堂島ロール [2012年6月6日10:53更新]

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他の都市に比べ若い女性の住んでいる比率が高い福岡市は、博多駅の新装オープンに伴い、阪急とともに新しい菓子メーカーが進出、地元老舗菓子舗と激しい攻防を繰り広げている。数年前、福岡に進出してきた「堂島ロール」は、中央区今泉に新しい店舗をオープンし話題になっていたが、同じ商品を持つ本家のモンシュシュが、阪急とともに「堂島ロール」を持って初上陸してきた。

同じレシピと製法の商品だけに、博多駅という地の利を得たモンシュシュは行列の店として博多っ子の人気をさらい、売上も依然衰えていない。

だがモンシュシュという社名が、チョコレートメーカーの商品名として商品登録されていることから、使用権をめぐって裁判に発展し、現在も係争中と言われている。

そうした中、今度は大阪の天満労働基準監督署から、サービス残業などの未払い賃金の、支払是正勧告を受けたようだ。

最近多い労働問題の大半は、労働者に対して有利な査定が下されており、金額については不明だが、会社側は既に支払いに応じる回答を発表している。

急速に発展してきた企業だけに、勤務体系の準備が遅れていたのも事実で、是正を行い給与なども改善されると思われるが、「堂島ロール」のイメージ低下は避けられないだろう。

代表は福岡出身の韓国籍女性だけに、厳しい経済感覚を持っているようで、「堂島ロール」の美味しさとネーミングで、短期間でよく売上を伸ばしたものだ。