援をしておりまして…

女性は恐らくAさんの友人、是非ともAさんを当選させたくて、人の嫌がる電話掛けを進んでして下さっている方で、渡された原稿を読んでいるだけだろう。
質の悪い相手に当たって申し訳なかったが、受け答えの想定問答までは指示がなかったと思われる。

これがAさんの選挙事務所からならいいが2区総支部の稲富事務所からの電話、立憲内部で片方の公認候補の投票を呼び掛けても許されるのかどうか分からないが、何だか筋が通らない気がする。

福岡市の統一選挙

~選挙は戦争だ~

 4月12日の投開票に向けて、残り1ヶ月を切った選挙戦は中盤戦を迎えて日に日に激しさを増しており、噂や怪文書が飛び交い、電話作戦の女性の声にも力が入ってきたように感じる。

今度の選挙では、世襲で二代目や三代目と言う候補者はもちろん、中には県議選と市議選に同じ選挙区から親子で立つ候補者、また親兄弟の反対を押し切って出馬する候補者など、さまざまな候補者が顔をそろえている。

過去の選挙で集票マシーンと言われるものに、ゼネコンや農協、宗教団体があり、建設業界からは談合の衰退とともに業界担当、選挙担当は姿を消していたが、今回の選挙では復活の兆しが見え始めたのか、暴力団対策に注力していた福岡県警も、ようやく二課の情報収集が始まったような気配だ。

噂は風に乗って走り始めると一挙に千里を走り、燎原の火のように手がつけられなくなるため、選挙事務所の責任者は最後まで気を引き締めて、常に事務所内の士気を高めることに気を配ることが肝要だ。 続きを読む

お粗末な話

~南区の市議立候補予定者・・怒り心頭!~
 4月12日が投開票日の統一選挙立候補予定者は、それぞれの候補が対立候補を想定し、作戦を練って選挙運動を繰り広げており、既に選挙運動は中盤戦を迎えて、日毎に激しくなっている。そうした中の3月5日、福岡市内7つの区役所で選挙担当者が、立候補予定者を受け付ける事前審査を行っていたところ、南区役所で想定外の立候補予定者が突然1人増え、関係者が慌てた。
突然現れた想定外の人物は、前回の南区市議選で最下位当選した現職議員と同じ性で珍しい名前だけに、当初は弟が立候補したのではとの情報が関係者の間を巡った。
いろいろな方面から問い合わせが多く寄せられたため、早速同姓議員の地盤である長住校区に取材したところ、この想定外の人物は議員実父の兄の長男、つまり議員の従兄で時間を持て余して暇つぶしに事前審査会場に行ったことが判明。
本人の弁によれば、受付会場に入るには名前を記入する事が義務づけられているため、記名したところ市の職員が勝手に立候補予定者として扱ったとのことで、実にお粗末で人騒がせな話だった。
この従兄の行為に対して現職議員に責任はまったく無いものの、議員は関係者にひたすら頭を下げたようだ。 続きを読む

堀内てつお候補

~共産党南区市議会議員候補~
 共産党南区選出の福岡市議会議員で、多くの市民から支持を得て7期28年の市議会議員生活を勤めて来た、宮本秀国議員からバトンを受け継ぎ、4月の市議選で立候補する堀内てつお氏の選挙チラシが、自宅の郵便ポストに入っていた。
堀内てつお氏は昭和38年生まれの52歳、福岡市南区で生まれで高宮小学校、私立西南学院中学から筑紫丘高校を経て、北九州市立大学法学部法律学科を卒業後、共産党の事務局に勤めた人物で、これまで多くの議員を議会に送りだしてきた。
若くして共産党に入党した筋金入りの党員で、表面は穏やかな物腰で笑顔が素晴らしいが、事務局での議員サポート生活が長かっただけに、新人候補と言いながら当選したならば、議会での行政に対する追及は、激しくなる事が今から予想される。
既に南区で辻立ちしている姿をよく見かけ、坊主頭であるものの若いだけに主義主張は変えず、多くの市民の味方になるだろう。
現在共産党福岡市議団は博多区と城南区で議席が無く、5人で市議団を構成しているが、4月の選挙では市内の7区全部に候補者を立て、各区で1議席が確保できれば、共産党も議案提案権を持つことになり、他の会派も侮り難くなる事は間違いない。
宮本秀国市議会議員は良き後継者を選んだ、最後に素晴らしい仕事をしたと、高く評価したいものだ。  続きを読む

稲員としお候補・市議選へ

~2月17日(火)午前10時後援会事務所開設~
 稲員としお氏は、福岡市議会議員を9期務め、市議会議長も歴任した稲員大三郎議員の長男として、昭和48年に福岡市中央区で産声を上げている。
父親である稲員大三郎氏の誠実な議員としての後ろ姿を、幼いころから36年間見て育ち、成長するにつれて地域住民との縁を大切にする事を、朝の学童通学路の安全確保ボランティアで身を持って経験し、後継者として実践する事の大切さを改めて自覚して大三郎氏と相談、父の元気なうちの立候補を決意した。
武道家の娘である母親の影響を受け、剣道を志し大会に出場しながら、仕事の合間を見て地域の子供に剣道の指導を行い、「想いやりの心」持つ姿勢で市政に取り組みたいと決意を語る。
今回立候補するに当たり、長年に亘って地域の活動を続けてきた父親の議員生活を、裏方として支えてきた母親の力に、自分が実際に選挙活動を行うことで、改めて日頃の生活姿勢の大切さを知らされているようだ。
そうした思いを胸に2月17日午前10時から、長年に亘って稲員大三郎議員を支えてきた、ベテランスタッフが顔をそろえて後援会事務所開きが行われる。
中央区の選挙は都市型だけに、事務所に若いスタッフを集めるのは、候補者である稲員としお氏の人柄で、今から自然に集まることだろう。 続きを読む

中島まさひろ候補

~福岡市議へ再挑戦~

 中島まさひろ氏は前回の統一選挙で、福岡市中央区から市議会議員選挙に自民党推薦で立候補、麻生太郎代議士も応援に駆け付け、終盤になって盛り上がったものの、僅かの票差で落選し次点に終わった。

地元大学を卒業しプロゴルファーになり、脚光を浴びて華やかな道を歩む傍ら、ゴルフに関する自営業を営み、地元地域活動にも率先して参加したことで支援の輪も広がり、前回の福岡市議会議員へ立候補したものだ。

しかしそれまでは陽の当たる道を歩き、挫折を知らずに来たことが姿勢に現れたのか、一部の人からは不評も買ったが、前回の落選で敗者の痛みを知り腰も低くなり大きくなったと、最近はそんな声も聞かれるようになった。

中央区は定数7議席で自民党のベテラン稲員大三郎議員と、妹尾俊見議員が引退を既に表明、それぞれ後継者を指名している。

当然その他の現職議員も立候補を予定しており、この他に新人の立候補も噂されているだけに、中央区はかなりの激戦になる予想だけに、今回は中島まさひろ氏も背水の陣で臨む覚悟だ。

前回の選挙から応援し続けている人達の、変わらぬ後押しが中島まさひろ候補の強味といえるだろう。 続きを読む