北九州の社福で大量退職

北九州市を中心に介護事業を展開する社会福祉法人で、半年間のうちに40人以上の職員が退職したという。
待遇面が改善されないことや管理職によるハラスメントなどが原因で退職に至った様だ。

退職した方から興味深い話を聞いた。
昨年末、高齢男性の施設利用者に30代の女性介護士が養子縁組を持ち掛け、利用者にその介護士名義で車を購入させる事件があったという。
介護士は養子になるため配偶者と既に離婚していたという信じ難い話で、事実なら財産目当てで事件性もある。

幸い利用者の親族がこれに気づき、車代の一部は返金され介護士は退職したとのことだが、社福が警察に被害届けを出した形跡はなく、不祥事が表面化するのを避けた様だ。
この問題の責任者でもあり職員大量退職の原因をつくった管理職が一度降格するも、1ヵ月で管理職に復帰するという人事が行われ、職員の間で不満が高まっている。

この法人の実質オーナーも、例によって異業種の会社を経営し地元では知られた存在である。
令和の時代、職員の待遇面の悪さや不祥事を隠蔽すると思わぬしっぺ返しがある。

平成9年、高齢者を社会全体で支え合っていく仕組みづくりを目的に介護保険法が成立したが、そこで大挙して参入してきたのが政治家や異業種の経営者だ。
政治家の親戚や建設業のオーナーが社会福祉法人を設立し、介護事業をスタートさせた。

誰が運営しても利用者と従業員の満足度が高ければ構わないが、営利優先でサービスが悪いケースや、稀に入所者への暴力や虐待などガバナンスが利いていない社福もあるので要注意だ。
営利優先で介護に対する思いが希薄な経営者らは意識を変える必要があるが、できるかどうかはオーナー次第である。



 

夫婦で報酬 2850万円

コロナ禍が始まって、特に高齢者施設の職員の皆さんは感染対策を徹底しており、「クラスターは発生させない…」と 私生活の隅々まで気を遣っている。
介護職の待遇改善が言われて久しいが、一方で 経営者の中には 法外とも思われるような収入を得ているケースもある。

北九州市で特別養護老人ホーム等 介護事業を経営する某社会福祉法人は、年商が5億円弱だが、理事長兼施設長の報酬は 年額1500万円、業務執行理事(理事長の妻)の報酬が 1350万円に設定、羨ましい限りだ。
夫婦で2850万円、理事長は 別に本業があって常勤ではないらしい。
ちなみに、自民党の元市議らが理事に就いているが、日額10000円とされている。

同様の介護事業を営む法人(年商約12億円)の理事長兼施設長に報酬について尋ねたところ、「1000万円くらいまでなら 許容されると思うが、常識的なところで 800万円弱に設定している」と語った。

社会福祉法人の財務状況、報酬、理事名はネットで確認できるので 比較してみたら面白い。



 

「愛心の丘」に 御下賜金

春の便りと一緒に社会福祉法人・愛心の丘より、天皇陛下から「御下賜金(ごかしきん)」を下賜されたという嬉しいニュースが届きました。
天皇誕生日(2月23日)に際し、民間福祉事業に係る事業成績優秀な施設・団体に対して金一封を下賜されるもので、大変栄誉なことです。

愛心の丘は、現理事長の檜田邦子氏が実母の介護の経験から、平成7年に創業した老人介護施設です。
以後、檜田理事長以下 職員が一丸となって、様々な難題を乗り越えながら運営を続け今日に至りました。
御下賜金は、緊張が続く中、私生活にも細心の注意を払って頑張っている職員の皆さんへのご褒美になったことでしょう。

介護サービス事業者の不正

介護施設の業務はハードで低賃金として知られているが、使命感に燃え真面目に働く職員の方たちの支えで成り立っている。

一方で、介護事業を金の成る樹と見る経営者がいるのも事実、法令違反など問題のある社会福祉法人も少なくない。

北九州市にある某介護施設の理事長は施設長を兼任、厚労省令に「施設長は常勤でなければならない」という規定があるが、普段は自身が経営する歯科医院に常勤している。

同施設には1週間に2時間程度しか顔を出していないにもかかわらず、副施設長(理事長の妻)が週5日40時間勤務したように出勤簿を偽装、その上で事業費を不正請求し、夫婦で月額約200万円の収入を得ている。

また、法人用として取得した高級外車と国産車も、専ら自家用に使用しているとも聞かれる。

この法人は、長年に亘り不正請求を堂々と続けていたが、そろそろ関係機関が動き出したようだ。



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第25回 新春賀詞交歓会

㈲福岡経営企画が主催し、㈱福岡県民新聞社が共催している新春賀詞交歓会も、お蔭様で回を重ねて25回を数えることが出来ますことは、ひとえに皆様方の常日頃からご支援の賜物と、深く御礼申し上げます。

今回の講演会の講師には、社会福祉法人恵松会理事長の阿刀裕嗣氏をお招きしました。

同氏は福岡が誇るラガーマンで、福岡高校、明治大学を経て、神戸製鋼に入社、オールジャパンで活躍した後に、実父が経営していた恵美保育園の運営に携わり、現在は同園の園長を務める教育者です。

福岡市南区でスポーツマンの情熱を活かし、恵美保育園を運営する傍ら、南区選出の県議藍議員樋口明議員の応援団長としても同議員を支えてきた人物で、公私共に多忙な日々を送られている、これからの福岡を支える人物の一人といって過言ではないでしょう。

第25回 新春賀詞交歓会
開催日:1月17日 火曜日
講演会:午後5時より
交歓会:午後6時より
会 場:KKRホテル博多
福岡市中央区薬院4丁目21-1

※写真は、昨年の賀詞交歓会の様子